概要・あらすじ
水嶋社長は卓球と温泉を愛する、通称卓球社長である。高校生で始めた卓球は持ち前の運動神経で部一番の実力者となり、卓球は自分を高いところへ導くものと思い、以来、「卓球で生きよう」と決意する。幾多の人生の迷いや決断の時には卓球によって決着を付ける。また経営者として社員と接するときも卓球を通じて道を説き、ついには次男の水嶋継俊に卓球を通して「全ての瞬間は命がけの勝負の時である」と教える。
登場人物・キャラクター
水嶋社長 (みずしましゃちょう)
通称卓球社長。オールバックの髪型にメガネという風貌の壮年で、がっしりした体格をしており、誰よりも健康な体を持つ。高校生で卓球を始めると、持ち前の運動神経で部一番の実力者となり、卓球は自分を高いところへ導くものと考えるようになった。以来「卓球で生きよう」と決意する。幾多の人生の迷いや決断の時には卓球によって決着を付ける。 また経営者として社員と接するときも卓球を通じて道を説き、立て直した会社5つ、危機を救った友人12人、育てた子供2人という無敵の名物社長。
竹花会長 (たけはなかいちょう)
水嶋社長の会社と合併した会社の元社長で、現在は会長。しかし代表取締役の名を残していたため二頭政治となってしまい、会社は再び分かれることになる。3千万円のリゾートホテル会員権の引き受け先を巡って、水嶋社長と竹花会長は卓球の勝敗で決めようとする。
相沢 (あいざわ)
市民体育館での卓球社長(水嶋社長)の卓球仲間で、57歳の壮年男性。卓球社長の卓球スタイルに一番弱く、いつも負けていた。しかし食道ガンの手術を控えて病院を抜け出して卓球社長に最後の試合を挑む。
水嶋 継俊 (みずしま つぐとし)
卓球社長(水嶋社長)の次男で26歳。漫画家志望だがヒット作がまだなく、何とか食いつないでいる。父である卓球社長から、漫画家を目指す猶予期間3年をもらうか、就職して一から社会勉強をし直すかを賭けて卓球の勝負を挑まれ、全ての瞬間は生死を賭けた命がけの勝負の時だと教わる。