吸血鬼すぐ死ぬ

吸血鬼と吸血鬼退治人、本来敵同士であるはずの2人が送る不思議な同居生活を描いたギャグコメディ。ありふれた設定ながら、この作品を特徴づけているのは主人公の1人である吸血鬼が超虚弱体質のニートですぐに死んでしまうという点。何かにつけては塵になり、すぐに復活するという吸血鬼の不死性を活かしたネタで、休む暇なく繰り広げられるハイスピードなボケとツッコミの応酬が楽しめる。2013年に行われた第80回・別冊少年チャンピオン合同新人まんが賞で佳作を受賞し、「週刊少年チャンピオン」2013年30号で読み切り版が掲載された。その後、設定をブラッシュアップした連載版が「週刊少年チャンピオン」2015年30号から連載。読み切り版はコミックス第2巻に収録されている。

世界観

人間の他に吸血鬼が当たり前のように存在する世界が舞台。その性質上、吸血鬼は基本的に人類に害をなす存在であるため、一般的な職業として吸血鬼退治人が存在する他、警察には吸血鬼問題を取り扱う吸血鬼対策課があり、また弱い吸血鬼を殺すための撃退スプレーや吸血鬼に噛まれた時のための医薬品なども存在している。

あらすじ

凄腕の吸血鬼退治人であるロナルドは、新たな吸血鬼退治の依頼を受けてとある城へと足を向けていた。話によれば、依頼人の息子は真祖にして無敵と謳われる吸血鬼ドラルクの住むドラルク城に向かうところを目撃されたのを最後に、帰ってこないのだという。ロナルドは壮絶な戦いを覚悟しながら、目的の城に正面から乗り込んでいく。しかし、いざ相対したドラルクはおよそ無敵という言葉とは正反対の超虚弱体質の吸血鬼だった。その後、バカバカしい顛末ながらなんとか依頼をこなしたロナルドが事務所へ戻ると、そこには退治したはずのドラルクの姿があった。実はドラルクは退治されておらず、退治の際に居城を破壊した責任を取って、ドラルク城再建までの間、ロナルドの事務所を仮住まいにさせろと主張する。こうして、人気吸血鬼退治人とすぐに死ぬ吸血鬼の奇妙な同居生活が始まった。

定型パターン

作品のタイトルが表わすように、主人公の1人でもある吸血鬼のドラルクがすぐに死ぬというのが定番のギャグ。その死に様は実に多種多様で、子供に脛を蹴られて死ぬばかりか、驚いただけでも死ぬという虚弱ぶりを見せる。コミックスでは、各巻ごとに「この巻でドラルクが何回死ぬか」というクイズが出されるほどである。もちろん、「死ぬ」といってもドラルクは吸血鬼であるため不死性を持っており、体が塵になるというだけですぐに元通りに復活する。なお、すぐに死んでしまうのはドラルクのみで、他に登場する吸血鬼は一般的な伝承に伝わる通り、基本的には強靭な肉体と不死性を誇る。

現況

本作『吸血鬼すぐ死ぬ』のコミックス発売に応じて、「Twitter・エア握手会」が開催されている。これはコミックス最新刊を購入し、作者である盆ノ木至のTwitterアカウントに購入したコミックスの写真を付けてリプライを送ると、作中の登場人物がファンの質問に答えてくれるというもの。現在でもコミックスの最新刊が発売されるたびにこのイベントは行われており、作中では名前の登場しないキャラクターの名前が明かされたり、登場人物の裏話が公開されるなど、見ているだけでも本作をより深く楽しむための情報を得ることができる。

登場人物・キャラクター

ロナルド

新横浜に事務所を構える吸血鬼退治人の男性。赤いマントと鍔の広いチロリアンハットをかぶった出で立ちが特徴。ドラルクの退治依頼において一時はドラルクと対峙するものの、さまざまな経緯を経て現在はドラルクを事務所兼自宅に居候させている。イメージが大切な吸血鬼退治人という職業上、平時はハードボイルドを装っているものの、事務所の評判が落ちることを恐れているため一般人に対する腰は異常に低い。 しかし吸血鬼退治人としての実力、人気は高く、特に銃の腕前は周囲の吸血鬼退治人たちからも一目置かれるほどで、ドラルクはともかく、高等吸血鬼を何体も退治しているなど確かな実績を誇る。また、吸血鬼退治人としての自伝小説「ロナルドウォー戦記」も続巻が刊行されるほどには売れており、文才にも恵まれている。 ドラルクに対しては吸血鬼ということを差し置いてもニートの居候であり、しかも態度が大きいために追い出したいと考えているが、ドラルクの登場した「ロナルドウォー戦記」の売れ行きが予想以上に良いうえ、彼の家事全般のスキルが高く生活が改善していること、ドラルクのペットのジョンが可愛いことから扱いには慎重になっている様子。 吸血鬼対策課に勤める兄ヒヨシと可愛い妹がいる。

ドラルク

真祖にして無敵の吸血鬼と恐れられた高等吸血鬼の1人。黒ずくめのタキシードに血色の悪い紫の肌、痩せこけた頬とやる気のなさそうな半目がちの瞳をした男性。居城であったドラルク城に子供を拉致した嫌疑をかけられ、ロナルドと対峙。すったもんだの末にドラルク城を破壊され、居場所を失ったためにロナルドの事務所兼自宅に居候することになった。 吸血鬼の真祖であることは間違いないが、実は無敵とは程遠い超虚弱体質の吸血鬼。その虚弱ぶりは歩いていて何かにぶつかっただけでも死ぬ(塵になる)ばかりか、びっくりしただけでも死ぬほど。しかし吸血鬼の不死性から塵になってもすぐに復活することができる。ちなみに、吸血鬼としての特性である変身などは苦手であるほか、催眠術などの特殊技能も持ち合わせていない。 一方で、家事全般は得意であり、特に料理に関してはロナルドをうならせるほどの腕前を誇る。また他に趣味であるゲームも得意。性格を簡単に表現するなら自分に甘い享楽主義者。一定の常識はわきまえているが、物に釣られやすく、また単純に面白そうと思っただけで何にでも首を突っ込んでいくトラブルメーカーである。

ジョン

ドラルクの使い魔のアルマジロ。長い間、ドラルク城でドラルクと2人で平和な生活を送っていたが、ドラルク城の倒壊により、ロナルドの事務所で同居を始めることになる。アルマジロながら作中屈指の聖人であり、万人に優しく、大人しく理性的。時に自己犠牲の精神を発揮してまで場を収めようとすることもある。しかしパニックを起こすとその場で丸くなり、ぐるぐると円を書くように転げ回ったりする一面もある。 主人であるドラルクとは固い絆で結ばれている他、居候先の主人であるロナルドのことも慕っており、その愛くるしさや人懐っこさから、ドラルクやロナルドはもちろん周囲の人間からもかなり大事にされている。泣き声は「ヌー」。

ヒナイチ

神奈川県警の吸血鬼対策課で捜査官兼対吸血鬼特殊戦闘員として働く若い女性。長い髪を持ち、カチューシャと前髪の分け目から生えたアホ毛が特徴。ロナルドの事務所に吸血鬼がいるという話を聞き、ドラルクが放置しておいても良い吸血鬼がどうかを見定めるために事務所を訪れる。性格は生真面目で実直。まだ年若いながらも戦闘員として類まれなる力を発揮しており、捜査官として将来を嘱望される人物だったが、ロナルドの事務所を訪れた初対面時にドラルクの紳士的な振る舞いに心を奪われ、ドラルク専属の監視任務を自ら志望した。 なお、ドラルクへの一時の気の迷いはすぐに払拭されたものの、日頃の上司らからの信頼が裏目に出て、その後もドラルク専属監視任務を継続することになってしまった。 物語が進むにつれて食べ物に釣られやすい性格が露呈したり、ロナルド吸血鬼退治事務所の床下に無断で自分の待機場所を作るなど突拍子もない行動に出るようになり、若干頭の緩いキャラクターが定着しつつある。

半田 桃

神奈川県警の吸血鬼対策課で働く男性のダンピール。吊り上がった悪い目つきと左目の下にある泣きぼくろが特徴。ロナルドとは学生時代の同級生であり、古い友人だが、一方的にロナルドを敵視しており、何かにつけてはちょっかいをかけてくる。ロナルドを嫌っている最たる理由は、半田桃が愛してやまない母親の半田あけみが「ロナルドウォー戦記」、ひいてはロナルドの大ファンであるため。 だが、その一件がなくても学生時代からロナルドに対抗意識を持っていた過去が語られており、要するに少し面倒な性格というだけである。ロナウドを嫌うあまりにロナルドのことはプライベートにまで踏み込んでなんでも知り尽くしており、また「ロナルドウォー戦記」も読破、全編に渡って記憶済みで大事な部分には付箋を貼っている。 一方でダンピールと吸血鬼という関連性、そしてロナルドに嫌がらせをして楽しみたいという共通意識からドラルクとは仲がいい。ロナルド関連のことになると途端に頭が弱くなるが、吸血鬼対策課員としては優秀で、勘も良いデキる男という一面も持つ。

ヒヨシ

神奈川県警の吸血鬼対策課で隊長を務める人物。口ひげを生やしているが実は付けひげであり、まださほど年を経ていない壮年の男性。付けひげをよくなくしては他の課員に声をかけて回る迷惑な部分があるものの、それ以外は至って普通の常識人。姿は早い段階で登場していたが、のちにロナルドの兄であることが判明。ロナルドいわく、性格容姿ともに優れ、女にモテモテで無敵。 目からビームを出す必殺技まで持っていた伝説の吸血鬼退治人であったが、吸血鬼の攻撃からロナルドをかばった際に怪我を負い、それがもとで銃が持てなくなったために吸血鬼対策課に就職したという。ロナルドが退治人を目指すきっかけとなった自慢の兄である。しかし、実はこれらはすべてロナルドの勘違いであり、ヒヨシ自身はそこまで高潔で無敵の人物ではなかったりする。 ロナルドの思い込みの激しさから誤解を解くこともできずに疎遠になり、兄弟で会う機会は少なくなっている。

サテツ

新横浜を中心に活動を行う吸血鬼退治人の1人。顔に傷を持ち、肩から先の左腕に巨大な機械を付けた逞しい体つきの男性。その容姿から「鉄の左手」の異名を持つ。いかつい見た目に反して、非常に大人しく穏やかな性格。また顔の傷はペイントであり、左腕もロボットアームであり義手ではない。これらはすべて吸血鬼退治人として少しでもキャラ付けをしようとした結果である。 ただし、なかなかうまくいかず、大人しい性格が災いして人に名前を覚えてもらえないのがコンプレックスとなっている。実は荒れていた過去があり、怒らせると非常に怖い。

マスター

新横浜退治人組合を取り仕切る男性。退治人組合の他に副業としてダイニングバー「新横浜ハイボール」を経営しているため、「マスター」と呼ばれている。オールバックに固めた髪と口ひげが特徴。線のように細い目を穏やかに丸めいつもニコニコとしていて物腰も丁寧。しかし見た目に反して意外にもノリは良く、何かにつけて吸血鬼退治人たちを相手に賭け事を開催したり、新商売を始めようとするなど商魂は逞しい。 マスターの娘を溺愛しており、手を出そうとする者には容赦がない。なお、コミックス発売記念のイベント「Twitter・エア握手会」で、実は「ゴウセツ」という名前であることが明らかになった。

マリア

新横浜を拠点に活動している吸血鬼退治人の1人。修道女のような格好をしているが、およそ修道女とはかけ離れた豪胆な性格の持ち主。コミックス発売記念のイベント「Twitter・エア握手会」で、吸血鬼退治人の他に実家家業として丹沢山中でマタギをしていることが明かされており、作中でも新横浜退治人組合にさまざまなジビエ素材を提供している。 酔うとおっさんのように絡んでくる。

ター・チャン

新横浜を拠点に活動している吸血鬼退治人の1人。中華服風のコスチュームに身を固めた女性で、大きな瞳と玉ねぎ型に固めた後ろ髪が特徴。可愛らしい容姿に反して非常に辛辣で、普通の会話にすら毒舌を織り交ぜる強烈な性格の持ち主。実家は中華料理屋を営む。

ショット

新横浜を拠点に活動している吸血鬼退治人の1人。ドレッドヘアーで、目深にヘアバンドをつけた男性。ドラルクが新横浜退治人組合に初めて顔を出した際から登場し、セリフもあったが長らく名前は登場しなかった。鎖の先端に矢じりのような刃物が付いた「フックショット」を武器に戦う。退治人組合では常にクリームソーダを飲んでいる。 ムダ毛フェチ。

マスターの娘

新横浜退治人組合を取り仕切るマスターの娘。主に新横浜退治人組合で給仕として働いている。前髪をセンター分けにしたミディアムボブの髪型と少し太めの眉毛が特徴。非常に大人しく無口で控えめな性格だが、酔うと羽目を外して、吸血鬼に対し業務用バーナーを火炎放射器のように使った豪快な攻撃を仕掛ける意外な一面もある。なお、コミックス発売記念のイベント「Twitter・エア握手会」で「コユキ」という名前であることが明らかになった。

ホームランバッター

新横浜を拠点に活動している吸血鬼退治人の1人。野球のユニフォームとヘルメットに身を固めた容姿が特徴の退治人。退治人としてのキャラ付けのため、バットとボールを使った技を駆使して吸血鬼を退治している。予想はつくが本人によればバットを使った攻撃はともかく、ボールを使った攻撃は難度が高く、また後でボールを回収しにいくのが面倒であるという。 初めてドラルクが新横浜退治人組合にやって来て、はしゃいでいる時にも気さくに対応した。

シーニャ・シリスキー

新横浜を拠点に活動している吸血鬼退治人の1人。ゴツいガタイにあごひげを生やし、目に傷を持った男性だが、ボンデージとベネチアンマスクで身を包んだオカマである。ゲテモノ調教師という二つ名を持ち、捕まえた吸血鬼を自分好みに調教してしまうという特殊な退治人。新横浜退治人組合に顔を出したドラルクのことを気に入り、ロナルドにその所有権を賭けての勝負を挑んだ。

かぶりものの退治人

新横浜を拠点に活動している吸血鬼退治人の1人。大きな鳥のマスコットのような可愛いかぶり物をかぶり、ウエスタンファッションに身を包んだ特徴的な姿をしている。背中には機械仕掛けの大きな刀のような武器を持つ。作中では一度も言葉を発する場面がなく、あまり活躍は見られないが、コミックス発売記念のイベント「Twitter・エア握手会」で「ヴァモネ」という名前であることが明かされており、新横浜でも人気・実力ナンバーワンといわれている。

十字架フードの退治人

新横浜を拠点に活動している吸血鬼退治人の1人。大きな十字模様の入ったフードをかぶり、高い襟で鼻元まで隠したコスチュームと長い前髪を一束垂らした目元が特徴。作中ではほとんどモブのような形であまり活躍はないが、コミックス発売記念のイベント「Twitter・エア握手会」で「ショーカ」という名前であることが明らかになった。 元消防士であり、高圧水流を使った武器で戦うという。

そばかすの退治人

新横浜を拠点に活動している吸血鬼退治人の1人。三つ編みのおさげ髪とそばかすが特徴。作中ではモブのように扱われており、あまり出番がないが、コミックス発売記念のイベント「Twitter・エア握手会」で「ロビン」という名前であることが明かされており、男性であることも判明。新横浜で洋弓教室を開いており、退治人稼業はその教室の宣伝も兼ねての活動だという。

メドキ

新横浜退治人組合にいる前髪パッツンのミディアムボブの髪型が特徴の男性。当初は組合の中でモブのように描かれていただけだったが、吸血鬼の野球拳大好きとの戦闘において名前が判明した。なお、コミックス発売記念のイベント「Twitter・エア握手会」では、メドキ本人は退治人ではなく、吸血鬼退治人の扱う武器を提供する商人であることが明らかになった。

短髪の退治人

新横浜を拠点に活動している吸血鬼退治人の1人。名前などの設定はあるものの、作中で登場機会やセリフのない退治人たちの中でも描写機会が極めて少ない男性。コマの隅に少しだけしか出てきていないが、前髪まで短く切った短髪の男性であることが分かる。なお、コミックス発売記念のイベント「Twitter・エア握手会」で「スリーエイト」という名前と、ナックルダスターを武器に戦う新人退治人である、という設定が明らかになった。

ゼンラニウム

新横浜に現れた高等吸血鬼。吸血鬼研究センターに捕獲されていたが、自分の操る植物で新横浜を埋め尽くすべく研究センターを脱走した。自分の体から生える植物(ゼラニウム)を操ることができる特殊能力を持ち、またその植物の種を飲ませることで、対象を自分の眷属にすることができる。威厳のある顔つきをしており立ち居振る舞いも紳士的だが、その外見は全裸に黒いマントを羽織り、股間に植物を生やした姿で、紳士とは程遠い変質者。 また常人とは逆に、股間を隠すことに異常なほどの羞恥を感じる特殊性癖を持つ。脱走した先で出会ったドラルクと新横浜少年退治人隊の少年を気に入り、眷属にするべく股間から生やした植物の種を飲ませようとするが、すんでのところでロナルドに撃退され、再度吸血鬼研究センターに収容された。

変な動物

新横浜周辺に生息している吸血鬼の1人。どんな姿にでも変身できるという特殊能力を持つ吸血鬼だが、能力が暴走し、変な姿になったまま戻らなくなってしまい、それをなんとか解決してほしいとロナルド吸血鬼退治事務所を訪れる。登場当初、及び作中で登場する基本的な容姿としては、背中に鱗のある、2メートルを超える大きな芋虫の体から2本の人間の足のようなものが生えている。 また顔の部分には象のような鼻があり、頭の側部から蝶の羽根が生えている。だが容姿は本人の気分次第であれこれ変化するため、本来の容姿も不明。変身能力が暴走する原因は判明しており、エロいことを妄想すると暴走してしまうのだという。しかし、もともとの性格がド変態であるためになかなか治療のしようがない。 ちなみに「フォン・ナ・ドゥーブツ」という本名があるが、本人の希望もありもっぱら「変な動物」と呼ばれている。

アダム

突如ロナルド吸血鬼退治事務所に飛び込んで来た、痩せ型で線の細い顔をしたイケメン男性。何者かに追われているために匿ってほしいとロナルドに依頼をしてくる。実は吸血鬼であり、街でナンパしながら吸血対象を探していたところ、月光院希美と遭遇し、一方的に好意を寄せられ、付きまとわれているという。

月光院 希美

一目見ただけでドラルクがショックで塵になって死ぬほどに、ふくよかで個性的な容姿をした女性。街で友人と歩いていたところアダムに声をかけられ一目惚れ。アダムから吸血鬼であることを暴露されても、一生側にいるために自分を噛んで吸血鬼にして欲しいと付きまとう。その執着はもはや尋常ではなく、ほんの少しの残り香でアダムの居場所を判別し、些細な物音も聞き逃さない。 なお、現役女子大生であり、大学では合唱部に所属している。

ドラウス

ドラルクの父親である吸血鬼。白髪ではあるが、ドラルクと同じように後頭部両側の髪が角のように跳ねている。ドラルク一族にあって新年会の音頭を取るほど力のある吸血鬼だが、息子であるドラルクには非常に甘く、子離れが一切できていない。

ゴルゴナ

ドラルクの叔母にあたる吸血鬼でドラウスの妹。ドラルクやドラウスと違い、人間であるロナルドにも礼儀正しく、理性的で丁寧な物腰で接してくる。しかし、少し人とは違った特殊な性癖の持ち主で、ドラルクがロナルドの正体が吸血鬼退治人であると知られないために、職業がポールダンサーであると嘘をつくと、異常なほどの興味を示し、冷静な態度のままぐいぐい話に食いついてくるという厄介な絡み方を見せた。

ドラルクの祖父

ドラルクの祖父にして一族の長。真祖の吸血鬼。ドラルクいわくいつから生きているのか分からないほど長命で、非常に強大な力を持ち、一族の中で敵う者はいないというまさに最強の吸血鬼といえる存在。見た目も威厳に溢れており、多くを語らない落ち着きのある人物。そのために周囲の血族からも恐れられているが、もっとも怖いのはその独特の性格である。 何かのイベントにかこつけては血族を自分の趣味に無理やり付き合わせるという厄介な性質で、しかもその趣味というのがドラルクの祖父の力に合わせた過酷なものであるため、血族の者たちは逆らうこともできず必死でついていくしかない。ドラルク一族の新年会には出席しない予定だったが、ふと気が変わったと言って突然顔を出し、趣味で作った自作のすごろくを披露。 血族たちに遊ばせるという迷惑なイベントを行った。非常に長命で吸血鬼の中でも高齢の部類だが、ネット社会に精通しており、TwitterやLINEもやっている。なお、LINEのIDを教えると秒刻みでスタンプ爆撃を行ってくるというこれまた迷惑な趣味を持つ。

ゴボウ

オータム書店の編集長がロナルドに送った野菜の中で、吸血鬼化してしまっていた吸血野菜の1種。目玉から数本のゴボウが手足のように生えた蜘蛛に似た生物に変化している。せっかく送られてきたのだからとドラルクによってささがきにされ、調理されたことを恨んでおり、ドラルクに対しては敵意をむき出しにする。 他の吸血野菜と同じく吸血ニンニクによって全滅したと思われていたが、のちに1匹のみ難を逃れてロナルド吸血鬼退治事務所に潜んでいたことが判明。その際、話すことはできないものの、手足のようになったゴボウを巧みに操り、メッセージ幕を掲げて意思疎通できることが明らかになった。

辻斬りナギリ

無差別傷害容疑で全国手配されている凶悪な吸血鬼。吸血鬼対策課の見立てでは危険度は上位から2番目のAオーバー。自分の血液で作った刃を対象に突き立て、血を抜き取るという残虐な方法で人々を襲っている。また自分の体を模して作った人形に魂のみを移し替える特殊技能を持っており、これによって本体側の心臓に杭を打ち込む、陽の光に当てるなど、一般的な吸血鬼の撃退方法でも一切のダメージを負わないという不死性を誇る。 新横浜に出没し、1人の男性警察官を襲ったことで所在が発覚。新横浜の吸血鬼対策課、および吸血鬼退治人の協力体制のもと、その身柄が捜索されることになった。

フクマ

オータム書店で働く編集者で、ロナルドの自伝小説「ロナルドウォー戦記」の担当。ぴっちり七三に分けた黒い長髪とメガネがトレードマークの男性。切れ長の瞳に穏やかな物腰で、常に笑みを絶やさない。しかし、ブラック企業を超えた暗黒企業のオータム書店において、若くしてその才能を認められ敏腕で鳴らす編集者であり、作中屈指の強者の1人。 南斗編集戦斧拳を修めており、得意とする獲物はバトルアックス。一度締切を破ったロナルドに対して、体を傷つけずに服だけを斧で切り裂くという超絶技巧を披露したことがある。それ以来ロナルドはフクマには一切逆らわないと決めており、またその実力を垣間みたドラルクからも恐れられている。しかし、意外に可愛いものが大好きで、中でも猫には目がない。

編集長

オータム書店で編集長を務める人物。小柄で白髪交じりの髪をセンター分けにし、常にゴーグルを着けた中年男性で、ロナルドやドラルクに自分で育てた野菜を送るなど、気さくな性格。だが、ブラック企業を超えた暗黒企業のオータム書店で編集長を務めるだけあり、フクマ同様、ロナルドたちにとっての超危険人物である。主な武器はモーニングスター。

サンズ

オータム書店で働く編集者の若き女性。段違いボブのように毛先を切りそろえた髪型と、星の模様に見える瞳が特徴。同じ会社で働く敏腕編集者であり先輩であるフクマを敵視しており、隙あらば亡き者にしようと企んでいる。実はオータム書店に入社する前からロナルドの大ファンであり、フクマを憎んでいるのはロナルドに近い立場にいるため。 いつかフクマを「担当者会議」の名を借りた決闘で打ち倒し、憧れのロナルドの担当編集者になるのが夢。普段は非常に自己中心的で傍若無人な性格だが、ロナルドを前にすると緊張のあまりポンコツな性格になってしまう。使用する武器は大小さまざまな手裏剣。

ボサツ

ロナルド吸血鬼退治事務所の天井裏に入り込んでしまった白猫。だが、実はただの白猫ではなく、吸血鬼化した猫であった。対象を噛む、爪でひっかくなどで傷を負わせることで催眠術をかけることができ、対象の精神を掌握、猫が大好きな忠実な下僕にすることができる。天井裏からなんとか誘い出そうとするジョン、ヒナイチ、ロナルドまでをも催眠術にかけ、全人類を猫大好きにして猫缶を開けるだけの奴隷にするという壮大な野望を持つ。

キックボードのガキ

ドラルク城のある伊奈架町に住む子供。ドラルク城に向かったところを近隣住民に目撃されたが、夜になっても戻らず、ドラルクによって誘拐されたのでは、とロナルドに救出依頼が出された。しかし実際には自ら進んでドラルク城に侵入し、勝手にゲームで遊んでいただけだった。目や鼻、口が点と線だけで描かれるこざっぱりとした顔つきとは裏腹に非常に小生意気でふてぶてしい性格の持ち主。 家に帰れというドラルクやロナルドの言うことを聞かないばかりか、子供の特権をフルに活かした頭脳戦とキックボードを巧みに乗りこなす機動戦術で2人を翻弄。ドラルク城崩壊の一因を作り出した。作中での登場回数はさほど多くないものの、コミックス各巻のカバー折り返しに必ず描かれるために異様な存在感を誇る。

半田 あけみ

半田桃の母親で、初登場時の年齢は52歳。吸血鬼だが人間社会に溶け込んで暮らしており、人間の夫との間に桃を授かっている。何気なく手に取ったという「ロナルドウォー戦記」にドハマりしてしまい、それ以来ロナルドの大ファン。自宅の玄関先にロナルドの等身大パネルを置いてしまうほどのハマりぶりで、桃がロナルドを嫌う原因の1つになっている。 なお、52歳ではあるものの吸血鬼であるために容姿は20代といっても差し支えないほどに若く、かなりの美人。性格は穏やかで優しいが、少々天然気味で楽天家なところがあるため、息子がロナルドのことを嫌っているのには気づいていない。作中序盤では「あけ美」と表記されていたこともある。

サギョウ

神奈川県警の吸血鬼対策課で働く青年。新米であるため、先輩である半田桃などに振り回されている。個性的な面々の揃う吸血鬼対策課においては割と普通の常識人だが、梱包材のプチプチを潰すという特殊な趣味を持っており、これを邪魔された時には本気でキレる変わった一面を持つ。

カメ谷

週刊バンパイアハンターの男性記者。茶髪のボサボサ髪にメガネをかけているのが特徴で、ロナルドが吸血鬼関連の事件を起こすといつも必ず付きまとってくる典型的なストーカーマスコミ。しかし、実は高校時代にロナルドと同級生であった。学生時代は主にさまざまな奇行を働く半田桃に付きまとっていたが、記者になってからはネームバリューのあるロナルドに張り付くようになっている。 面白い記事のためなら自分の醜態もネタにする根っからのプロマスコミ根性を持つ。

武々夫

ロナルド吸血鬼退治事務所の近くにあるコンビニエンスストア「ヴァミマ」で働く青年であり、店長の息子。何らかの拍子で仮性吸血鬼化してしまった際、周囲の意見を聞かずに「自分はこのまま吸血鬼になる」と宣言。治療を受けさせようとする周囲の人間を脅すため、ヴァミマで働くアルバイトのエリを人質にとって立てこもった。 精神に重大なダメージを追うと「鳥になりたい」と言い出す。

店長

ロナルド吸血鬼退治事務所の近くにあるコンビニエンスストア「ヴァミマ」の店長を務める男性。「暴々夫」という名前があるが、ロナルドを含め周りの人間からはもっぱら「店長」と呼ばれている。息子である武々夫が仮性吸血鬼化し、アルバイトのエリを人質に店内に立てこもった事件において、ロナルドに解決してもらおうと事務所に駆けつけてくる。 その昔、理由もなくポールダンサーを目指した過去を持つ。

エリ

ロナルド吸血鬼退治事務所の近くにあるコンビニエンスストア「ヴァミマ」で働くアルバイト店員の女の子。髪型はショートボブ。仮性吸血鬼化した武々夫が治療を拒むため、周囲の人間を脅す際に人質に取られてしまう。20歳年上の金持ちと結婚する予定がある。

ハナコの飼い主

牛乳瓶の底のような丸メガネにそばかすが特徴的な男性。家の近くに吸血鬼がいる件でロナルドに仕事の依頼にやって来る。しかし吸血鬼が出現するという場所をピンポイントで指示したり、下等吸血鬼のスラミドロを発見した際、これを駆除しようとしたロナルドの邪魔をしようとするなど、どうにも怪しい挙動を見せる。

ハナコ

ハナコの飼い主に飼われていたスラミドロ。当初は手のひらサイズであったが、育てるうちにどんどん巨大化し、最終的には人間を丸ごと体内に取り込めるまでに成長している。また、人間の血で育ったためか、人間を取り込むことでその人間の器官を操って言葉を発するなど特殊な能力に目覚めている。

Y談おじさん

新横浜に現れた高等吸血鬼。スーツ仕立ての上下にコートを羽織り、杖を持った紳士然とした見た目をしている。手にした杖の先から光線を発射し、それを浴びた者は卑猥な話しかできなくなるという極めて迷惑で強力な催眠術を使用する。

野球拳大好き

新横浜に現れた恐るべき高等吸血鬼。対象に高度な催眠術をかけ、強制的に野球拳対決をするという恐ろしい技を使用してくる。ジャンケンに強いばかりか、非常に多くの服を重ね着しており、野球拳においてはおよそ無敗。また野球拳を仕掛けられた相手と自分だけを囲う結界を張ることもできるため、勝負の間は外野が手出しすることもできない。 執拗に吸血鬼退治人を狙った勝負を仕掛け、多くの退治人を犠牲にした。

吸血野菜

野菜が吸血鬼化したもの。収穫をせずに放置したり古くなったものをそのままにしていると稀に吸血鬼化することがある。また、他の普通の野菜の中に吸血鬼化した野菜が1つでもあると、どんどん吸血鬼化が伝染してしまうという特性を持つ。野菜の中では特に瓜科のものが吸血鬼化しやすい。オータム書店の編集長が家庭菜園で育てたという野菜をロナルドに送ったところ、ダンボールいっぱいの野菜がのきなみ吸血鬼化していたことがあり、大変な騒動を引き起こすこととなった。 この時、吸血鬼化したゴボウのうちの1体が一斉駆除の難を逃れ、のちにロナルド吸血鬼退治事務所に居つくことになる。

陸クリオネ

海洋生物であるクリオネの姿をした下等吸血鬼。頭部のように見える部分が複数の弁のように割れる口部となっており、人間などの生物を捕食し、服などを雑に溶かしながら血だけを吸う性質を持つ。本体が軟体であるために打撃などの衝撃は効果がなく、撃退するには高熱を与えるなどの攻撃が有効。学生時代に半田桃がロナルドの痴態を晒すために学校へと持ち込んだ。

海陸クリオネ

陸クリオネが海中に戻り、海中生物の血液に反応することで本来の姿を取り戻した吸血生物。陸クリオネの状態では大きくても人間の腰ほどまでしかない体長が、人間の数倍にまで膨れ上がっており、凶暴性も増している。しかし、ロナルドの銃でさらっと駆逐され、海へ戻っていった。

デカい蚊

そこら辺に存在している下等吸血鬼。見た目はそのまま大きな蚊であり、生物の血を主食としている。刺されても通常の蚊のように痒くなったりすることはないが、割と痛い。基本的には蚊であるため対策できていれば退治することができる程度の危険度だが、ドラルクにとってはかなりの強敵であり、遭遇した際は何度も死にながら逃げ回った末、挙句の果てにジョンを盾にしようとした。

吸血ウツボカズラ

ドラルクの一族の新年会で、ドラルクの祖父が作ったスゴロクに仕掛けられていた罠に登場した吸血植物の一種。人間1人を丸ごと飲み込めるほどの巨大なウツボカズラで、中に入った者の血を吸う性質がある。スゴロクをプレイしたドラウスとゴルゴナがスゴロクのルールに従ってその餌食となった。

吸血コタツ

ロナルドが「ヤホーオークション」で2円で購入したコタツ。無料同然だった理由は吸血鬼化しているためだったが、そうとは知らずに買ってしまい、ドラルク、半田桃、ロナルド、ジョンがその餌食となった。桃の見立てによれば、入った者の精気をじわじわと吸う性質を持っているため、獲物を即座に殺すことはないという。 またその仮説を証明するかのようにロナルドや桃がコタツに捕まった際、みかんを作り出して心地良い時間を提供しようとしていた。ただし、怒らせた場合はこの限りではなく、コタツ内部の火力を上げて獲物に危害を加えることもある。なお、調整できる火力は、弱、中、強、超の4段階が確認されている。

カクレツチグモ

新横浜に現れた下等吸血鬼の一種。巨大な蜘蛛を姿をしているが6本の脚が人間の手のようになっており、それを活かした隠密性と機動性が特徴。主に子供や小動物を攫って巣に連れ帰り、じわじわと血を吸う性質を持っている。辻斬りナギリが吸血鬼退治人に対抗するため攫ったジョンを二重誘拐する。

熱烈キッス

新横浜に現れた吸血鬼の1人。腕を持たず、くびれのない細長い胴体の中央から、縦に3つの唇を生やした異様な姿をしている。唇は前に大きく突き出しており、ハート型をしている。上から数えて1つ目と2つ目の唇の間に女性のものらしき豊満な胸部がある。主にイケメンを獲物にして前方に生えた3つの唇で生き血をすする恐ろしい性質を持ち、目撃情報を聞いて駆けつけたロナルドと対峙する。 ちなみに血液型はAB型で星座は乙女座。芸能人で好きなタイプは岡田准一だという。

マナー違反

新横浜に現れた恐るべき高等吸血鬼。土と土中の微生物の死骸からグールを作り出し、これを使役するという高等な能力を持つ。グールを使って、公園の遊具を専有する、砂場を水浸しにするなどの迷惑行為を働き、子供の教育に敏感な新横浜の母親たちを恐怖のどん底に陥れた。

死のゲーム

ドラルクがオータム社内大運動会の景品として入手した家庭用ゲーム機専用ゲームソフト。ゲームソフトがツクモ吸血鬼化したもので、ゲームを起動した瞬間にコントローラーと腕を固定し、強制的にゲームをプレイさせる。そしてゲームがクリアできなかった者の血を吸うという恐ろしいもの。しかしゲームとして非常に分かりやすく丁寧な作りになっており、ドラルクにあっさりクリアされてしまう。 その後、ドラルクのゲームの腕前に感嘆して「師匠」と仰ぎ、攻略できないほど難易度の高いクソゲーを目指して切磋琢磨する。

男性警察官

辻斬りナギリの被害にあった男性警察官。人気のまったくない夜間にナギリと遭遇。果敢に応戦するも攻撃の効かないナギリによって袋小路に追い込まれて斬りつけられ、重傷を負った。なおコミックスの幕間では怪我からの復帰後、ナギリ討伐のために警察官を辞職し吸血鬼退治人として経験を積み、その後に吸血鬼対策課に入り直すというエピソードが描かれている他、コミックス発売記念のイベント「Twitter・エア握手会」で「ケイ・カンタロウ」という名前であることが明らかになった。

ニホンオッサンアシダチョウ

特に水辺を好む、新横浜周辺に生息する鳥。基本的にはダチョウのような姿をしているが、人間のおっさんのようなすね毛が目立つ脚部を持つ。また、口の内部、特に歯の生え方も人間に近く気持ち悪い。その気持ち悪い外見に反して、肉は美味い。

オータムヒグマ

オータム書店によって生体改造されたヒグマ。頭部の一部が改造の影響でサイボーグ化しており、目標の戦闘力をスキャンするなど多彩な機能を持つ。オータムヒグマのスキャンによれば、ドラルクの使い魔であるジョンは戦闘力3、ドラルクの戦闘力は0であり、ゴミ虫と判断されていた。ちなみにフクマの戦闘力は計測不能。

工場長

新横浜製菓工場の責任者の男性。ロナルドとジョンを同時採用することを条件にドラルクを採用し、工場で働かせることにした。かなりイケイケな性格の持ち主で、ロナルドの採用が決まった瞬間にロナルドの知名度を活かしたコラボ商品を開発。また工場でドラルクたちの勤務環境からアイデアを得て新製品をすぐに開発するなどバイタリティに溢れる精神を持つ。

五十嵐 権蔵

新横浜製菓工場で働く壮年の男性。厳しい面構えに作業着の上着の片側をはだけた男気溢れる容姿が特徴。責任のある仕事に誇りを持つ職人肌の人物で、その道35年の大ベテラン。ベルトコンベアを流れて来た完成した菓子に「おいしくなぁれ」と声をかける職務について、ドラルクにそのコツを伝授する。

集団・組織

新横浜少年退治人隊

新横浜に住む小学生の少年3人組で、それぞれが「新」「横」「浜」と書かれたTシャツを着ているのが特徴。退治人隊を名乗り、吸血鬼が現れたという情報を聞きつけてはそれを退治しにいく遊びに興じている。ドラルクに対しては果敢に向かっていったものの、ゼンラニウムと初めて遭遇した際にはいろいろな意味で危険を感じ、「新」Tシャツの男の子以外は一目散に逃げ出していた。 その後もちょくちょく登場してはドラルクにちょっかいをかけている。なお、作中には登場しないが、コミックス発売記念のイベント「Twitter・エア握手会」で、「新」の子は加藤新一、「横」の子は横田浩、「浜」の子が萩野真という名前であることが判明している。

吸血鬼対策課

警察組織の中にあって吸血鬼関連の事件を扱ったり、吸血鬼退治人の管理などを請け負っている部署。吸血鬼対策として独自の基準を設けており、吸血鬼危険度は大規模な被害を出す恐れがある「S」から、放置しておいて構わない「みみず」までの5段階。危険度基準を設定するなど杓子定規であることからも分かるように、公的に吸血鬼を裁く立場であるため非常に融通がきかず、民間で吸血鬼関連の問題を扱う吸血鬼退治人とは何かと折り合いが悪い。 しかし、大規模な吸血鬼事件が起きた場合には互いに協力を要請し、解決に当たることもある。

あけみのロナ戦オタク友達の皆さん

半田あけみがロナルドの自伝小説「ロナルドウォー戦記」の読者つながりで得た友人たち。全員それなりの歳を召した人たちだが、人目も憚らずに「I ♥ ロナルド」と書かれたTシャツなどを着ており、熱狂的なファンであることが窺える。ロナルドと半日デートする権利を得たあけみのデートを隠れて覗き見し、あけみを陰ながら応援する心優しい人たち。

場所

ドラルク城

中世ヨーロッパ建築風の巨大な城塞洋館。真祖にして無敵の吸血鬼であるドラルクが住むとされる場所で、地元の者たちも近寄らない禁忌の場所。住所は横浜市伊奈架町、すなわち日本にある。また真祖の吸血鬼が住むというのを良いことに観光名所としてバスツアーが組まれていたり、周辺ではドラルク城やドラルクをモチーフにした菓子土産が売られていたりと本当に恐れられているかどうかは疑わしい。 ドラルクは200年間この城でジョンと2人、穏やかに暮らしていた。しかし、キックボードのガキの侵入を許したことでロナルドが吸血鬼退治に向かうことになり、またその騒動の末に崩壊してしまう。なお、読み切り版では借家であったが、連載版ではドラルクの祖父の持ち物となっている。

ロナルド吸血鬼退治事務所

新横浜駅から歩いて7分ぐらいの場所にある雑居ビルの一室。事務所としての応対室の他、奥は居住スペースも兼ね備えた部屋で、ロナルドの事務所兼自宅となっている。ドラルク城を破壊して住処を奪った責任と「ロナルドウォー戦記」に登場させたドラルクの人気が高かったために居候を許すことになり、現在はロナルド、ドラルク、ジョンの3人で共同生活を送っている。 また、その後もさまざまな人物が勝手に出入り口を作ってしまっており、天井裏にはフクマたちが現れるスペースがあり、床下には主にヒナイチが常駐するというカオスぶりを見せる。

吸血鬼研究センター

捕らえた吸血鬼を研究するための施設。民間からの連絡で下等吸血鬼などの回収を行う仕事も請け負っている。また研究対象の吸血鬼の収容所としての役割も果たしており、ゼンラニウムなどは主にこのセンター内で生活をしている。なお、収容所内でも模範的な態度で暮らしている吸血鬼に対しては、外出の許可なども出すことがある。

オータム書店

ロナルドの自伝小説「ロナルドウォー戦記」を出版している出版社であり、フクマなどが所属している企業。ただの出版社であるはずなのだが、入社資格として武術を修め武器を持っている必要があり、フクマを筆頭に高い戦闘力を持つ危険人材ばかりが集まる。ほかにも社内でクローン人間の培養を行い、作品の担当は社員同士の決闘で決められるなど、キナ臭い裏事情には事欠かない。 社訓は「初版三億部」。一応、モデルとなっているのは秋田書店である。

同断社

オータム書店と関わりのある企業。オータム書店とは決闘(パーティー)をお互いに開催する間柄であるようだが、具体的にどのような関連性があるのかは不明。またオータム書店は秋田書店がモチーフであるが、同断社がどの企業をモチーフにしていて、どういった職種の企業であるかも連想はできるが不明とされている。

新横浜退治人組合

新横浜を拠点に活躍する吸血鬼退治人の集会所。吸血鬼関連の仕事の斡旋を行ったり、退治人たちの情報交換の場としても使われている。なお、集会所では組合を取りまとめるマスターが副業として新横浜ハイボールというダイニングバーを営んでおり、飲食なども提供されている。しかし、平時はどんな急な仕事が舞い込むかわからないため、普段は退治人たちにアルコール類の提供はされていない。 外観のモチーフは新横浜に実在する「横浜ハイボール」というダイニングバー。

漫画喫茶

作中では特に新横浜にあるビルで経営されている場所のことを指す。ドラルクがロナルドが寝ている横でゲームをしていたところブチ切れられて殺されたために、大音量でゲームを楽しめる場所を探して行き着いた。防音ルームがあるため、イヤホンやヘッドセットをしなくてもメディアやゲームを堪能できる。ドラルクいわく「天国のような場所」とのことだが、あるきっかけでドラルクにとっての地獄と化した。

新横浜小学校

毎年恒例の対吸血鬼用防犯グッズの使い方講座を行うためにロナルドが訪れた学校。校名から分かるように新横浜にあり、新横浜少年退治人隊が通っている他、キックボードのガキも通っている小学校である。なお、ロナルドが防犯グッズの使い方講座に訪れた際、事前の通達なく週刊バンパイアハンターの特別企画に使用され、通常のレクリエーションとは異なるバンパイア・ロナルドVS小学生軍団の舞台となる。

新横浜ヴリンスホテル

新横浜にある高級ホテル。ドラルクらの吸血鬼一族による新年会が行われた。なお、新年会は当初別の場所で行われる予定だったが、ドラルクが新横浜にいるから行けないというのを理由に断ろうとしたところ、ドラルクの父親であるドラウスによって新横浜ヴリンスホテルでの新年会開催が決定。最上階を丸ごと借し切り盛大に行われた。

新横浜製菓工場

新横浜でお菓子の製造、販売を行っている工場。新作ゲームの購入資金を貯めるためにドラルクが面接を受け、同時にジョンとロナルドを採用することを条件にドラルクも採用され、働くことになった。

イベント・出来事

バンパイア・ロナルドVS小学生軍団

新横浜小学校で行われる毎年恒例の対吸血鬼用防犯グッズ使い方講座に、週刊バンパイアハンターの特別web配信企画の取材が合わさることで開催されたイベント。対吸血鬼防犯グッズの使い方講座では、毎年吸血鬼退治人が吸血鬼の扮装をして小学校を訪れ、吸血鬼対策グッズの使い方を教えるレクリエーションだった。しかし、週刊バンパイアハンターの記者であるカメ谷のアイデアで、ロナルド扮するバンパイアと正真正銘のバンパイア、ドラルクのタッグを小学生たちが対策グッズを駆使して2時間以内に撃退するという企画に変貌した。

オータム社内大運動会

オータム書店の本社地下にある巨大なシェルター内で行われる社内イベント。過酷な入社試験を耐え抜いた新入社員たちをさらにふるいにかける目的で行われ、紅白の2チームに分かれ、10トンの大玉ころがしや吸血鬼化したパンのパン食い競争など過酷な競技で競い合う。準備体操が終わった段階で多数の負傷者を出してしまったため、人数合わせと単に面白い絵面が見られそうという理由でロナルドとドラルクも招待され、参加することになった。

その他キーワード

吸血鬼退治人

吸血鬼関連の事件や問題を取り扱う民間事業者。名前から連想できるように人類の脅威となる吸血鬼の退治を生業としているが、その他にも下等吸血鬼による被害の予防や見回りなど地味な仕事も請け負っている。同じく吸血鬼問題を扱う機関として警察の吸血鬼対策課があるが、こちらは公的機関であるのに対し、吸血鬼退治人はあくまで民間、個人事業であるため、イメージが非常に大切。 そのために依頼人や依頼人となりうる民間人には総じて腰が低く、また少しでも目に留まりやすいようにと容姿や振る舞いなどで個性的なキャラクターを演出する傾向にある。なお、ロナルドは新横浜で活躍する退治人の中でも「ロナルドウォー戦記」という自伝小説を出版しており、割と知名度が高いために人気退治人の部類。 多くの退治人が新横浜退治人組合を活動拠点にしているのに対し、あまりそちらに顔を出さず個人事務所を構えている点からもそれが伺える。

高等吸血鬼

吸血鬼の分類の一種。動物や虫、無機物などが吸血鬼化したものではなく、真祖、並びにその血族であるか、高い知性を持った吸血鬼のことを指し、当然ドラルクもこの高等吸血鬼に分類される。ただし、高等吸血鬼だからといってまったく同じ特性を持つわけではなく、個体によって弱点や特殊技能には違いが存在する。

メビヤツ

三角錐型の土台に丸く大きな目玉のような頭部が付いた装置。電源を入れておくと視界の中に入った侵入者に自動で反応し、強力なビームを放つ。もともとドラルク城には罠として多数のメビヤツが配備されていたが、ドラルク城の崩壊とドラルクの引っ越しに伴い、ロナルド吸血鬼退治事務所に1体だけ持ってこられることになった。 なお、電力は家庭用コンセントでまかなわれており、本体から伸びたプラグをコンセントに差すことで起動する。ロナルド吸血鬼退治事務所では主にロナルドの帽子掛けとして使われているが、意外と出番が多く、スマホによる遠隔操作が可能になったり、自我が芽生えつつあったりする。

ダンピール

吸血鬼と人間の間に生まれたハーフのこと。基本的な生物的特性としては人間だが、歯に牙があったり、尖った耳を持つなど見た目が少々異なる場合がある他、吸血鬼の存在を察知することができたり、人間と吸血鬼を見分けることができるなどの特殊能力を持つ場合がある。このことから吸血鬼対策課への就職や吸血鬼関連業に就く場合少しだけ有利になるという。 また通常では身体能力も人間の枠を超えないが、血液錠剤を服用することで一時的に吸血鬼のような尋常ではない力を発揮することも可能。

仮性吸血鬼

吸血鬼化した小動物や植物などに噛まれた人間のことを指したもの。ほんの少しだけ吸血鬼化し、日光アレルギーや嗜血症(血を美味しいと感じる症状)などを発症する。しかし、あくまでほんの少しだけ吸血鬼っぽい症状がでるだけでその本質は元の人間と何ら変わりがなく、病院に行って注射1本打ってもらえばすぐに収まる。また、症状が出たまま放っておいても完全に吸血鬼化することはない。

メイデン

初回は「アイアンメイデン」とフルネームで呼ばれていたが、以降はほとんど略されて「メイデン」と呼ばれることが多い。見た目はそのまま中世ヨーロッパで使用されたという拷問器具の「アイアンメイデン」そのもの。だが、内側に付けられている棘はなく、使用用途は拷問ではない。 原稿の提出が遅れているロナルドに強制的に執筆させるための監禁装置として使われた。その後、オータム書店には複数体のメイデンがあることが判明している。

スラミドロ

血液の詰まった袋、もしくはアメーバと形容される姿をした生物。分類としては下等吸血鬼にあたる。水場などに生息しており、排水の中に含まれる血液や虫、小動物の血を吸って生きている。個体差はあるものの体長は5センチメートル程度のものがほとんどで、基本的に人間には害がない。

ツクモ吸血鬼

吸血鬼化した無機物の総称。吸血鬼が能力で吸血鬼化したもののほかに、長く使われたものが自然と吸血鬼化することもある。ただし、自然と吸血鬼化することはめったになく、珍しい存在であるという。

Y談語

Y談おじさんの催眠術にかかった人物が話す言葉、およびその内容。Y談おじさんの催眠術を食らうと、卑猥な言葉しか口にできなくなり、また本当に口にしたい言葉のニュアンスに近い形で自らの性癖を暴露することになり、意思疎通が図れなくなる。しかし、Y談おじさんだけはそれが本当ならなんと言いたいかを理解できるという。

グール

土と土中の微生物の死骸からできた下等吸血鬼。吸血鬼の能力によって生まれ、人間型の他に頭部にコウモリの羽が生えた飛頭蛮のような個体などさまざまな形態がある。呼び出した術者の命令によって動く。

吸血鬼スグシーヌ

下等吸血鬼を退治するために使われる殺鬼剤スプレー。吸血野菜がロナルド吸血鬼退治事務所を占拠した際、その撃退手段として使われようとした。しかし、結局はスプレーの置いてあるクローゼットの前にロナルドが最も忌み嫌う吸血鬼化したセロリがいたために、使用を断念。どれほどの効果があるのかは明らかにされなかった。しかし、ドラルクぐらいは殺せる威力があるという。

分霊体

吸血鬼が持つ特殊能力で自分の魂のみを隔離したもののこと。作中では辻斬りナギリが魂を入れ込んだナギリの人形のことを指す。分霊体に魂を移しておくことで、吸血鬼は本来であれば致命的なダメージを負うはずの弱点を克服することができ、日光に当たっても、心臓に杭を打たれても死なないようになる。ただし、これは裏を返せば分霊体側に与えた影響が本体に及ぶということであり、その扱いには注意が必要となる。

血液錠剤

なんらかの血液を固めて錠剤のようにしたもの。主にダンピールが特殊な場面で使用するためのもので、服用すれば一時的ではあるが人間を遥かに超える力を発揮することができる。例として半田桃が血液錠剤を飲んだ時には刀で洗濯機を両断するという離れ業を見せた。なお作中では明らかにされていないが、ドラルクいわく血液錠剤はサプリのようなもので、吸血鬼が飲んでも別に美味しいともなんとも思わず、特別な力を発揮することもないという。

にんにくペイントボール

対吸血鬼用防犯グッズの一種。通常のペイントボールと同じく衝撃を受けて破裂すると内部の染料が周囲に撒かれるほか、対吸血鬼用に強力なにんにく臭がついており、当たってしまうと全身が餃子のようになってしまう。バンパイア・ロナルドVS小学生軍団で使われたのは、モデルタイプであるため、染料は落ちやすいものに変更されているが、強烈なにんにく臭はそのまま。

ロナルドと半日デート券

ロナルドの自伝小説「ロナルドウォー戦記」を出版しているオータム書店が開催した企画で、賞品として提供されたもの。文字通りロナルドと半日デートできる権利が得られる。「ロナルドウォー戦記」の書き下ろし版が掲載された雑誌を購入し、公式ツイッターで応募したファンの中から抽選で1名にデート権が当たった。なお、この企画はロナルドには全く伝えられずに開催され、当選者は半田あけみだった。

チチクッソデカクナール

変な動物がヒナイチに渡した豊胸マシン。箱状の本体から2本の管と、その先にカップがついた怪しい機械で、本体にはこれみよがしに「チチクッソデカクナール」と書いてある。作中では結局使われることがなく、効果のほどは不明。

らくらく催眠キット

ドラルクの祖父が作成した魔術道具。催眠マットと催眠ろうそくがセットでパッケージ化されており、これを使えば誰でも簡単に催眠術が使えるという優れもの。催眠術をかけたい相手に催眠マットの上に乗ってもらい、催眠ろうそくの火を見せながら暗示をかけるだけで催眠をかけられる。

ハンター壁ドン

突然のロマンスを装いつつ、壁を伝わる衝撃でドラルクを殺す技。ヒナイチがロナルド吸血鬼退治事務所にドラルクの危険度を測るために訪れた際、2人の遭遇を回避したいロナルドによって使用された。なお、ドラルクを殺すことには失敗している。

ハンター16ビート地団駄

情熱的なステップを踏み、床を伝わる衝撃でドラルクを殺す技。ヒナイチがロナルド吸血鬼退治事務所にドラルクの危険度を測るために訪れた際、2人の遭遇を回避したいロナルドによって使用された。なお、ドラルクを殺すことには失敗している。

ハンタースローイン

ロナルドが使用する技だが、別に特別なことをするわけではなく何か物を投げる時に技名として使われる。ヒナイチがドラルクの吸血鬼危険度を判定するためにロナルドの事務所を訪れた時に初めて使用された。ジョンの腹部にニンニクチューブを塗り込み、ドラルクのいる別室にジョンを投げ込むことでニンニク臭によってドラルクを殺そうとした。 しかし、別室に転がっていたドラルクの棺の蓋とメビヤツのせいでジョンが戻って来てしまったため、結局ドラルク殺害に失敗している。また、ジョンはこの時のことがトラウマになっている。

ハンターハエたたき

ロナルドが使用する技。十字架のモチーフが描かれたハエたたきで目標に攻撃を加える技で主に吸血鬼に対して使用される。デカい蚊を一撃で仕留める程の攻撃力を持つ。もちろんドラルクも殺せる。発動コマンドは↓弱P。

退治人無理な姿勢ブリッジ

ロナルドがドラルクの所有権をかけてシーニャ・シリスキーと決闘を行った際にみせた技術。シーニャとのツイスター対決で厳しい指示を出された際に、思ったよりも柔らかい体を駆使してブリッジすることで指定ポイントに四肢を置き、シーニャとの死闘に終止符を打った。なお、本当に無理な姿勢だったようで、披露した後はぎっくり腰をやらなくてよかったと語っている。

退治人流ドラルク煙幕

ロナルドが使用する必殺技。敵対目標に向かってドラルクを投げ飛ばして殺すことで、ドラルクが塵になり、一時的に相手の視界を奪うことができる。バンパイア・ロナルドVS小学生軍団において追い詰められたロナルドが使い、見事一瞬の隙をついて小学生軍団から逃げおおせることができた。

ドラルク決死パンチ

ドラルクが決死の覚悟を持ち、渾身の力で連続パンチを繰り出す技。デカい蚊に遭遇した際に繰り出したものの、所詮はドラルクの力量のため、まったくダメージを与えることなく返り討ちに遭い、殺された。発動コマンドは→↓→→PP同時。

ドラルクマッハダッシュ

ドラルクが全力でダッシュする技。デカい蚊に遭遇した際、ドラルク決死パンチによる抵抗もむなしく殺されてしまったため、復活した後に逃げ出すために使用された。一時はなんとか距離をとるものの、マッハというほどの速度は出ず、最終的には追いつかれてしまう。発動コマンドは↓↘→→弱K。

ジョンガード

ドラルクが敵の攻撃から身を守る際に使用する技。抱えているジョンを両手に持って盾のように構え、敵の攻撃を受け止めてもらう。デカい蚊の攻撃から身を守る際に使われた。ジョンの覚悟と同時発動することでさらなるダメージ軽減効果が出る。発動コマンドは←↓→→↓強PK。

覚悟

これから迫りくる困難に対し、すべてを諦め覚悟を決める技。初めて使用されたのはデカい蚊の襲撃に対し、ドラルクがジョンガードを使った時。なお、覚悟を決めたものの、すんでのところでロナルドにデカい蚊が撃退されたため、ダメージを負うことはなかった。その後も何かと使われることも多い技。発動コマンドは↓弱P。

絶技ブロッサム神速走法

吸血鬼ゼンラニウムが使用する特殊技。股間から生やしたゼラニウムのツタを足代わりに使うことで超高速移動を可能にする。なお、技の使用中は直立状態で体を地面と水平にし、ツタだけで移動するため見た目が非常に気持ち悪い。

吸血鬼ギロチン・フルスイング

吸血鬼退治人のホームランバッターが使用する技。武器の1つであるバットを頭上高く振りかぶり、全体重をもって振り下ろす。辻斬りナギリに対して仕掛けた際、ギリギリで技をかわされたものの、地面のコンクリートを大きく陥落させるほどの威力を見せた。

粉砕鉄拳

吸血鬼退治人のサテツが使用する技。左腕に装着したアームで放つ渾身の正拳突き。辻斬りナギリの隙をついて放たれたが間一髪でかわされた。

ホーミングフックショット

吸血鬼退治人のショットが使用する技。両手の袖に隠した射出口から複数のフックショットを飛ばし、相手を攻撃する。

中華四千年トンファー

吸血鬼退治人のター・チャンが使用する技。十字架型の長大なトンファーを巧みに操り攻撃する。なお、技を使用する際には白目の部分が赤黒く変化しているような描写が見られる。

ダチョウクラッシュ

吸血鬼退治人のマリアが使用する技。ここではダチョウが使われているためこうした技名が付いているが、基本的には「○○クラッシュ」と使用武器によって名称は変化する。手に持った獲物を力任せに相手に叩きつけるというもの。捕獲していたニホンオッサンアシダチョウで辻斬りナギリを吹き飛ばした。

丸焼き業火バーナー

料理用のバーナーの火力を最大開放し、目標に対して炎を射出する非常に凶悪な技で、新横浜退治人組合のマスターの娘が使用する。なお、使用した際は酔っていたが、吸血鬼の多くは熱に弱いため非常に有効な攻撃手段である。

邪眼

吸血鬼が使用することのできる特殊能力の1つ。魔力を込めた瞳で目にした生物や物体を石に変えることができる。なお、発動や効力の範囲は使用者の任意で調整可能。

超直感

吸血鬼が使用することのできる特殊能力の1つ。対象を指定して能力を発動することで対象に関するさまざまな出来事を見抜くことができ、透視や予知が可能になる。ドラルクの祖父が作ったスゴロクに巻き込まれた吸血鬼たちが事前にマスの内容を予知して回避するために使われた。

念力

吸血鬼が使用することのできる特殊能力の1つ。念力によって物体を自由に操ることができる。ドラルクの祖父が作ったスゴロクに巻き込まれた吸血鬼たちが、望んだサイコロの目を出すために使われた。

結界

吸血鬼が使用することのできる特殊能力の1つ。超自然的な能力で空間を隔絶し、外部からの一切の干渉を防ぐことができる。かなり高度な能力の1つで使える者は限られる。

ねこだいすき光線

フクマに飼われているボサツが新たに習得した催眠術の1つ。対象に噛み付くことでねこだいすきにすることができる能力をパワーアップ。目から放った光線を浴びたもの全員に催眠術をかけられるようになっている。

ロナルドウォー戦記

吸血鬼退治人であるロナルドの活躍を執筆した自伝小説。自身のブログに載せていたものがオータム書店の目に止まり書籍化。当初は吸血鬼退治人の副業として軽い気持ちで書き始めたものだが、オータム書店、および担当編集であるフクマに管理されはじめてからは、続編の執筆や締切を守るよう強要され、今では小説のネタ出しに困窮してしまっている。 またドラルクと初めてコンビを組んで仕事をこなした際のエピソードが好評だったため、やむを得ずにドラルクの同居を許すきっかけにもなった。小説としてはドラルクにも「エンターテインメント小説として見事に昇華されている」と絶賛されたほか、半田あけみなどコアなファンにも好評で、続編が出版されるほどの人気ぶり。 一般人の中にも愛読者がちらほらと見られ、小説を読んでいるという依頼者も多い。ロナルド本人としてはハードボイルドの本格バトルものを目指している様子だが、ドラルクとの同居以降、色モノ吸血鬼との邂逅が多く、迷走気味。

週刊バンパイアハンター

吸血鬼退治人の活躍をメインテーマとして扱っている雑誌。ロナルドの高校時代の友人であるカメ谷が記者として働いている雑誌でもある。退治人関連の情報なら何を扱ってもよいのか、ドラルクのインタビュー記事を掲載しようと事務所に訪れた際、不在のドラルクに代わってインタビューを受けたジョンの記事が掲載されたこともある。

クエストオブソウルゲート

ドラルクがフクマから指定され、レビューを書くことになったゲームソフト。「5分やったら脳が腐る」と話題のクソゲーだったが、フクマには逆らえないためしぶしぶプレイをすることになってしまう。肝心の中身はトイレに行けるほど長い読み込み時間に、小学3年生が書いたような稚拙なシナリオ、ガクガクの挙動に理不尽なゲーム難易度と噂に違わぬクソゲーであり、プレイ中にドラルクは何度も死んだ。

ウルトラクソゲーレビュー

ドラルクがフクマに言われて書いたゲームソフトレビュー。当初は単なるゲームレビュー記事かと思いきや、フクマが言っていなかっただけで、実はオータム書店の編集長が考案したクソゲーをレビューするという斬新な企画。そうとは知らずにドラルクがヤケクソで書いた記事は好評を博し、その後もオータム書店出版の雑誌で連載をするようになった。

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