概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
佐条 利人 (さじょう りひと)
『卒業生』の主人公のひとり。優等生で学校一の秀才の男の子。真面目で実直な性格だが意外と頑固な一面もある。黒髪にメガネが特徴。高校二年生の頃から草壁光と交際している。京都大学の薬学部を目指している。
草壁 光 (くさかべ ひかる)
『卒業生』の主人公のひとり。勉強はできないが音楽の才能に秀でている男の子。明るくお調子者で楽天的な性格。天然パーマの茶髪が特徴。高校二年生の頃から佐条利人と交際している。プロのギタリストを目指している。
原 学 (はら まなぶ)
東府第一高校の音楽教師の男性。ぶっきらぼうでざっくばらんな性格。大柄で目つきが悪いのが特徴。元々ゲイで男性が恋愛対象。佐条利人に惚れてしまい悶々とするが、草壁光に敵わないことも痛感している。
谷 (たに)
佐条利人と草壁光の高校の同級生の男の子。草壁光とは以前から仲が良く何かとつるんでいた。草壁光が佐条利人と男同士でありながら交際していることを知っており、受け入れている。
有坂 (ありさか)
原学の高校時代の化学の教師。物腰が柔らかな男性。原学に好意を寄せているが実は既婚者で、妻が出産を控えている。
橋本先生 (はしもとせんせい)
東府第一高校の教師で原学の同僚。原学よりは大分年上で小太りのハゲ頭が特徴。明るく陽気で、悩む原学を自分の経験をもとに励ましている。
佐条 久美 (さじょう くみ)
佐条利人の母親。腫瘍が見つかって入院することになる。穏やかで目元が佐条利人に似ている。息子の佐条利人から恋人の草壁光を紹介されることになる。
佐条利人の父親 (さじょうりひとのちちおや)
佐条利人の父親。流通関係の仕事をしており今は韓国にいるが、佐条久美の手術の日に合わせて帰国した。
佐条利人の叔父 (さじょうりひとのおじ)
佐条利人の叔父。京都にある佐条利人の祖父が住んでいた一軒家を管理しており、大学受験にきた佐条利人の面倒を見てくれている。
佐条利人の祖父 (さじょうりひとのそふ)
大学教授をしていた。今はもう亡くなっているが、退職金で町屋を買い、書生を住まわせていた。佐条利人が大学受験の際にその家を借りることとなる。
音楽事務所の女性 (おんがくじむしょのじょせい)
草壁光に目をかけてギタリストとしての仕事を回してくれる女性。弱小事務所に所属してることもあり、草壁光の将来を案じている。
草壁光の姉 (くさかべひかるのあね)
草壁光の姉。姉の影響で草壁光はハンドクリーム等に抵抗がない。
草壁光の母 (くさかべひかるのはは)
草壁光が佐条利人にお弁当を作る際に手助けしてくれた。
場所
東府第一高校 (とうふだいいちこうこう)
佐条利人と草壁光の通う高校。特に偏差値が高いわけではなく、名前を書けば合格できるという県下でも有名な高校。