概要・あらすじ
和食の料理人の伊橋悟は、東京、京都、金沢の名料亭を渡り歩き、現在は銀座の「紀乃家」で活躍していた。そんなある日、客の一人である投資家から、独立の話を持ちかけられる。自分がいなくても、「紀乃家」は立派にやっていけると感じていた伊橋は、独立の話を前向きにとらえた。板前修業の出発点である料亭「藤村」の親父さん(熊野信吉)は、店を任された時、どんな思いだったのだろう。そんなことを考えながら、伊橋は古巣である「藤村」を尋ねてみた。そこで初めて、親父さんが初期の胃がんで入院していたことを知る。今は回復しているが、体力はずいぶん落ちたらしい。しかも、料理人が少なくなっており、立板の谷沢誠と親父さんだけで店を回している状況だった。そんな様子を見て、伊橋は「藤村」で働くことを申し出るが、親父さんと谷沢には「自分の夢を追え」と反対される。しかし「今も勉強中だ」という親父さんの言葉に、自分ごときはまだまだ修業の身だと、伊橋はあらためて思い直す。そして、いずれ自分の店を持つときのために、もう一度「藤村」で修業させてほしいと頼み込む。こうして「藤村」に戻ることになった伊橋は、新人の追い回したちを指導しながら、さらなる自分磨きの修業を重ねるのであった。
クレジット
- 原案
-
あべ 善太
- ストーリー協力
ベース
味いちもんめ (あじいちもんめ)
和食の世界に飛び込んだ、主人公の青年伊橋悟が、料亭で修行を重ねながら、板前、人間として成長していく姿を時事ネタを交えながら描いた料理・グルメ漫画。原作あべ善太。第44回小学館漫画賞青年一般向け部門受賞... 関連ページ:味いちもんめ
関連
味いちもんめ~にっぽん食紀行~ (あじいちもんめ にっぽんしょくきこう)
東京、京都など日本料理の老舗で修業を積み、神楽坂の料理店「楽庵」の雇われ店長となった板前・伊橋悟。更に日本料理を極めるため、全国行脚に出ることになった彼が、各地をまわって様々な食材に触れる姿を描く。原... 関連ページ:味いちもんめ~にっぽん食紀行~
書誌情報
味いちもんめ 継ぎ味 12巻 小学館〈ビッグ コミックス〉
第1巻
(2019-06-28発行、 978-4098603152)
第2巻
(2019-11-29発行、 978-4098604890)
第3巻
(2020-03-30発行、 978-4098606573)
第4巻
(2020-09-30発行、 978-4098607167)
第5巻
(2021-01-29発行、 978-4098608393)
第6巻
(2021-05-28発行、 978-4098610525)
第7巻
(2021-10-29発行、 978-4098611492)
第8巻
(2022-03-30発行、 978-4098612642)
第9巻
(2022-11-30発行、 978-4098614745)
第10巻
(2023-07-28発行、 978-4098624911)
第11巻
(2024-03-29発行、 978-4098626946)
第12巻
(2024-10-30発行、 978-4098630721)