味いちもんめ

味いちもんめ

和食の世界に飛び込んだ、主人公の青年伊橋悟が、料亭で修行を重ねながら、板前、人間として成長していく姿を時事ネタを交えながら描いた料理・グルメ漫画。原作あべ善太。第44回小学館漫画賞青年一般向け部門受賞。

概要

料理学校を首席で卒業した伊橋悟。料理学校の紹介で料亭藤村に就職することになるが、包丁すら握らせてもらえない状況に嫌気がさし、仕事に真面目に取り組まないでいた。だが、同い年の先輩谷沢誠に剥き物勝負で負け、花板である熊野信吉に自信の未熟さを思い知らされ、心を入れ替え修行に励むようになる。以後、徐々に板前・料理人として、そして人としても大きく成長していく。

登場人物・キャラクター

伊橋 悟

料亭藤村に勤める青年。性格はお調子者で、頭に血が上りやすい。真面目に修行を始めてからは決めた事をやり遂げる意志の強さも見せる。実家を家出当然で飛び出してきた為、両親との交わりは皆無。兄が一人おり、時々会ったりしている。特定の彼女はおらず独り身。

谷沢 誠

料亭藤村に勤める青年。容姿は素朴で性格は内気で無口。極度の緊張症でもある。中学卒業と同時に和食の世界に飛び込んだ。不器用で要領が悪い面が多々あるが、人一倍の努力で追い回しから立板にまで上り詰める。

熊野 信吉

料亭藤村の花板を勤める中年男性。がっちりした体格をしており、普段は温厚な性格。しかし、料理に関することには厳しく、鉄拳制裁も辞さない。浅草生まれの浅草育ちで、妻と娘の三人暮らし。時々オヤジギャグを発することもある。板場に立つ時は必ず白い手拭いを首からぶら下げている。

吉川 広海

料亭藤村で油場を勤める老人。元は京都で僧侶をしていたが、芸者遊び等ばかりをしていたため寺を追い出される。その後丹波のお寺に行くも、そこからも逃げ出してしまう。その後の経歴は謎だが、料亭藤村にやってきて、「ボウズしてました」と正直に話し、そのまま勤めることとなる。

坂巻 勝男

料亭藤村で元立板を勤めていた横川の代わりとして入ってきた男性。仕事に真面目で、弟子には包丁の峰で叩くほど厳しいが、仕事以外では良き兄貴分として慕われていた。喧嘩や金遣いの荒さから離婚した経験もあるが、料亭藤村で元妻ゆきと再会し、復縁。京都の料亭花家の花板へと出世していく。

横川

料亭藤村で立板を勤めるほどの腕前だったが、博打好きが嵩じ借金をしてしまう。これを打開するため、詐欺紛いのことを画策するが、この手口を熊野に見抜かれ、料亭藤村をさることとなる。

栗原

料亭藤村で煮方を勤めていたが、出世したことにより、白井というお店で立板をすることになる。大ホテルの令嬢と結婚まで秒読みとなるが、楽をすることを良しとせず、板前として生きることを決意する。

黒田

料亭藤村で追い回しを勤める。あてもなく田舎から上京し、警察に職務質問されているところを伊橋が強引に連れてきた。体が大きく、空手と柔道の経験もあって腕っぷしはかなり強い。焼方まで進み、後に花家の煮方となる。

渡辺

料亭藤村の追い回し。元は激安ショップで働いていたが、店が潰れたことにより料亭藤村で面接を受けた。料理は全くの未経験。伊橋のことを特に慕っている。

三遊亭 円鶴

料亭藤村の常連客。有名な落語家で大真打。業種は異なるが、熊野を切磋琢磨する相手としてみている。穏やかな性格だが、困った客には容赦なく怒鳴りつける。

村野社長

料亭藤村の常連客。中小企業を経営していることから、伊橋達からは社長と呼ばれ慕われている。三遊亭円鶴と並んで座ることが多く、円鶴同様、困った客には怒鳴る。

三遊亭 小つる

三遊亭円鶴の女弟子。伊橋と一緒にいることが多いが、特に彼女というわけではない。ただ、伊橋とは切磋琢磨して成長していきたいと思っている。

女将さん

料亭藤村の経営を担っており、板場の人たちの良き理解者でもある。

場所

藤村

新宿にある和食料亭。花板である熊野の腕に惚れこんだ常連客が多数訪れる。板前だけでなく、仲居のプロ意識も高い。普通の食材から高級なものまで、扱う料理の幅も広い一流料亭。

登美幸

京都にある料亭で、伊橋は住み込みで修行することになる。厳しい女将さんが経営者で、伊橋も彼女に悩まされることになる。

書誌情報

味いちもんめ :にっぽん食紀行 全6巻 小学館〈ビッグコミックス〉 完結

第1巻 北陸編

(2013年11月発行、 978-4091855961)

第2巻

(2014年4月30日発行、 978-4091861696)

第3巻

(2014年10月30日発行、 978-4091865304)

第4巻

(2015年5月29日発行、 978-4091870292)

第5巻

(2015年12月28日発行、 978-4091873699)

第6巻

(2016年5月30日発行、 978-4091876171)

味いちもんめ 全22巻 小学館〈小学館文庫〉 完結

第1巻

(2004年9月発行、 978-4091928214)

第2巻

(2004年9月発行、 978-4091928221)

第3巻

(2004年10月発行、 978-4091928238)

第4巻

(2004年10月発行、 978-4091928245)

第5巻

(2004年11月発行、 978-4091928252)

第6巻

(2004年11月発行、 978-4091928269)

第7巻

(2004年12月発行、 978-4091928276)

第8巻

(2004年12月発行、 978-4091928283)

第9巻

(2005年1月発行、 978-4091928290)

第10巻

(2005年1月発行、 978-4091928306)

第11巻

(2005年2月発行、 978-4091928412)

第12巻

(2005年2月発行、 978-4091928429)

第13巻

(2005年3月発行、 978-4091928436)

第14巻

(2005年3月発行、 978-4091928443)

第15巻

(2005年4月発行、 978-4091928450)

第16巻

(2005年4月発行、 978-4091928467)

第17巻

(2005年5月発行、 978-4091928474)

第18巻

(2005年5月発行、 978-4091928481)

第19巻

(2005年6月発行、 978-4091928498)

第20巻

(2005年6月発行、 978-4091928504)

第21巻

(2005年7月発行、 978-4091928610)

第22巻

(2005年7月発行、 978-4091928627)

味いちもんめ :独立編 全10巻 〈ビッグコミックス BIG COMIC SUPERIOR〉 完結

第1巻 焼方

(2008年9月発行、 978-4091821553)

第2巻 楽庵

(2009年4月発行、 978-4091824103)

第3巻 ヨコワ

(2009年11月発行、 978-4091827579)

第4巻 穴子

(2010年3月発行、 978-4091830807)

第5巻 火傷

(2010年10月発行、 978-4091834133)

第6巻 新巻鮭

(2011年3月発行、 978-4091836694)

第7巻 ホヤ

(2011年10月発行、 978-4091840691)

第8巻 せせり

(2012年4月発行、 978-4091843203)

第9巻 薬味

(2012年9月発行、 978-4091846532)

第10巻 じゃばら

(2013年5月発行、 978-4091852069)

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