概要・あらすじ
極道組織・八剱組組長の長女・八剱橙子は、極道界で初の女組長だった母親を亡くしたことで、四代目組長として跡を継ごうとしていた。しかし、跡目を継げるのは結婚相手を見つけてからという組の伝統により、橙子は高校生にして婿探しを始めることに。その頃世間では、医学の進歩により男性でも妊娠・出産することが可能になっていた。男勝りの橙子は、自分の子供を産んでくれるような男性を条件に婿を見つけようとする。
八剱組を乗っ取ろうと画策している巌竜会の会長十文字辰巳や、親組織の親分から紹介された青年風波一水などの婿候補が現れる中、橙子は次第に幼いときから一緒だった八剱組の若頭・逢坂雪人のことを意識するようになるのだった。