必殺卓球人

必殺卓球人

卓球部の主将を務める六袋岩男を主人公に、彼の破天荒で悪辣な行動や個性的な対戦相手との試合を描いたギャグ作品。基本的には1話完結の作品である。プロローグが掲載されているが、1話以降とは設定が違っている。

正式名称
必殺卓球人
ふりがな
ひっさつたっきゅうにん
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
 
卓球
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概要・あらすじ

県立南中学校で卓球部の主将を務める六袋岩男は、地区大会で優勝するほどの実力者。しかし、彼はスポーツマン精神とはほど遠く、卑怯で極悪な性格をしており、試合に勝つためには手段を選ばない。そんな破天荒な岩男の前には、次々と個性的な対戦相手が現れるのだった。

登場人物・キャラクター

六袋 岩男 (ろくぶくろ いわお)

県立南中学校に通う男子中学生。中学2年生(プロローグでは3年生)。卓球部に所属しており、主将を務める。地区大会で優勝するほどの実力を持つが、性格は卑怯で極悪。試合に勝つための手段を選ばない。フォームを変えずに回転方向だけを変えることができる「六袋流必殺戦法」を使用する。

砂田 ちひろ (すなだ ちひろ)

県立南中学校に通う女子中学生。中学2年生。クラスはH組。卓球部のマネージャーを務める。六袋岩男に反抗できる数少ない人物だが、彼女自身も六袋の行動には頭を痛めている。

西崎 太 (にしざき ふとし)

県立南中学校に通う男子中学生。中学2年生。卓球部に所属しており、副主将を務める。学力優秀で他の部員からの人望も厚い。六袋岩男のフォロー役として振り回される。六袋と行動を共にするうち、性格が似てきたとも言われる。

長谷川 功 (はせがわ いさお)

県立南中学校に通う男子中学生。中学1年生。卓球部に所属している。六袋岩男の後輩。真面目な性格で、六袋に振り回されることが多い。

松川 尚博 (まつかわ なおひろ)

県立南中学校に通う男子中学生。中学2年生。卓球部に所属している。六袋岩男とは小学校から同じ学校に通っているため、六袋の性格が変わった原因を知っている。西崎太とは同級生のチームメイトのため仲が良い。

大桑 悟 (おおくわ さとる)

県立南中学校に通う男子中学生。中学2年生。卓球部に所属している。部活を休んでゲームを買いに行こうとするほどのゲーム好き。長谷川功と同級生で、仲が良い。

黒田 満 (くろだ みつる)

北中卓球部主将を務める男子中学生。口ひげを生やし、オールバックのため中学生とは思えない風貌をしている。秋の新人戦で六袋岩男に負けており、雪辱を果たすために南中卓球部へやってくる。いわゆる不良学生で、砂田ちひろのストリップをかけて試合を行えと六袋を脅す。

南 藤之助 (みなみ ふじのすけ)

県立南中学校の校長を務める男性。57歳。六袋岩男が、卓球部を辞めていた砂田ちひろに復帰を願っていたところに遭遇、ちひろを自由にする権利をかけて六袋に卓球で勝負しろといった。伊豆教職員旅行における卓球トーナメント十年連続優勝を誇る実力の持ち主。妻帯者で、娘と孫がいる。

早田 状 (はやた じょう)

春富第二中卓球部主将を務める男子中学生。卓球の中体連地区予選1回戦で六袋岩男と対戦する。六袋とは中学1年の時にも試合をしており、この時細い体をバカにされた悔しさをバネに肉体改造をして試合に臨む。

今村 刑二 (いまむら けいじ)

南町で警察官を務める27歳の男性。階級は巡査部長。南町3丁目交番で勤務している。六袋岩男と砂田ちひろが自転車でふたり乗りをしていたところを発見。呼び止めて事情聴取を行う。南町署内では相手がいなくなってしまうほどの卓球の実力を持つ。六袋の噂を聞き、卓球で勝負をしたいと考えていた。六袋に卓球をさせるため、ちひろに手錠をかけるほどの卓球狂い。

前沢 明 (まえざわ あきら)

東部中卓球部主将。卓球の中体連地区予選3回戦で六袋岩男と対戦する。去年の準決勝で六袋と対戦し、敗れている。六袋と小学校5年生のときのクラスメイトだった女子・まりあと付き合っている。明るく純情な性格で、夢は自室でまりあとサイモン&ガーファンクルのCDを聞くこと。

官 神三 (かん しんぞう)

超常学園卓球部主将。卓球の中体連地区予選5回戦で六袋岩男と対戦する。麻呂眉と痩けた頬が特徴。試合前には悪魔を呼び出す儀式を行う。腹痛やハチに刺されるなど対戦相手のアンラッキーで勝ち上がってきており、対戦相手に不幸をもたらすと噂される。

前沢 音吉 (まえさわ おときち)

松川三中卓球部主将。卓球の中体連地区予選の準決勝で六袋岩男と対戦する。耳がとても大きく、ボールの回転を音で聞き分けることができ、この能力を使って六袋を苦しめる。

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