初情事まであと1時間

初情事まであと1時間

ノッツの代表作の一つ。現代日本を舞台に、男女カップルが初めての性交に至るまでの1時間をオムニバス形式で描いた究極のラブコメディ。KADOKAWA「月刊コミックフラッパー」2016年10月号から2018年7月号にかけて連載。2021年7月に、実写ドラマ版『初情事まであと1時間』が毎日放送「ドラマ特区」で放送され、高山聡を工藤阿須加、相田美智子を臼田あさ美が演じている。

正式名称
初情事まであと1時間
ふりがな
はつじょうじまであといちじかん
作者
ジャンル
ラブコメ
レーベル
MFコミックス フラッパーシリーズ(KADOKAWA)
巻数
全3巻完結
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男女の性行為までの過程を綴るラブコメ

本作は、さまざまな男女カップルが初めての愛の営みに至るまでに焦点を当て、1話完結のショートストーリーにまとめた恋愛オムニバスドラマ。あくまで性交に至るまでの1時間前から物語が開始され、性交シーン自体は描かれていないが、逆にそれが余韻を残してその後を想像させられる。一部のコマには「あと50分」といったカウントが表示され、ノッツが得意とするかわいらしくデフォルメされた人物による、恋物語が展開される。

初々しい高校生カップル

本作はオムニバス形式のため毎回登場人物が異なり、いずれのエピソードもメインとなる男女カップル以外の登場人物はほとんどいない。第1話では、同級生同士の初々しい高校生カップルの勇人と葵が主人公を務める。両親が旅行に出かけたからと葵の家に呼び出された勇人は、まだデートやキスも数えるほどしかしたことがない中、緊張しながらも彼女といいムードになっていく。しかし葵を心配するあまり、彼女の両親から度々電話がかかってくるため、すんでのところで何度も邪魔されてしまう。

さまざまな関係性とシチュエーションが登場

付き合い始めたばかりの高校生の二人、絶体絶命の勇者と魔法使いの二人、あと一歩が踏み出せない幼なじみの二人など、男女カップルが初の一線を越える、その1時間前から直前までの会話や出来事を描いている。また、それぞれのカップルが繰り広げる駆け引きや、もどかしく不器用なやり取りを交えつつ、時におかしく時にセンチメンタルな初Hに至る「1時間」を切り取った、十人十色のラブストーリーが見どころとなっている。

登場人物・キャラクター

勇人 (ゆうと)

男子高校生。同級生の葵と付き合っている。黒髪をショートヘアにしている。まだデートもキスも数えるほどしかしていない中、葵から両親が旅行に出かけたからと家に招かれ、彼女の部屋で二人きりになる。葵といいムードになった時に備えて、コンドームを準備していた。葵の両親の優しさと厳しさに戸惑う一方で、彼女がこれまで両親から大切に育てられてきたことに感動する。

(あおい)

女子高校生。同級生の勇人と付き合っている。年齢は17歳。濃い茶髪のボブヘアで、眼鏡をかけている。勇人とはまだデートもキスも数えるほどしかしていない中、両親が旅行に出かけたという理由で勇人を家に招き、部屋で二人きりになっていい雰囲気になる。両親はかなり過保護で厳格ながら、幼少期から大切に育てられてきた。

書誌情報

初情事まであと1時間 全3巻 KADOKAWA〈MFコミックス フラッパーシリーズ〉

第1巻

(2017-05-23発行、 978-4040691107)

第2巻

(2017-11-22発行、 978-4040695181)

第3巻

(2018-06-23発行、 978-4040698991)

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