放課後ていぼう日誌

放課後ていぼう日誌

生き物が大の苦手なインドア派女子の鶴木陽渚は、海辺の町に引っ越してきたばかり。そんな彼女は、高校に入学したら大好きな手芸を思う存分やれる手芸部に入ろうと思っていたのに、なぜか学校一の変わり者が集まるというていぼう部に入部することになってしまう。釣り初心者の陽渚と、ていぼう部の仲間たちが繰り広げるドタバタでほのぼした生活を描く、釣りコメディ。「ヤングチャンピオン烈」2017年№3から掲載。

正式名称
放課後ていぼう日誌
ふりがな
ほうかごていぼうにっし
作者
ジャンル
料理
 
釣り
関連商品
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あらすじ

第1巻

田舎に引っ越してきたばかりの鶴木陽渚は、絶望的な運動音痴で、生き物が大の苦手。海野高等学校への入学を直前に控え、大好きな手芸部に入ることを楽しみに、明るく穏やかな高校生活を夢見ていた。引っ越しの荷物を片付けていた時、陽渚はお母さんにおつかいを頼まれたため、海沿いを歩いてお店に向かうことにした。すると、堤防の上でフラフラと蛇行している人の影を発見。熱中症かもしれないと、慌てて堤防の上へと向かうが、それは、ただのんびりと釣りを楽しむ女子高校生、黒岩悠希の姿だった。大きな麦わら帽子をかぶった彼女は、海野高等学校3年生の先輩であることが判明する。悠希が、絡まってしまった釣り糸に苦戦していることを知った陽渚が、手芸で慣らした器用な指先で糸をほどいて見せると、感動した悠希はお礼にと陽渚に釣りを勧める。陽渚は、やんわり断ろうとするも、断り切れずに勧められるままに糸を垂らしてみる。教えてもらいながら糸を引くと、大きなタコを釣り上げることに成功。生き物が苦手な陽渚は、足にくっついたタコから逃げられず、失神寸前の状態に陥る。早く取ってと陽渚は悠希に懇願するものの、このタイミングを逃してはならないとばかりに、悠希は陽渚にていぼう部への入部を勧め始める。一刻も早くこの状況から抜け出したい思いの陽渚は、入部を約束して助けてもらい、ほっと胸をなでおろす。しかしその後、すぐにていぼう部への入部を後悔し始めた陽渚は、入学後、憂鬱な面持ちでていぼう部の部室へと向かい、改めて入部を断ろうとする。そこで、陽渚は部長の悠希と、幼い頃に顔なじみだった帆高夏海との再会を果たし、新たに先輩の大野真とも顔を合わせる。入部したくないという気持ちを理解してもらったものの、またも強引に釣りに誘われた陽渚は、これが最後としぶしぶ同行することになる。そこで見事にアジゴを釣り上げ、魚を釣ることの楽しさを体感する。その後、釣り上げた魚をその場で調理して食べるという釣りの醍醐味を知ることになり、気持ちを一変させ、ていぼう部への入部を決断する。

第2巻

ていぼう部に入部した鶴木陽渚は、本格的に釣りを始めるにあたり、制服の上からはおるヤッケと帽子を買いに行くことにした。とはいっても、黒岩悠希が持っているような武骨なものではなく、陽渚がほしいのは女性向けのオシャレでかわいいデザインのもの。悠希と帆高夏海大野真と共に、近隣で一番大きな釣具店まで足を延ばした陽渚は、お気に入りの一着を購入するものの、思いのほかお金がかかってしまったため、帽子が買えないまま帰路に就くことになる。帰り道、電車の中で陽渚が突然三人から渡されたのは、気に入っていたものの、予算の都合上購入をあきらめた帽子だった。三人は陽渚の引っ越し祝いとして、帽子をプレゼントしてくれたのだ。思いがけないサプライズに感動しつつ、陽渚はていぼう部のみんなと仲を深めていく。翌日、新しいウェアと帽子に身を包んだ陽渚が、やる気で目を輝かせていると、悠希から干潟へ行くことを告げられる。今日のていぼう部の活動は釣りではなく、ジャージに着替えて潮干狩りをするというのだ。陽渚と夏海は、学校指定のださいジャージ姿に脱力しながら、干潟に向かうが足元のぬかるみに大苦戦。汚れないようにふんばる二人だったが、結局全身泥まみれになり、干潟の恐ろしさを身を持って思い知ることになる。しかし、釣果だけはバッチリで、大量のアサリをゲットし部室へと戻った四人は、パーティをしようと準備を開始。するとそこに、遠くから車のエンジン音が近づいて来る。慌てふためく悠希と真を横目に、陽渚と夏海が不思議がっていると、顧問の小谷さやかが姿を現す。

第3巻

ぐずついた天気が続く中、ていぼう部鶴木陽渚帆高夏海は、釣りに出ることもできず、退屈な毎日を過ごしていた。ていぼう部は校内に部室を持っていないため、集まることもままならないと愚痴っていると、黒岩悠希大野真から、校内にもソファとベッド、冷蔵庫が完備された部室があることを知らされる。半信半疑でついて行くと、そこはなんということはない、保健室だった。顧問を務める養護教諭の小谷さやかが居座る保健室は、ていぼう部員にとって格好の居場所になっていたのだ。小谷の視線を気にも留めず、悠希と真が戸棚の中から取り出したのは、テナガエビ用の釣り具一式。これを持ってテナガエビを釣りに行くことにした四人は、小谷が晩酌用にと買っておいたカニカマをエサ用に拝借し、雨の中、学校から徒歩5分のところにある川へと向かう。そこにかかった橋の下は、雨の日の釣りにはもってこいの、傘のいらないベストポジションだった。海水が流れ込むこの場所は水深が浅く、陽渚がのぞき込んでみると、葦やブロックの影に隠れてテナガエビがいるのが見えるのだ。これなら釣るよりも網ですくった方が簡単に取れそうと高をくくる陽渚に対し、悠希は今日の一番の目的は釣りをじっくりと楽しむことだと明言して竿を渡し、四人は糸を垂らし始める。最初の1匹を簡単に釣り上げた悠希を見て、陽渚は簡単そうだと真似てみるが、何度やっても悠希のように釣り上げることができない。苦労に苦労を重ね、ようやくコツをつかんだ陽渚は、見た目以上にスリリングでエキサイティングなテナガエビ釣りを目いっぱい楽しむ。

第4巻

季節は初夏。最近釣りにすっかりハマり、アジゴ釣り以外にも興味を持つようになった鶴木陽渚だが、大きめの魚にはまだ苦手意識があった。黒岩悠希はそんな陽渚に、のべ竿を使った釣りを提案し、ていぼう部全員で堤防へと向かう。新しい仕掛けに糸の結び方など、陽渚にはまだ覚えることがたくさんあって目が回りそうになる。いつもと同じ魚なのに、竿と仕掛けが変わっただけでまったく違う感覚になることを知り、陽渚はまた新しい釣りの魅力を発見する。アジゴのほかにも、ベラにメジナ、チャリコにフグなど、さまざまな魚を釣り上げた陽渚と帆高夏海は、日没が近づき帰る準備をしていると、悠希が本番はこれからだと言いながら仕掛けを付け替える。海底を狙おうと準備する悠希の意図がわからないままに陽渚が竿を振ると、今まで感じたことのない強烈な当たりを体感。右往左往しながらも、悠希の指示に従って、やっとの思いで大ぶりのアジを上げることに成功する。自分が釣ったアジに大満足の陽渚だったが、悠希から発された締めろの一言に、一瞬で我に返る。血抜きのためにアジのエラに指を突っ込み、首を折るサバ折りをすることになった陽渚は、がんばってみるものの、結局アジから吹き出す血を見て貧血を起こし、真に背負われて帰路に就く。部室に戻った四人は、大量に釣り上げたアジの調理を開始。体調が回復した陽渚は、真に教わりながら、三枚おろしに挑戦する。結果は散々なものに仕上がったが、ボロボロになった身をカルパッチョ風サラダに仕立てたほか、アジを開いて冷蔵庫で一晩寝かして一夜干しを作成。そして翌日、顔を出した顧問の小谷さやかも加わって、手作り燻製器による燻製も作ることになり、陽渚は海の幸を味わうと共に釣りの醍醐味を知るのだった。

第5巻

7月に入り、三連休の最終日・海の日にていぼう部恒例行事の開催が決定した。題して「無人島でリゾート気分!?釣りざんまい日帰りツアー」。ツアーとは言っても、いつも活動している堤防から見える小さな島に瀬渡しで渡るだけのものだが、無人島へ行って一日がかりで釣りを楽しもうという、夏にもってこいのイベントだ。初めてのことに大喜びする鶴木陽渚帆高夏海大野真、部長の黒岩悠希は、ミーティングを重ね、島に渡るための準備を進めていく。朝5時半に集合した四人は、顧問の小谷さやかの車に乗り込み、漁港へと向かう。そこからは、瀬渡しの船頭を務める赤井の船、たこひげ丸に乗って無人島へと出発。ものの10分あまりで目的地へと到着。そこは、ヤシの木も白い砂浜もないふつうの島だった。陽渚が思い描いていたような南国感はまるでなく、むしろサバイバルな雰囲気さえ感じさせるこの島の風景に、ちょっとがっかりしながらも、今日は各々が目的の魚を釣ることに集中しようと意気込む。悠希は座布団ヒラメ、真はアカハタと根魚系、夏海はシーバス、陽渚は生餌に使うためのアジゴを狙っていた。釣り慣れたアジゴ釣りにさっそく取り掛かろうとする陽渚だったが、荷物の中に撒き餌が見つからない。なんと悠希が撒き餌を入れ忘れてしまったのだ。開始早々困難に直面することになるが、そこは経験豊富な悠希がフォロー。撒き餌なしでアジゴを釣る方法をレクチャーしてもらい、陽渚は苦労しながらなんとかアジゴを釣り上げることに成功する。自らの役割を達成した陽渚は、様子を見るため夏海のもとへと向かう。夏海は、目的の魚が釣れずにあきらめようとしていたが、偶然にも浅瀬にいたタコをゲット。とりあえず昼飯のたねは仕入れたと、キジハタを釣り上げた真と共に拠点へと戻る。するとそこには、ラストチャンスを待つ悠希の姿があった。そして四人が揃うと、悠希の竿に待望の当たりが来る。

第6巻

待ちに待った夏休み。ていぼう部では伍島列島での釣り合宿を予定していたが、底をついた部費を補填するため、みんなでお金を稼がなくてはならなくなった。目標金額は15万円と高額なため、合宿予定日までの10日あまりのあいだ、黒岩悠希からの提案で、鶴木陽渚帆高夏海大野真は、たこひげやの店長の赤井が営む海の家でアルバイトをすることになる。朝9時から夕方4時まで、忙しい海の家での慣れないアルバイトに、陽渚と夏海はすっかりヘトヘトとなる。だが、この時期にやることはアルバイトだけにはとどまらない。1年に1回、ていぼう部恒例の海底ゴミ拾いもそのひとつ。干潮を狙って海底から集めてきたゴミの中から、まだ使えるルアーを仕分けして販売したり、レストアして部活で使えるようにしたりと、拾って来たゴミをうまく再利用していく。今年に限っては陽渚は悠希から、販売用に魚のマスコットを20個以上作るようにと命じられたため、さらに目の回るような忙しさとなる。しかし疲れ切っていても、釣りがしたくてついつい堤防へと出かけてしまう部員たちの姿があった。そしてていぼう部の四人は、伍島列島合宿を行うにあたり、改めて釣りのマナーやルールについて話し合いが行われ、釣り初心者の陽渚は、知らないことばかりの内容に驚きを隠せない。そして、ていぼう部のみんなが、当たり前のようにルールを守っていたために釣りが楽しめるのだということを、陽渚は改めて気づかされるのだった。

メディアミックス

TVアニメ

本作『放課後ていぼう日誌』はTVアニメ化され、2020年4月よりTOKYO MX、毎日放送などで放送された。制作は動画工房、監督は大隈孝晴が担当している。鶴木陽渚役を高尾奏音、黒岩悠希役を篠原侑、帆高夏海役を川井田夏海、大野真役を明坂聡美がそれぞれ務めている。

登場人物・キャラクター

鶴木 陽渚 (つるぎ ひな)

海野高等学校に通う1年生の女子。九州地方にある海辺の田舎町に引っ越して来たばかり。しかし、小さい頃は夏休みなどによく祖父の家に遊びに来ていたため、近所に住んでいた帆高夏海とは幼なじみ。スポーツ全般まったくダメなインドア派。極端に体力がなく体育の成績はいつも1で、体力測定のボール投げの記録は実に5メートル。また、自転車に乗れるようになったのは中学生になってからという、自他共に認めるかなりの運動音痴。虫や海の生き物全般に苦手意識を持っており、目にすると貧血を起こしたり、時に失神してしまうこともあるほど。手芸が趣味で、高校入学後は手芸部に入ろうと思っていたが、黒岩悠希の強引な勧誘でていぼう部に入部することになる。初めは気が乗らず、断ろうと考えていたが、無理矢理参加させられたアジゴ釣りで、その楽しさを知ることになり、釣りに興味を持ち始める。手先は器用で、釣り糸やリールに絡まった糸をほどくのが得意。動揺した時には、羊毛フェルトにニードルを刺すことで精神を落ち着かせようとする癖がある。釣りをするようになってからは、小さい魚を触ることには慣れたが、サイズが大きな魚にはまだ触ることができない。次第に釣ったばかりの魚を締め、血抜きや内臓処理を行うことも少しはできるようになっていくが、それでも絶叫や貧血が伴う。そのため、苦手な内臓処理を行う時には、目の前の魚をフェルトと綿でできたものに脳内変換し、手作りマスコットだと思うことでなんとか失神を回避している。

黒岩 悠希 (くろいわ ゆうき)

海野高等学校に通う3年生の女子。ていぼう部の部長を務めている。基本的にはのんびりと座って糸をたらすスタイルがお気に入り。部室でもソファに寝そべっている姿がよく見受けられ、暑いと海に行きたがらないなど、面倒くさがり屋な一面がある。釣りに関する知識は豊富で、釣りの腕も相当なもの。制服姿につばの広い麦わら帽子とビーチサンダル姿で、強烈な九州訛りで話す。何かよからぬことを企んでいる時は、狐の尻尾と耳が生えるため、悪だくみがすぐにバレてしまう。3年生になる直前の春休みにバイクの免許を取得したが、学校ではバイク免許の取得やバイク通学共に禁止されているため、それを知っているのは大野真だけ。プライベートでは兄のおさがりのバイクに乗っている。帆高夏海とは幼なじみのため、「ユウ姉」と呼ばれているが、学校では「部長」と呼ばれたがっている。

帆高 夏海 (ほだか なつみ)

海野高等学校に通う1年生の女子。ていぼう部に所属している。色気より食い気のムードメーカーで、好きな食べ物はカツサンドとナポリタン。その無邪気なキャラクターからは想像しがたいが、勉強はかなりできる方で、中学時代の成績はいつも9番以内。高校で再会した鶴木陽渚は、幼い頃、夏休みになると遊びにやって来ていたため、よくいっしょに遊んでいた。ていぼう部の部長、黒岩悠希は、もともと近所のお姉ちゃん的な存在だったため、高校入学後も「ユウ姉」と呼び続けている。右側高くに結んでいる「でこしっぽ」がトレードマークで、通常はコンタクトレンズを使用しているが、自宅では眼鏡をかけ、印象がガラッと変わる。実家は「洋食・喫茶ほだか」を営んでおり、母親が作るナポリタンがお店のウリ。

大野 真 (おおの まこと)

海野高等学校に通う2年生の女子。ていぼう部に所属している。無口で恥ずかしがり屋だが、釣りのことになると饒舌になる。長身で眼鏡をかけ、同性ですらくぎ付けにするほどの巨乳の持ち主。長いポニーテールの髪型でキャップをかぶり、制服時でもライフジャケットとブーツを着用している。実家は「大野鮮魚店」を営んでおり、日常的に店の手伝いをしている。そのため料理上手で、魚ごとの捌き方やそれぞれに最適な料理法などをよく知っており、部活では調理を担当している。釣りの腕前も相当なものだが、知識がありすぎるため、釣り初心者に教えようとすると、専門用語が多すぎて理解してもらえない。子供の頃、穴釣り中にクーラーボックスの肩掛けヒモに足を取られ、海に落ちて溺れそうになった経験がある。未だにその恐怖心を払しょくできず、泳ぐことができないため、船に乗ることや水に入ることに抵抗がある。将来的には水産海洋学を学び、水産業の発展に貢献したいという思いを持っている。

小谷 さやか (こたに さやか)

海野高等学校の養護教諭の女性。ていぼう部の顧問を務める。ロングヘアを後ろでゆるく束ねており、左目尻にホクロがある。明るく優しい性格ながら、ビールバカと呼ばれるほどのビール好き。部の顧問になったのも、釣った魚が目的で、特に給料日前になると部室に来ては釣果をねだり、ビールを飲み始める。酒に酔うと泣き上戸になりキス魔になるなど、酒癖が悪く、部員にとっては迷惑な存在。だが、遠出する時は釣り具を積んだり、部員を乗せたりと彼女の車が必要不可欠となっている。大学時代はライフセーバーをしていたこともあり、資格を持っている。また、実家が米農家のために害獣駆除を行う目的で猟師免許を取得した。わな猟の資格も保有しており、鹿や猪を狩って食している。

赤井 (あかい)

ていぼう部御用達の釣具店・たこひげやの店長を務める男性。スキンヘッドで、小さな眼鏡をかけてちょびひげをはやしている。その外見は、お店のトレードマークであるタコのキャラクターにそっくり。明るい性格のノリのいいおじさんで、店を利用する釣り客や地元民に慕われている。釣具店のほかに夏季限定で海岸で海の家を営んでおり、瀬渡しの船、たこひげ丸の船頭も務めている。

お父さん (おとうさん)

鶴木陽渚の父親。九州地方の海辺の田舎町に引っ越して来たばかり。海野高等学校の卒業生でもある。在宅勤務のため、基本的には家にいることが多い。陽渚が内向的な性格のため、引っ越したあとの様子を心配していた。しかし、ていぼう部に所属するようになり、明るく活動的に変化し、成長していく姿に安心した。魚が大好きで、陽渚が釣ってくる魚を食べることを楽しみにしている。

お母さん (おかあさん)

鶴木陽渚の母親。九州地方の海辺の田舎町に引っ越して来たばかり。口元にほくろがある。明るくお茶目な性格で、運動音痴の陽渚がていぼう部に所属するようになったことを心配している。しかし、幼い頃に陽渚といっしょに遊んでいた帆高夏海のことをよく覚えており、彼女がいるなら心配ないと安心した。

集団・組織

ていぼう部 (ていぼうぶ)

海野高等学校の創立当初からある伝統の部活。堤防での釣りをメインに活動しており、昔から変わり者が多く所属していることで有名。黒岩悠希と大野真が所属し、新たに新入生の帆高夏海と鶴木陽渚が加わった。釣ったら食べるが部のモットーで、一般的に美味しくないといわれる種類の魚でも工夫してきちんといただく。部室は堤防のふもとにある小屋を使用しており、学校からは自転車で移動してもけっこうな距離がある。校内に部室はないが、顧問を務める小谷さやかが養護教諭のため、保健室が物置謙居場所となっている。部活の時は制服かジャージを着用することが決まりで、その上からライフジャケットやヤッケ、帽子などを着用している。部の恒例行事として、堤防から見える小さな島に渡り、釣りを行う日帰りツアーと、年に1回の干潮時に海底のゴミ拾いを行っている。ゴミ拾いで手に入れたルアーなどの釣り具に関しては、販売して部費を補てんしたり、レストアして部活で使ったりしている。

場所

たこひげや

ていぼう部の黒岩悠希や帆高夏海、大野真御用達の、地元民に愛される釣具店。店長を務める赤井にそっくりな、ちょびひげ眼鏡のタコがお店のキャラクターとなっている。夏季限定で同名の海の家が海岸に出店する。

きくや

海辺にある、地元民に愛される日用品のお店。ていぼう部の鶴木陽渚、黒岩悠希、帆高夏海、大野真御用達の憩いの場となっており、トイレを拝借することもよくある。店番をしているおばあちゃんと部員たちは顔なじみで、時には肩を叩いたりしてコミュニケーションを取ることもある。

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