半助喰物帖

半助喰物帖

江戸時代から現代の日本にタイムスリップしてきた侍の楢原半助正時が、OLのマンションに居候しながら、江戸時代の食文化を再現したり、現代の食文化に興味を持って自炊に挑戦したりする姿を描く料理漫画。「good!アフタヌーン」2018年9月号から連載の作品。

正式名称
半助喰物帖
ふりがな
はんすけくいものちょう
原作者
草香 去来
漫画
ジャンル
料理
 
タイムトラベル
レーベル
アフタヌーンKC(講談社)
巻数
既刊6巻
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あらすじ

第1巻

長州征討に駆り出されて安芸国に在陣していた楢原半助正時は、誤って井戸に落ちた際、現代の東京・深川にタイムスリップしてしまう。客引きに呼び込まれて居酒屋に入った半助は、持っていた江戸時代のお金が通用しない事に困惑する。そんな半助の勘定を代わりに払ったのは、たまたま居合わせた吉川香澄という女性だった。そして香澄は、ここが150年後の江戸だと知って途方に暮れる半助を自宅へと招く。そこで半助はお礼として、有り合わせの食材と彼にとっては未知の調理器具を使いこなし、「なすとほうれん草のにゅうめん」を作ってみせる。(第1話「拙者、料理は得意にて候」。ほか、5エピソード収録)

登場人物・キャラクター

楢原 半助 正時 (ならはら はんすけ まさとき)

江戸末期に生きる若い侍。大和越部藩の藩士を務める。長州との戦争で安芸国に滞在している最中、井戸に落ちて現代の東京にタイムスリップしてきた。深川にあった大和越部藩の藩邸で暮らしていた時期が長く、江戸の生活には詳しい。料理に関する知識と技能は並はずれており、吉川香澄のマンションに居候するようになってからも、すぐに150年を隔てた未来の台所用品や調理器具にも適応する。

吉川 香澄 (よしかわ かすみ)

東京で会社員として働いている女性。年齢は25歳。江戸時代のお金しか持っていなかったため、居酒屋でトラブルとなった楢原半助正時を助け、その後一人暮らししているマンションに居候させる事となる。料理がまったくできないわけではないが、ふだんはほとんど自炊した事はない。

結城 繭 (ゆうき まゆ)

吉川香澄の友人で若い女性。江戸時代は専門ではないが、歴史に詳しい。しかし、楢原半助正時がタイムスリップしてきたという話が信じられず、素性の知れない男を軽率に居候させた香澄に対して説教をした。だがその後、半助の料理の腕に感銘を受け、半助が香澄の家で料理番として暮らす話をまとめた。

クレジット

原作

草香 去来

書誌情報

半助喰物帖 6巻 講談社〈アフタヌーンKC〉

第5巻

(2021-05-07発行、 978-4065231395)

第6巻

(2021-10-06発行、 978-4065250532)

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