十字架のろくにん

中武士竜の代表作。自然豊かな田舎(いなか)町を舞台にしている。小学生の頃に漆間俊は、至極京をはじめとする五人のクラスメイトから壮絶ないじめを受け、京たちの暴挙によって両親を殺され、幼い弟も意識不明に追いやられる。その後、おじいちゃんに引き取られた俊が、4年間の修行を経て復讐(ふくしゅう)を決行する姿を描いたバイオレンスサスペンス。漆間のおじいちゃんは第二次世界大戦中に発足した特殊部隊の出身で、俊はおじいちゃんから叩(たた)き込まれた特殊部隊の戦闘技術や拷問方法を用いて復讐を開始する。講談社「別冊少年マガジン」2020年4月号より連載の作品。

正式名称
十字架のろくにん
ふりがな
じゅうじかのろくにん
作者
ジャンル
いじめ
 
サスペンス
レーベル
KCデラックス(講談社)
巻数
既刊10巻
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

漆間 俊 (うるま しゅん)

明関高校1年生の男子。黒髪を外ハネのショートヘアにしている。小学5年生の頃、至極京を中心に五人のクラスメイトから「実験体A」と呼ばれ、暴力行為や性的虐待をはじめ、かわいがっていた猫を殺害されるなどの凄惨ないじめを受けていた。両親にいじめの実態を打ち明けて転校する予定だったが、京の謀略によって両親を殺害され、弟が意識不明の重体となったことをきっかけに、両親からは近づくことを禁止されていたおじいちゃんの家に身を寄せることを決意する。漆間俊がおじいちゃんに、両親が京たちに殺されたことを告白すると、おじいちゃんからは五人に復讐できるように鍛えてやるとの意外な言葉をかけられる。おじいちゃんは第二次世界大戦中に発足した特殊部隊の出身で、人を殺すことを専門に叩き込まれていた。4年後、特殊部隊の技術を会得した俊は京たちに復讐を開始する。

至極 京 (しごく きょう)

帝星高校1年生の男子。県内有数の進学校にトップで合格し、医学部を志望している。黒髪をおかっぱヘアにして、中性的な容姿をしている。小学5年生になった頃、突然理由もなく漆間俊を「実験体A」と呼び、凄惨ないじめを繰り返すようになる。いじめグループの久我大地や右代悠牙、千光寺克美、円比呂のリーダー的な存在で、一目置かれている。柔道場に通っており、大地によれば道場の誰よりも強いという。殺人を「人間が達成できる行為の中で一番すごいもの」と定義しており、なんの理由もなく殺害できる人間になるため、手始めに俊を間接的および直接的に殺害しようと考えている。俊をいじめていたのも、どこまで追い詰めれば俊が自殺するかを実験していたためである。

書誌情報

十字架のろくにん 10巻 講談社〈KCデラックス〉

第1巻

(2020-08-07発行、 978-4065201220)

第2巻

(2021-02-09発行、 978-4065220283)

第3巻

(2021-05-07発行、 978-4065231586)

第4巻

(2021-09-09発行、 978-4065248249)

第5巻

(2021-12-09発行、 978-4065262719)

第6巻

(2022-03-09発行、 978-4065272633)

第7巻

(2022-06-09発行、 978-4065281666)

第8巻

(2022-09-09発行、 978-4065290897)

第9巻

(2022-12-09発行、 978-4065299500)

第10巻

(2023-03-09発行、 978-4065309148)

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