概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
ザイロ・フォルバーツ
懲罰勇者9004隊に所属する勇者の男性。黒髪に褐色肌の持ち主で、元聖騎士団の団長を務めていた。「女神」セネルヴァを殺害した罪で勇者刑に服している。勇者刑とは魔王現象との戦いの最前線に立ち、死ぬことすら許されずに戦い続けなければならない。この罰に刑期はなく、100年間戦い続けようが許されることはない。元聖騎士団の団長だけあって戦闘力が非常に高く、最上級の倫理観を身につけている。そのため、同じ隊に所属するメンバーに手を焼くことも多いが、持ち前の機転と決断力で幾多の困難を乗り切っている。女神・テオリッタと契約したのは必要にせまられてのことだったが、ザイロは「褒められること」だけを目当てに、命すらかける「女神」という存在に哀れみと罪悪感を抱いている。跳躍力を一時的に高める聖印「サカラ」を使い、ごく短時間ではあるが飛行に近い跳躍をすることができる。力を使い果たした女神が魔王化することを知っており、それを食い止めるためにセネルヴァを殺害したが、この事実を法廷で訴えても黙殺されたことで、軍と神殿を支配する謎の存在を確信し、勇者刑に従事する中でその存在を突き止めようとしている。
テオリッタ
未起動とされていた十三番目の「女神」。金髪ロングヘアの少女の姿をしている。聖騎士団が運んでいた棺桶で眠っていたが、ザイロの同僚で病的なコソ泥気質であるドッタ・ルズラスが盗み出した結果、ザイロの言葉に呼応するように起動した。その後、ザイロとどちらかが死ぬまで解消できない契約を交わしている。人間の役に立ちたいという思いと、褒められるためなら命も投げ出すほどの奉仕精神を持つ。ザイロを気に入っているが、彼がテオリッタ自身の命を大切にするあまり、テオリッタの奉仕精神を不要なもののように扱うことには不満を抱いている。
クレジット
- 原作
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ロケット商会
- キャラクター原案
-
めふぃすと
書誌情報
勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録 2巻 KADOKAWA〈電撃コミックスNEXT〉
第1巻
(2022-12-09発行、 978-4049147261)
第2巻
(2024-04-26発行、 978-4049156911)