概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
葦村 草平 (よしむら そうへい)
居酒屋「げん」の店主を務める男性。年齢は60歳を迎えようとしている。寡黙な職人気質ながら、客への気遣いを欠かすことはない。葦村の家は、先祖がその土地に住む狐と因縁があり、60代になると死ぬ言い伝えがある。実際に葦村草平の祖父や父親も60歳近くで亡くなったため、草平自身も「葦村の呪い」で死ぬ覚悟を決めている。そんな中、身の回りを整理し、居酒屋も閉店しようと考えていたが、突然店が異世界とつながって異世界人が店にやって来るようになり、見知らぬ世界で料理人として挑戦する気持ちを抑えきれず、居酒屋を続けることを決める。のちに店を訪れた神の遣いであるおキツネ様に葦村の呪いについて聞き、もともと葦村の家は短命の家系であること、そして、おキツネ様の加護で寿命を延ばしてもらっており、それでも60歳前後が限度だったことを知り、短命なのは呪いではなかったことに胸をなでおろす。
葦村 ひなた (よしむら ひなた)
葦村草平の娘。大学の家政科に在籍している。茶色がかった髪を後ろで一つまとめにしているのが特徴。同じ大学で知り合った榊原正太郎と結婚を前提に付き合っている。料理好きなのは父親譲りだが、草平とは正反対の快活な性格で、細かいことをまったく気にしない。物事をなんでも自分勝手に決める草平とはしばしばケンカとなり、草平が店を閉めると言い出した際にも、正太郎に店を譲ってはどうかと提案していた。だが草平が勝手に店を再開したため、また大ゲンカになってしまう。しかしなんだかんだで、最終的には草平の考えを尊重し、応援している。さまざまな飲食店でアルバイトしているため、再会したお店でもその経験を生かして奮闘している。また、パン作りは本職に匹敵する腕前ながら、あくまで趣味でコストを度外視しているため、商売にする気はない。
クレジット
- 原作
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蝉川 夏哉
関連
異世界居酒屋「のぶ」 (いせかいいざかや のぶ)
蝉川夏哉のライトノベル『異世界居酒屋「のぶ」』のコミカライズ作品。現代の日本と異世界を繋ぐ居酒屋「のぶ」を舞台に、店主の矢澤伸之と看板娘の千家しのぶが料理を通して異世界人たちと交流していく姿を描いた異... 関連ページ:異世界居酒屋「のぶ」
書誌情報
異世界居酒屋「げん」 12巻 宝島社〈このマンガがすごい! comics〉
第1巻
(2018-05-25発行、 978-4800283689)
第9巻
(2022-11-25発行、 978-4299035509)
第10巻
(2023-06-23発行、 978-4299043894)
第11巻
(2024-01-19発行、 978-4299050731)
第12巻
(2024-09-06発行、 978-4299059246)