概要・あらすじ
女子大生の凪沙は、5年前の初恋をまだ引きずっていた。それは犬の散歩中、時々言葉を交わしていた男の子だった。親が転勤族だとは聞いていたが、名前も連絡先も知らないまま、突然会えなくなってしまった。友達からの誘いを断り切れず、苦手な合コンに参加した凪沙は、初恋の彼、空閑忍に再会する。彼は1000人斬りと呼ばれるチャライケメンになっていた。あの素朴な彼がこんな軽薄な男になっているなんてと、お酒を一気飲みしてつぶれてしまう凪沙。忍は凪沙をおんぶして女子寮まで送り届け、凪沙と一緒に寝ていた。翌朝、目覚めた凪沙に怯(おび)えられ、ムッとした忍は「寝てる女を襲うほど飢えてない」「5年前より劣化している」とふてくされる。さらに忍がまだ高校1年生だと聞かされた凪沙は、生徒手帳が偽物なのではと疑う。その日は大人しく帰った忍だったが、忍は勝手に凪沙のスマホでLINE交換をしたり、大学の前で待ち伏せしたりしたため、怒って冷たい態度をとる凪沙。その夜、寮の部屋にいた凪沙に「窓の鍵を開けておいて」と忍からLINEが入る。窓を開けて見に行くと、忍がベランダから入ってこようとしていた。もみ合ううちに忍に押し倒される凪沙。忍は「5年間忘れたことなかったのに」と言い、凪沙にキスをするのだった。「今彼氏が欲しいなら、俺がなってやってもいいけど」と生意気なことを言う忍にときめきながらも、素直にはなれない凪沙だった。
登場人物・キャラクター
凪沙 (なぎさ)
女子大生。中学3年生の時に犬の散歩で出会った男の子、空閑忍が初恋の人。恋愛ベタで素直になれないこじらせ女子で、1か月くらい付き合った元カレの大地とは手をつなぐところまでしかいってない。合コンや強い香水の匂いが苦手。首の後ろにホクロがあり、赤面すると首まで赤くなる。髪型は肩までの長さのボブカット。茶太郎という名の犬を飼っていた。
空閑 忍 (くが しのぶ)
高校1年生の男子。182センチと長身で、周りの女子たちが振り返るほどのイケメン。前髪が長く、ツリ目でピアスをしている。ベルという名の犬を飼っている。小学5年生の時に犬の散歩で出会った凪沙を忘れられずにいる。自分の感情のままに行動し、人の目はあまり気にしない。嫉妬心も強い。
書誌情報
反抗期なカレシ 9巻 小学館〈フラワーコミックス〉
第1巻
(2021-08-26発行、 978-4098713240)
第2巻
(2021-12-24発行、 978-4098715169)
第3巻
(2022-05-26発行、 978-4098716432)
第4巻
(2022-10-26発行、 978-4098717224)
第5巻
(2023-04-26発行、 978-4098718993)
第6巻
(2023-09-26発行、 978-4098722563)
第7巻
(2024-01-26発行、 978-4098725441)
第8巻
(2024-05-24発行、 978-4098725977)
第9巻
(2024-09-26発行、 978-4098727636)