刀剣乱舞 -花丸-

刀剣乱舞 -花丸-

TVアニメ『刀剣乱舞 -花丸-』のコミカライズ作品。審神者によってとある本丸に顕現した刀剣男士の大和守安定が、時間遡行軍との戦いや朗らかな日々を繰り返しつつ、現在の主と以前の所有者である沖田総司の狭間で思い悩み、成長していく姿を描く。「少年ジャンプ+」に2016年12月10日から掲載の作品。

正式名称
刀剣乱舞 -花丸-
ふりがな
とうけんらんぶ はなまる
漫画
ジャンル
日常
 
タイムトラベル
関連商品
Amazon 楽天

世界観

本作『刀剣乱舞 -花丸-』は、オンラインゲーム『刀剣乱舞 -ONLINE-』を原案としたTVアニメ『刀剣乱舞 -花丸-』のコミカライズ作品。『刀剣乱舞 -ONLINE-』の世界観と同じく、審神者ごとに本拠地となる本丸が各自存在するため、本作においても舞台となっているのは「とある本丸」であることが強調されている。従って、本作の世界は『刀剣乱舞 -ONLINE-』世界における可能性の一部分でしかない。

あらすじ

第1巻

本丸に顕現した刀剣男士大和守安定は、以前の所有者である沖田総司が池田屋事件の際に加洲清光を帯刀していたという史実と違い、刀剣としての大和守安定が帯刀されている夢を見る。思い悩む大和守安定だったが、同じく総司に所有された相棒の清光に急かされ、外に出る。銀世界となった本丸の景観に見惚れる大和守安定の、その頰に雪玉が投げつけられる。(エピソード「睦月其の一」。ほか、4エピソード収録)

第2巻

ある日、鶯丸が疑問を投げかけたのをきっかけに、本丸刀剣男士たちのあいだで、丘の上にある巨木がなんの木なのかと話題になる。平野藤四郎小夜左文字といった、脇差や短刀たちがこぞって桜がいいと話しているのを聞いた大和守安定は、大量の薄紅色の短冊に桜が咲くように願いを書いて、巨木につるすことを提案する。(エピソード「弥生其の二」。ほか、4エピソード収録)

第3巻

大和守安定たちが江戸への遠征準備を進める中、が発熱したことを知り、へし切長谷部が奔走する。まずは薬を準備しようと薬研藤四郎に話を聞きに行ったところ、発熱にきく薬を調合するにはサンシュユという、江戸期に渡来した薬草が必要だと判明する。(エピソード「水無月其の一」。ほか、4エピソード収録)

第4巻

ある夜、厠に起きた秋田藤四郎が泣きながら部屋に戻ってきた。理由を聞くと、本丸の中に幽霊が出たらしい。興味を惹かれた粟田口派の短刀と脇差たちは、かつて女の霊を切ったといわれているにっかり青江の協力を得て、幽霊退治に乗り出すことに決める。(エピソード「葉月其の二」。ほか、4エピソード収録)

第5巻

長曽祢虎徹陸奥守吉行が道場で稽古に励んでいると、新選組と坂本龍馬に縁のある六振りの刀剣男士に出陣命令が下った。その時点で加洲清光は、時間遡行軍が再度池田屋事件に介入しようとしていることを知る。隊長に任命された大和守安定の精神面を不安視するへし切長谷部に、清光はどうか信じてやってほしいと頼み込む。(エピソード「霜月其の一」。ほか、4エピソード収録)

登場人物

本作『刀剣乱舞 -花丸-』に登場するのは、沖田総司を除く全員が刀剣男士である。彼らは名刀の擬人化ではなく付喪神ということもあり、過去の持ち主との記憶や逸話が、各キャラクターの性格形成や言動に反映されている。また一部の例外を除き、短刀は小学生程度、脇差は中学生程度、打刀は高校生程度と、刀種によって見た目の年齢が大別されている。ほかに、同じ刀工、もしくは同じ刀派で製作された刀をモデルとする刀剣男士たちは、家族や兄弟として扱われるなどの特徴がある。

タイアップ

水戸の梅まつり

2017年2月18日から3月31日にかけて、茨城県水戸市を中心にイベントが行われた。徳川ミュージアムや水戸駅を巡るスタンプラリーでは、景品としてオリジナルパスケースやペアグラスが用意された。ほかにも、さまざまな施設内に点在する刀剣男士のポスターに隠されたキーワードを集める催しや、刀剣の燭台切光忠の展示、オリジナルデザインのバスフリー切符販売、水戸市のゆるきゃらのみとちゃんと『刀剣乱舞-ONLINE-』の着ぐるみマスコットであるおっきいこんのすけの共演などが行われた。

カラオケの鉄人

2017年11月から2018年1月にかけて、カラオケの鉄人の複数店舗でタイアップイベントが行われた。内容は、刀剣男士をイメージしたコラボメニューを注文したり、TVアニメ『刀剣乱舞 -花丸-』のキャラクターソングを歌うと、ランダムでオリジナルコースターがもらえるというもの。またオリジナルブロマイド付きの2時間パックや、カラオケの鉄人池袋東口店など三店舗では『刀剣乱舞 -花丸-』のコンセプトルームも登場した。

はなまるうどん

2016年12月15日から、さぬきうどんチェーンのはなまるうどんで、『刀剣乱舞 -花丸-』の作中に登場したへし切長谷部の作ったうどん「“へしきり長谷部”のおうどん」が販売された。小サイズ400円、中サイズ500円。店内放送では期間限定でテレビアニメ『刀剣乱舞 -花丸-』のオープニングテーマが流れ、うどんを持ったへし切長谷部のコラボビジュアルが展示された。

メディアミックス

TVアニメ

本作『刀剣乱舞 -花丸-』は、2016年10月から12月にかけてTOKYO MX、関西テレビなどで放送されたTVアニメ『刀剣乱舞 -花丸-』を原作としている。内容は本作とまったく同一で、大和守安定を市来光弘、加洲清光を増田俊樹、沖田総司を小野大輔が務めている。

映画

TVアニメ『刀剣乱舞 -花丸-』を総集編としてまとめた劇場版『刀剣乱舞 -花丸- ~幕間回想録~』が、2017年12月から2週間の期間限定で上映された。大和守安定を市来光弘、加洲清光を増田俊樹、沖田総司を小野大輔が務めている。

登場人物・キャラクター

大和守安定 (やまとのかみやすさだ)

本丸で17番目に顕現した刀剣男士。高校生くらいの少年の姿をした打刀である。紺色の髪をポニーテールにしており、左目の下に泣きぼくろがある。本丸の中では青色の着物を格子柄のたすきでまとめ、灰色の袴を着ているが、出陣時には新選組の羽織を着用している。また、白いマフラーを巻いている。戦闘の際には「首落ちて死ね」「おらおらおら!」など、非常に口が悪くなる。以前の所有者である沖田総司を強く敬愛しているが、本丸に顕現して以降、池田屋事件で沖田が史実の加洲清光ではなく、大和守安定を帯刀している夢を見てとまどっている。

加洲清光 (かしゅうきよみつ)

本丸で最初に顕現した刀剣男士。高校生くらいの少年の姿をした打刀である。赤みがかった長い茶髪で、うなじで一つにまとめている。本丸の中では、えんじ色の着物を格子柄のたすきでまとめ、黒の袴を着ているが、出陣時には赤を差し色に使った黒い洋装を着用している。また、白いマフラーを巻いている。主に愛される刀であることを願い、つねにかわいくあることを意識している。以前の所有者である沖田総司にあこがれているが、より傾倒している様子が窺える大和守安定が、沖田総司を助けるために時間遡行軍側に行かないかを心配している。本丸で一番の古株として、へし切長谷部からも信頼されている。

へし切長谷部 (へしきりはせべ)

本丸で二番目に顕現した刀剣男士。20代男性の姿をした打刀である。灰色がかった薄茶色の髪を真ん中分けにしている。本丸の中では、紫と白のツートンカラーに黄色を差し色に使ったジャージを着ている。また出陣時には紫色を基調とした牧師を思わせる洋装を着ており、両肩にストラをかけ、その上から鎧を身につけている。以前の所有者である織田信長に対しては、名前は付けられたが直臣でもない軍師に下げ渡されたという点で、複雑な思いを抱えている。主に心酔しており「主お世話係」を自称して、率先して主の世話をしている。主が発熱をした際には、燭台切光忠の協力を得てうどんを作成した。また、主に代わって本丸のまとめ役を担っている。

今剣 (いまのつるぎ)

本丸で三番目に顕現した刀剣男士。小学生くらいの少年の姿をした短刀で、刀派は三条に属している。長い灰色の髪を後頭部右側でまとめ、左前髪だけを長く下ろしている。本丸の中では薄青色で袖のない狩衣と赤い襦袢、白い小袴を着ているが、出陣時には白い童子水干に頭襟を身につけている。舌足らず気味で、台詞に漢字が使われることはほとんどない。

前田藤四郎 (まえだとうしろう)

本丸で四番目に顕現した刀剣男士。小学生くらいの少年の姿をした短刀で、刀派は粟田口に属している。金髪に近い明るい茶髪をおかっぱにしている。本丸の中では衿と袖口が紺色のクレリックシャツに黄色のリボンタイをつけ、紺色の四分丈ズボンをはいている。しかし出陣時には、白を差し色に使った紺色のダブルジャケットに、同配色で二分丈のズボンと軍帽を身につける。また、白いマントを羽織っている。本丸に問題が起こった際など、誰かが濡れ衣を着せられそうになると即座に注意するなど、正義感が強い。一見すると、平野藤四郎とよく似ている。

にっかり青江 (にっかりあおえ)

本丸で五番目に顕現した刀剣男士。高校生くらいの少年の姿をした脇差で、刀派は青江に属している。長い緑色の髪をポニーテールにして、顔の右半分を前髪で隠している。本丸の中では紺色に白ラインの入ったジャージを着ているが、出陣時には紺色の詰め襟スーツに白いマントを身につけている。いつも思わせぶりな言い回しで話す。金色の玉の形をした刀装を持ち歩いたり、寒がりで冬は首までこたつに入っていたりなど、挙動がつねに周囲から浮いている。主が発熱をした際には、にっかり青江自身が讃岐国丸亀藩の京極家所有の刀ということで、へし切長谷部と燭台切光忠が作ったうどんの味見を申し出た。

蜂須賀虎徹 (はちすかこてつ)

本丸で六番目に顕現した刀剣男士。20代男性の姿をした打刀で、刀派は虎徹に属している。ピンク色の腰まである長髪で、本丸の中では右後頭部でサイドテールにし、出陣時は下ろしている。また本丸の中では金糸織りの着物と羽織で、出陣時には金色の鎧を身につける。虎徹の真作であることに誇りを持っており、贋作でありながら兄として振る舞う長曽祢虎徹には複雑な思いを抱いている。

陸奥守吉行 (むつのかみよしゆき)

本丸で七番目に顕現した刀剣男士。大学生くらいの青年の姿をした打刀である。背中までのボサボサ髪をうなじでまとめている。本丸の中では、白波がデザインされた紺の着物を長めの尻端折りにしてトレンカのようなものをはき、頭に青いバンダナを巻いている。また出陣時には、はだけさせた赤い着物と、白波がデザインされた黒の裁着(たっつけ)袴、左肩にのみ肩当てを身につけている。以前の所有者である坂本竜馬の影響を多大に受けており、土佐弁で話し、カメラや拳銃など近代的な物を愛好している。

鯰尾藤四郎 (なまずおとうしろう)

本丸で八番目に顕現した刀剣男士。中学生くらいの少年の姿をした脇差で、刀派は粟田口に属している。長い紺色の髪をうなじでまとめている。本丸の中では白のドレスシャツに赤のリボンタイ、紺色の襟付きジャージを着ている。また、出陣時には白を差し色に使った紺色のダブルジャケットスーツに、左肩のみ肩当てを身につけている。過去は振り返らない主義で、調子がいいところがある。

歌仙兼定 (かせんかねさだ)

本丸で九番目に顕現した刀剣男士。20代男性の姿をした打刀で、刀派は兼定に属している。紫色で、ふわふわとした短髪をしている。本丸の中では前髪をアップにし、白い着物を紅白の組紐でたすき掛けにしてまとめ、薄茶色の袴を着ている。また、出陣時は青い着物に白い袴、黒い羽織を肩にかけており、羽織紐に桃色の花を飾っている。燭台切光忠と共に本丸の台所を預かっており、料理の腕もいい。山姥切国広がかぶっている布を真っ白に洗いたいと考えているが、山姥切国広が寝ている夜中にこっそりと、きれいにしすぎない程度に洗って溜飲を下げている。

宗三左文字 (そうざさもんじ)

本丸で10番目に顕現した刀剣男士。20代男性の姿をした打刀で、刀派は左文字に属している。ピンク色の長い髪を左側に跳ねさせている。本丸の中では桃色の着物をたすきでまとめ、白いエプロンを腰につけている。しかし出陣時には桃色の着物に白の袴、薄桃色の袈裟、右肩にのみ肩当てを身につけている。つねに気怠げな雰囲気を漂わせているが、兄弟である小夜左文字や江雪左文字にはにこやかに対応する。以前の所有者である織田信長に対しては、戦場で使われることもなく飾りとして自慢に利用された点で複雑な思いを抱えている。農業用トラクターを竹馬の友としている。

薬研藤四郎 (やげんとうしろう)

本丸で11番目に顕現した刀剣男士。中学生くらいの少年の姿をした短刀で、刀派は粟田口に属している。ストレートの短い黒髪をしており、本丸の中では灰色のドレスシャツに黒のネクタイ、モスグリーンの半ズボンをサスペンダーでつり、白衣と眼鏡を着用している。出陣時には白を差し色に使った紺色のダブルジャケットに、同配色で二分丈のズボン、左肩にのみ肩当てを身につけている。負傷した刀剣男士たちの手当てや、体調不良になった際の薬の調合などを行っている。以前の所有者である織田信長に対しては、自分にとっては常識人だったと考えている。責任感が強く、一期一振が顕現するまでのあいだは兄弟たちをまとめるために気を張り続けていた。

燭台切光忠 (しょくだいきりみつただ)

本丸で12番目に顕現した刀剣男士。20代男性の姿をした太刀で、刀派は長船に属している。左側を分け目にした黒髪で、右目側の前髪が少し長い。右目に黒い眼帯をつけている。本丸の中では黒と白のツートンに、赤を差し色に使ったジャージを着ているが、出陣時にはダークスーツの上から鎧を着用する。来客に対して自ら料理を振る舞ったといわれている以前の所有者の伊達政宗に倣い、好んで料理をする。歌仙兼定と共に本丸の台所を預かっており、腕もいい。主が発熱をした際には、へし切長谷部に協力してうどんを作成した。ずっと戦闘以外のことをやってみたかったと話しており、顕現してからの生活を楽しんでいる。鶴丸国永からは「光坊」と呼ばれている。

五虎退 (ごこたい)

本丸で13番目に顕現した刀剣男士。小学生くらいの少年の姿をした短刀で、刀派は粟田口に属している。ウエーブがかった白い短髪をしている。本丸の中では衿と袖口が紺色のクレリックシャツに紺色のリボンタイをつけ、紺色のズボンを着ている。また出陣時には白を差し色に使った紺色のダブルジャケットに、同配色で二分丈のズボンと軍帽を身につけている。つねに、五匹の白い子虎を連れている。気が弱く、虎を苦手にしている日本号ともなかよくしたいと考えているが、なかなか言い出せない。

山姥切国広 (やまんばぎりくにひろ)

本丸で14番目に顕現した刀剣男士。高校生くらいの少年の姿をした打刀で、刀派は堀川に属している。ショートカットの金髪で碧眼の持ち主。本丸の中では腕まくりしたえんじ色のジャージ姿でいるが、出陣時には腕まくりした紺色のストライプジャケット、白のベスト、青いネクタイ、灰色のズボンを着ている。共通して、薄汚れて端がほつれた白い布を頭からかぶっている。写しであることを恥じており、他人に顔を見られたり、褒められたりするのを嫌う。

獅子王 (ししおう)

本丸で15番目に顕現した刀剣男士。高校生くらいの少年の姿をした太刀である。ウエーブがかった長い金髪をうなじでまとめている。本丸の中では黄色いフードの付いた黒いジャージを着ている。また、出陣時には金を差し色にした黒基調の洋装で、肩の上には黒い毛並みの鵺を伴っている。おじいちゃんっ子で、以前の所有者である源頼政のことを「じっちゃん」と呼んで慕っている。

石切丸 (いしきりまる)

本丸で16番目に顕現した刀剣男士。青年の姿をした大太刀で、刀派は三条に属している。栗色の髪をショートボブヘアにしている。本丸の中では若葉色の着物に濃緑の袴、黄色の帯を着ているが、出陣時には若葉色の水干に白い袴、垂纓冠を身につける。体重が重く、足が遅い。

秋田藤四郎 (あきたとうしろう)

本丸で18番目に顕現した刀剣男士。小学生くらいの少年の姿をした短刀で、刀派は粟田口に属している。ウエーブがかったピンク色の髪をしている。本丸の中では衿と袖口が紺色のクレリックシャツに紺色のリボンタイをつけ、紺色の二分丈ズボンを着ている。また、出陣時には白を差し色に使った紺色のダブルジャケットに、同配色で二分丈のズボンと軍帽、赤い剣道胴、白タイツを身につけている。本丸の中で幽霊を見たと騒ぎ、粟田口の短刀や脇差、そしてにっかり青江を加えて幽霊退治に乗り出した。

乱藤四郎 (みだれとうしろう)

本丸で19番目に顕現した刀剣男士。小学生くらいの少年の姿をした短刀で、刀派は粟田口に属している。まるで少女のようにかわいらしく、ピンクがかった金髪を背中まで伸ばしている。本丸の中では衿と袖口が紺色のパフスリーブシャツに紺色のリボンタイをつけ、紺色の二分丈スパッツを着ている。また、出陣時には白を差し色に使った紺色のダブルジャケットに、同配色の軍帽、ピンクのフリルが下地についたスカート、黒のオーバーニーソックスを身につけている。同田貫正国が顕現した時、本当に刀剣男士かと疑問視された。

鳴狐 (なきぎつね)

本丸で20番目に顕現した刀剣男士。中学生くらいの少年の姿をした打刀で、刀派は粟田口に属している。癖のついた白い髪で、口元には黒い狐面をつけている。本丸の中では、白と紺のツートンカラーのジャージを着ている。また、出陣時には白を差し色に使った紺色のダブルジャケットスーツに、左肩のみケープがついている。非常に無口なため、つねに代弁してくれるお供の狐と行動を共にしている。ただし無愛想なわけではなく、お供の狐や愛染国俊と共につまみ食いをするなど、おちゃめな一面もある。同じ狐に縁のある刀剣として、小狐丸を気に入っている。

愛染国俊 (あいぜんくにとし)

本丸で21番目に顕現した刀剣男士。小学生くらいの少年の姿をした短刀で、刀派は来に属している。一部逆立った赤毛で、鼻の頭に絆創膏を貼っている。本丸の中では、青と白のツートンカラーのジャージ、薄水色のTシャツを着ている。また、出陣時には愛染明王が描かれた黄色のTシャツに、黒の上下を身につけている。自室には愛染明王の描かれたTシャツをたくさんストックしている。蛍丸と共に、同じ刀派の明石国行の素行を心配している。

同田貫正国 (どうだぬきまさくに)

本丸で22番目に顕現した刀剣男士。体格のいい大学生くらいの青年の姿をした打刀である。顔を斜めに走る刀傷がある。本丸の中では白いラインの入った、黒に近い灰色のジャージを着ているが、出陣時には黒に近い灰色の胴着と、同色の鎧を身につけている。鍛錬好きで喧嘩っ早く、手合わせの際には短刀たちを泣かせてしまうことがある。

鶴丸国永 (つるまるくになが)

本丸で23番目に顕現した刀剣男士。20代男性の姿をした太刀である。襟足の長い、白い髪の持ち主。本丸の中では上下共に白の着物と袴で、黒いたすきを掛けているが、出陣時には白い着物と灰色の袴、フードの付いた白い着物のようなコートを身につけている。人生においては驚きが大切だとしており、他人を驚かせることも、驚かされることも大好き。獅子王と共に、三日月宗近を驚かせるために策を練った。燭台切光忠からは「鶴さん」と呼ばれている。

平野藤四郎 (ひらのとうしろう)

本丸で24番目に顕現した刀剣男士。小学生くらいの少年の姿をした短刀で、刀派は粟田口に属している。濃い茶色の髪をおかっぱにしている。本丸の中では衿と袖口が紺色のクレリックシャツに黒のリボンタイをつけ、紺色のズボンを着ている。また、出陣時には白を差し色に使った紺色のダブルジャケットに、同配色で二分丈のズボンと軍帽、左腕に防具を身につけている。一見すると、前田藤四郎とよく似ている。鶯丸となかよくなりたいと考えていた。

骨喰藤四郎 (ほねばみとうしろう)

本丸で25番目に顕現した刀剣男士。中学生くらいの少年の姿をした脇差で、刀派は粟田口に属している。白い髪をミディアムボブヘアにしている。本丸の中では、白のドレスシャツに紫のリボンタイ、紺色の襟付きジャージを着ている。また、出陣時には白を差し色に使った紺色のダブルジャケットスーツに、右肩のみ肩当てを身につけている。過去に大阪城で焼けてしまったことから、かつての記憶を失っている。

厚藤四郎 (あつしとうしろう)

本丸で26番目に顕現した刀剣男士。中学生くらいの少年の姿をした短刀で、刀派は粟田口に属している。短く刈り込んだ黒髪をしている。本丸の中では衿と袖口が紺色のクレリックシャツに黄色のリボンタイをつけ、紺色の四分丈ズボンを着ている。また、出陣時には白を差し色に使った紺色のダブルジャケットに、同配色で四分丈のズボン、左肩にのみ肩当てを身につけている。

小夜左文字 (さよさもんじ)

本丸で27番目に顕現した刀剣男士。小学生くらいの少年の姿をした短刀で、刀派は左文字に属している。外ハネの強い青い髪を、赤い組紐でポニーテールにしている。本丸の中では青い着物を尻端折りにしているが、出陣時は小坊主の装束に青い袈裟をつけ、大きな笠を後方に背負っている。また、体のあちこちに包帯が巻かれている。基本的に根暗だが、時に子供らしい明るい笑顔を見せることもある。宗三左文字と江雪左文字からは「お小夜」と呼ばれている。

鶯丸 (うぐいすまる)

本丸で28番目に顕現した刀剣男士。20代男性の姿をした太刀で、刀派は古備前に属している。外ハネしたモスグリーンの髪で、右目は前髪で隠している。本丸の中では白ラインの入った赤と黒のツートンカラーのジャージを着ている。また、出陣時には黒を基調とした洋装だが、両腕にモスグリーンの籠手を着用している。茶を好み、よく本丸の縁側でひなたぼっこをしている。

堀川国広 (ほりかわくにひろ)

本丸で29番目に顕現した刀剣男士。中学生くらいの少年の姿をした脇差で、刀派は堀川に属している。優しそうな顔立ちをしている。本丸の中ではえんじ色のジャージを着ているが、出陣時には紺色のストライプジャケット、赤いリボンタイ、白のズボンを身につける。土方歳三の愛刀として共に戦った和泉守兼定に非常に好意を持っており、何かにつけて世話を焼いている。

和泉守兼定 (いずみのかみかねさだ)

本丸で30番目に顕現した刀剣男士。高校生くらいの少年の姿をした打刀で、刀派は兼定に属している。かかとまで届く長い黒髪を、左もみあげ部分を三つ編みにし、両サイドは後方でまとめている。本丸の中では髪はうなじでまとめており、金糸で刺繡が入った赤い着物を尻端折りにし、白いたすきでまとめ、ストレッチパンツを着用している。また、出陣時には本丸にいる時と同じ赤い着物と白い袴、新選組の羽織を肩がけしている。「かっこ良くて強い」刀を自称している。

太郎太刀 (たろうたち)

本丸で31番目に顕現した刀剣男士。20代男性の姿をした大太刀である。非常に背が高く、膝裏まで届く長い黒髪をポニーテールにしている。本丸の中では白い着物に紫の袴という、神職を思わせる出で立ちで過ごしている。また、出陣時には黒い狩衣に紫の袴、左肩にのみ肩当てを身につけている。

次郎太刀 (じろうたち)

本丸で32番目に顕現した刀剣男士。20代男性の姿をした大太刀である。非常に背が高く、長い紺の髪を腰まで伸ばしている。一人称は「アタシ」で、本丸の中では梅が描かれた黒の着物を金の帯で締め、髪は毛先付近でまとめている。出陣時には遊女を思わせる女物の着物を着用し、髪にも華やかなかんざしを挿して一部を結い上げている。酒を飲むのが大好き。

大倶利伽羅 (おおくりから)

本丸で33番目に顕現した刀剣男士。高校生くらいの少年の姿をした打刀である。浅黒い肌で左腕に巻き付くように倶利伽羅龍が彫られている。本丸の中では白のTシャツと、赤を差し色に使ったダークカラーのジャージを着ている。出陣時には白のTシャツに詰め襟の学生服、腰に赤いパレオ、草摺を身につけている。人と馴れ合うのを嫌う性格のため、刀剣男士の中で浮いてしまわないかと燭台切光忠から心配された。

三日月宗近 (みかづきむねちか)

本丸で34番目に顕現した刀剣男士。20代男性の姿をした太刀で、刀派は三条に属している。「名物中の名物」といわれる天下五剣の中でも、最も美しいと評されている。左サイドが長いアシンメトリーな髪形をしており、青みがかった黒髪をしている。本丸の中では三日月がデザインされた黄色いバンダナを頭に巻き、首元に手拭いをかけた青い作務衣で過ごしている。出陣時は三日月がデザインされた青色の狩衣に白の袴、鎧を身につけている。じじいを自称しており、年寄りじみた言動をする。主が発熱をした際には、へし切長谷部と燭台切光忠が作っていたうどんに卵を乗せることを提案した。

博多藤四郎 (はかたとうしろう)

本丸で35番目に顕現した刀剣男士。小学生くらいの少年の姿をした短刀で、刀派は粟田口に属している。短い金髪で赤い眼鏡をかけている。本丸の中では衿と袖口が紺色のクレリックシャツに黒のリボンタイをつけ、紺色のズボンを六分丈にロールアップして着ている。また、出陣時には白を差し色に使った紺色のダブルジャケットに、同配色で二分丈のズボン、左肩にのみ小さな赤い肩当てを身につけている。博多弁で話す。

山伏国広 (やまぶしくにひろ)

本丸で36番目に顕現した刀剣男士。20代から30代くらいの男性の姿をした太刀で、刀派は堀川に属している。短く刈り込んだ水色の髪で、非常に筋肉質な体形をしている。また、背中から腕にかけて赤い模様が入っているが、入れ墨かボディペイントかは判明していない。本丸の中ではえんじ色のジャージを着ているが、出陣時には紺色の詰め襟ストライプジャケットと灰色のズボンの上から、黄土色の山伏装束を身につけている。一人称は「拙僧」で、「カッカッカ」と笑う癖がある。

御手杵 (おてぎね)

本丸で37番目に顕現した刀剣男士。20代男性の姿をした槍である。非常に背が高く、茶髪を無造作に伸ばしている。本丸の中では緑色のジャージを着ているが、出陣時には赤いTシャツに緑色のスタンドカラースーツ、腰から紫色のパレオと左側に肩当て、草摺を身につけている。刺す以外に能がないと自称しており、戦闘時以外は基本的にドジなところが目立つ。

江雪左文字 (こうせつさもんじ)

本丸で38番目に顕現した刀剣男士。20代の男性の姿をした太刀で、刀派は左文字に属している。膝裏まで届く長い薄水色の髪をしている。本丸の中では青い作務衣を着ているが、出陣時には灰色の着物に白の袴、モノクロの袈裟を身につけている。宗三左文字と共に、小夜左文字をとても大切にしている。

浦島虎徹 (うらしまこてつ)

本丸で39番目に顕現した刀剣男士。中学生くらいの少年の姿をした脇差で、刀派は虎徹に属している。肩までの癖のある金髪をハーフアップにしている。本丸の中では黒に近い灰色の作務衣を着ているが、出陣時は明るい水色の着物に灰色の裁着(たっつけ)袴、足もとと左肩に鎧をつけている。また、つねに手のひら大の黄色い亀の亀吉を連れている。虎徹の真作や贋作にこだわらず、蜂須賀虎徹も長曽祢虎徹も分け隔てなく兄として好意を寄せている。

一期一振 (いちごひとふり)

本丸で40番目に顕現した刀剣男士。20代の男性の姿をした太刀で、刀派は粟田口に属している。明るい水色の髪を左側で分けている。本丸の中では紺と白のツートンカラーのジャージの中に、白のパーカーを着ているが、出陣時には金色を差し色にしたスタンドカラーの紺のダブルスーツに、右肩には太いベルトの付いたマント、左肩には肩当てを付けている。顕現してすぐに、弟たちを待たせてしまったお詫びにと万葉桜の枝を利用してブランコを作った。

蜻蛉切 (とんぼきり)

本丸で41番目に顕現した刀剣男士。30代くらいの男性の姿をした槍で、刀派は村正に属している。非常に背が高く、外ハネした、紫がかった赤い長髪をうなじでまとめている。本丸の中では黒の着物を白いたすきでまとめ、黒の袴を着ている。出陣時には紫色がアクセントとなった、少々露出の多い山伏を思わせる装束を身につけている。

日本号 (にほんごう)

本丸で42番目に顕現した刀剣男士。30代くらいの男性の姿をした槍である。非常に背が高く、はねた黒髪をハーフアップにしている。本丸の中では頭部に白いタオルを巻いて白いタンクトップを身につけ、灰色の作業着の上衣部分を腰で結んでいる。また、出陣時は紋がデザインされた濃い灰色の作業着と、頭部にはゴーグルを付けている。以前の所有者である福島正則が釜山にいた頃、虎に苦戦したことから、五虎退が連れている虎を苦手にしている。

小狐丸 (こぎつねまる)

本丸で43番目に顕現した刀剣男士。20代男性の姿をした太刀で、刀派は三条に属している。腰まである白い長髪を毛先付近でまとめており、頭部の髪がはねて、まるで狐の耳のように見える。本丸の中では袖のない灰色の着物と同色の裁着(たっつけ)袴を身につけ、髪をうなじでまとめている。また、出陣時には白い着物と袴の上から黄色い羽織をはだけており、右肩に肩当てを付けている。主が気に入っている毛並みを整えるため、髪の手入れを怠らない。

岩融 (いわとおし)

本丸で44番目に顕現した刀剣男士。20代から30代くらいの男性の姿をした薙刀である。非常に背が高く、ピンク色の髪を短く刈り込んでいる。本丸の中では紫色の着物を着流しているが、出陣時には僧兵の装束をまとい、紫色の袈裟と長い数珠をかけている。

蛍丸 (ほたるまる)

本丸で45番目に顕現した刀剣男士。小学生くらいの少年の姿をした大太刀で、刀派は来に属している。白い髪の側頭部だけが外ハネしている。本丸の中では紺と白のツートンカラーのジャージを着ているが、出陣時には金を差し色に使った詰め襟学生服に二分丈のズボン、左肩に肩当てとマントを付けており、ハイソックスにソックスガーターを付けている。同じ刀派の愛染国俊と共に、明石国行の素行を心配している。

明石国行 (あかしくにゆき)

本丸で46番目に顕現した刀剣男士。20代の男性の姿をした太刀で、刀派は来に属している。垂れ目で、オーバルタイプの眼鏡を着用している。本丸の中では紺と白のツートンカラーのジャージを着ているが、出陣時には金色を差し色にしたスタンドカラーのスーツに、胸元を開けた白のドレスシャツを身につけている。愛染国俊と蛍丸の保護者を自称しているが、非常に面倒くさがりでやる気がなく、何事も気怠げな態度で行う。

長曽祢虎徹 (ながそねこてつ)

本丸で47番目に顕現した刀剣男士。30代の男性の姿をした打刀である。贋作ではあるが、刀派は虎徹となっている。浦島虎徹はこれを受け入れて兄として慕っているが、蜂須賀虎徹は拒絶し、毛嫌いしている。外ハネした黒髪だが、うなじのみアンダーカラーに金を入れている。本丸の中では白いラインの入った赤いジャージに、白のタンクトップを着ているが、出陣時にははだけた黒の着物に、近藤勇が着用したとされる白い新選組の羽織、黒のズボンを身につけている。

(あるじ)

本丸で暮らしている審神者。つねに本丸の二階にある部屋にこもっており、本丸で暮らしている刀剣男士ですら会ったことがない者もいる。年齢、性別、容姿いずれも不明のままである。物を捨てられない性格で、部屋の前にはガラクタを詰めた大量の段ボールが積み上げられている。加洲清光いわく「ちょっとだらしなくて、おっちょこちょいで、なに考えてるかわからないけどがんばり屋で、かわいいところがある人」とされている。審神者の力を込めた式神を作ることで、他人でも刀剣男士を顕現できるようにしている。薬研藤四郎や厚藤四郎からは「大将」と呼ばれている。

沖田 総司 (おきた そうじ)

大和守安定と加洲清光の、以前の所有者だった男性。紺色の髪をポニーテールにしており、目元が涼しげなことを除けば大和守安定によく似ている。新選組一番隊組長であり、結核感染者だった。池田屋事件では刀剣としての加洲を帯刀して討幕派と戦闘を行い、加洲を折ってしまった。

お供の狐 (おとものきつね)

つねに鳴狐と行動を共にしている狐。人の言葉を話し、非常におしゃべりな性格をしている。毛並みがふかふかとしているため、他人との慣れ合いを嫌う大倶利伽羅からも気に入られている。主が発熱をした際には、へし切長谷部と燭台切光忠が作っていたうどんに油揚げを乗せることを提案した。

集団・組織

時間遡行軍 (じかんそこうぐん)

西暦2205年に活動を開始した、歴史を改編しようともくろむ集団。青紫色の炎をまとっている。人の姿をとどめている者はすべて男性であり、短刀は骨だけの蛇のような姿で、刀を口に咥えている。脇差は目隠しをされて後ろ手に縛り上げられた上半身と、前足が二振りの刀になった六本足の牛骨という下半身を持っている。打刀はボロボロの浪人笠をかぶり、上半身をあらわわにした屈強な肉体をしている。太刀は烏帽子の上から鉢巻を締め、鎧を身につけている。大太刀は側頭部から巨大な角が突き出ており、裸の上半身に鎧、顔に鬼の面をつけている。槍は白髪のザンバラ頭に上半身裸、鎖骨付近から角が生えており、下半身にのみ鎧を着ている。薙刀は白い水干に烏帽子を身につけている。

検非違使 (けびいし)

歴史に強く関与する動きを見せると現れる集団。水色の炎をまとっている。人の姿をとどめている者はすべて男性であり、短刀は骨だけの蛇のような姿で、刀を口に咥えている。脇差は目隠しをされて後ろ手に縛り上げられた上半身と、前足が二振りの刀になった六本足の牛骨という下半身を持っている。打刀はボロボロの浪人笠をかぶり、上半身をあらわにした屈強な肉体をしている。太刀は烏帽子の上から鉢巻を締め、鎧を身につけている。大太刀は側頭部から巨大な角が突き出ており、裸の上半身に鎧、顔に鬼の面をつけている。槍は白髪のザンバラ頭に上半身裸、鎖骨付近から角が生えており、下半身にのみ鎧を着ている。薙刀は白い水干に烏帽子を身につけている。

場所

本丸 (ほんまる)

主が本拠地としている屋敷。堀を備えた武家造りの大きな屋敷で、刀剣男士たちが利用する広い露天風呂や手入れ部屋、刀派ごとに使用する広い部屋がある。また敷地内には池や東屋、厩(うまや)や畑があり、小高い丘には巨大な万葉桜も植えられている。

その他キーワード

刀剣男士 (とうけんだんし)

名刀に宿った付喪神が、男性の肉体を持って顕現した存在。時間遡行軍が歴史改変をもくろんで過去を攻撃し始めたため、審神者たちが各々の本拠地で顕現させている。時間遡行軍を討伐する立場だが、言葉も話せて自由に動ける体を得たことで、以前の所有者に有利な歴史にしたくなる気持ちはわかると話す者もいる。海水などの濃い塩味については「錆びそうな味」と表現する。

審神者 (さにわ)

物に眠っている思いや心を目覚めさせ、力を引き出せる能力を持つ者の総称。名刀から刀剣男士を顕現、受肉させることができる異能力者である。時間遡行軍討伐のために政府から選ばれ、派遣されている。そのため、主以外にも多数の審神者が存在し、審神者の数だけ拠点となる本丸が存在する。

万葉桜 (まんようざくら)

本丸の敷地にある小高い丘に生えている巨木。欅や樫でもなく、幹からして桜でもないといわれていた。しかし、誰も見たことがない木で、刀剣男士たちが「桜であれ」と願った直後に桜のつぼみをつけたことから、見た者の願いをなんでも叶え、1万年に一度だけ花を咲かせる万葉桜ではないかと結論づけられた。

サンシュユ

主が発熱した際に、薬研藤四郎が必要と判断した薬草。サンシュユには解熱、滋養強壮、疲労回復の効果がある。江戸時代に朝鮮半島から伝来したことから、江戸に遠征任務に向かう大和守安定たちが調査のついでに探した。

池田屋事件 (いけだやじけん)

時間遡行軍が二度現れ、大和守安定の初陣の舞台となった歴史的事件。討幕派が京都に火を放ち、孝明天皇を連れ出す計画を企てていることを知った新選組が、討幕派の潜伏先である池田屋に踏み込んだ。その際に、沖田総司は喀血している。主には、時間遡行軍は新選組が池田屋に踏み込む前に新選組を討ち、池田屋事件そのものをなくそうとしているのではないかと予測されている。

本能寺の変 (ほんのうじのへん)

へし切長谷部を隊長として出陣した歴史的事件。天下統一に王手をかけていた織田信長に対し、明智光秀が反旗を翻して下克上を起こした。主の予測では、時間遡行軍は奇襲を仕掛けに来た明智光秀を事前に討ち取り、織田信長を生き長らえさせるつもりではないかと考えられた。

阿津賀志山の戦い (あつかしやまのたたかい)

山伏国広を隊長として出陣した歴史的事件。源頼朝と藤原泰衡が起こした戦。出陣にあたって主から、戦闘に慣れている大和守安定と今剣を中心にするようにと指示が出された。しかし両者が、今剣の以前の所有者である源義経を追い詰めたことを知っている今剣は、歴史を改変して阿津賀志山の戦いで両者を暗殺すべきかと悩む。

クレジット

原案

「刀剣乱舞-ONLINE-」より(DMM GAMES/Nitroplus)

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