四姉妹エンカウント

四姉妹エンカウント

ゲームが大好きな今野未来が、ゲームを通じて知り合ったメンバーと過ごす日常を描いたギャグ漫画。作者の大島永遠が連載時に実際にプレイしていたゲームを題材にしていることが多く、さらに当時の時事ネタも盛り込まれている。「週刊ファミ通」2009年10月8日号から2014年4月3日号まで不定期で連載された。

正式名称
四姉妹エンカウント
ふりがな
しとらすえんかうんと
作者
ジャンル
ゲーム
レーベル
ファミ通クリアコミックス(KADOKAWA)
巻数
既刊7巻
関連商品
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概要・あらすじ

以前住んでいた街に10年ぶりに戻ってきた今野未来は、思い出に浸っていたところ4人の女性と出会う。この4人の女性は姉妹で、10年前に未来が引っ越す前まで一緒に遊んでいた仲だった。思いがけなく再会した未来と四姉妹。未来の騒々しくも楽しい日々が始まるのだった。

登場人物・キャラクター

今野 未来 (こんの みらい)

1989年3月25日生まれの20歳の大学生。身長177センチで体重65キロ、牡羊座のA型。趣味はゲーム全般で、さまざまなゲームを長時間やり込み、ゲームに関する知識も豊富。ゲームの腕は子供の頃から優秀で、当時は「3丁目の勇者みらいん」と呼ばれ同年代の憧れの存在だった。橘柚香や橘伊予たち四姉妹とはこの時からの知り合い。 彼女たちとは親の転勤で引越して別れることになったが、10年後に再び今野未来が戻ってきた時に再会を果たす。そして未来の新居が四姉妹の隣だったため、昔のようなゲーム友達になる。ただし四姉妹が全員個性的で、未来は彼女らに振り回されることが多い。

橘 柚香 (たちばな ゆずか)

1982年7月7日生まれの27歳。身長163センチで体重49キロ、スリーサイズはB86、W60、H90、蟹座のA型。ゲーム雑誌「ファミ通」を発行する出版社に勤務する編集者。橘伊予、橘比良実、橘蜜柑の姉で、橘柚香を含めた4人をまとめて「4丁目の四姉妹」と呼ばれる。なお、橘家の両親はセミリタイアして旅行三昧なため、四姉妹だけで暮らしており長女の柚香が保護者代わりになっている。 得意なゲームジャンルは格闘ゲームとレトロゲーム。特に格闘ゲームは学生時代に「格ゲーお柚」との異名が付くほどの腕前。また年齢や恋愛イベントの話になると機嫌が悪くなり、クリスマスやバレンタインでは不吉なケーキやチョコレートをわざと作る。さらに肌には人一倍気をつけており、海辺やスケートリンクなどに行った時は楽しむより紫外線や乾燥の対策を優先する。

橘 伊予 (たちばな いよ)

1988年1月11日生まれの21歳。身長167センチで体重52キロ、スリーサイズはB80、W59、H84、山羊座のB型。料理の専門学校に通う学生。四姉妹の次女で、家では料理番を務める。15年前に初めて遊んだゲームがホラーゲームの「弟切草」で、その時に感情を大きく揺るがされホラーゲームの虜になる。そのためほかの人間なら恐怖するシチュエーションやゾンビなどの展示物に癒しを感じる。 またほかに何かをしていても一定時間になると食事の準備を始めるなどマイペースな性格をしており、クールな見た目だが自分が言ったことを否定されると不貞寝する一面もある。

橘 比良実 (たちばな ひらみ)

1989年10月10日生まれの20歳。身長160センチで体重47キロ、スリーサイズはB86、W60、H88、天秤座のAB型。四姉妹の三女で、キャバ嬢を目指して女性としてのスキルを磨いている。橘比良実自身は「ギャル研究生」と自称しているが、橘柚香からは「ニート」と呼ばれることもある。ただしネイルアートで培った手先スキルは非常に高く、美術造詣を作らせるとプロレベルのものができあがる。 好きなゲームジャンルはRPG。さらに運動能力と新しい物への飲み込みセンスが高く、体感ゲームもよくプレイする。性格は非常に明るくて物怖じせず、柚花といっしょにボケて、今野未来からよくツッコミを受ける。

橘 蜜柑 (たちばな みかん)

1993年4月2日生まれの16歳。身長142センチで体重33キロ、スリーサイズはB70、W52、H73、牡羊座のO型。私立花ノ丘高校に通う女子高生で、「花ノ丘高 伝説の女子ゲーマー」というあだ名がある。また低い身長のせいで小学生に間違えられることもある。好きなゲームジャンルはアクションで、格闘ゲームはかなりの腕前。性格は天真爛漫なうえにのんき者。 さらに四姉妹の末っ子ということもあって、今野未来や姉の橘柚香、橘伊予、橘比良実は橘蜜柑に甘い。しかし、甘やかされすぎた結果、泣き虫となってしまった。

森 林檎 (もり りんご)

1994年8月24日生まれの15歳。身長144センチで体重35キロ、スリーサイズはB72、W54、H75、乙女座のAB型。橘蜜柑と同じ私立花ノ丘高校に通う女子高生。リンゴをモチーフにした髪ゴムやピアスをしており、高圧的な口調で話す。好きなゲームジャンルは乙女ゲームだが、橘蜜柑や橘比良実とは別ジャンルのゲームで対決しており、乙女ゲーム以外も一通りプレイしている。 父親は国内4大格闘ゲームメーカーの「スーパー・格闘・日本一」(S・K・N)の社長。その父親により森林檎は幼い頃から格闘ゲームに出るようなマッチョな男性と強引に婚約させられそうになり、その結果、重度なマッチョアレルギーとなってしまった。理想の男性像はマッチョとは正反対の細身のイケメンで、その理想像そっくりのスイミー(男性の姿になった天糸瓜粋花)を好きになる。

天糸瓜 瓜理 (へちま うり)

1989年5月21日生まれの20歳。身長176センチで体重65キロ、双子座のB型。今野未来と同じ大学に通う学生で、ゲーム研究部に所属する。好きなゲームジャンルはアクションゲームで、格闘ゲーム、シューティングゲームも得意とする。しかし何度もプレイして覚えていくタイプのため初見のプレイは苦手。10年前は弟の天糸瓜粋花と「2丁目のへちまーズ」を組み、未来に挑んでは返り討ちにあう。 そして天糸瓜家訓に従って未来と結婚の約束をした粋花のため、10年ぶりに再会した未来を追いかけるのだった。ちなみに天糸瓜瓜理のほうは、自分を打ち負かした「格ゲーお柚」を想い続けているが、橘柚花を見ても「格ゲーお柚」本人だとは気がつかなかった。

天糸瓜 粋花 (へちま すいか)

1990年6月21日生まれの19歳。身長167センチで体重54キロ、双子座のB型。今野未来と同じ大学に通い、兄の天糸瓜瓜理と同じゲーム研究会に所属。好きなゲームジャンルはRPGで、シミュレーションゲーム、謎解きも得意。見た目はかわいらしい女性だが、性別は男。小さい頃からかわいいカッコをするのが好きで、普段はブラジャーとパッドをつけている。 父親の天糸瓜剛也に見つからないようにしてたつもりだがバレてしまい、父の目をごまかすために未来や橘柚花たち四姉妹の協力のもと男らしく振舞えるように努力するのだった。そして普段と外見の違う姿を見た森林檎に一目ぼれされる。

藤 みのり (ふじ みのり)

1987年11月3日生まれの22歳。身長162センチで体重47キロ、スリーサイズはB90、W59、H91、蠍座のA型。「ファミ通」のライバル誌「電脳ゲームステーション」の編集者。セクシーな女性で、イベントでは自社ブースのコンパニオンまでやる。「ファミ通」そして橘柚花を目の敵にして、顔を合わせるたびに柚花へちょっかいを出したり、嫌味を言ってくる。

多摩 ゆたか (たま ゆたか)

「電脳ゲームステーション」の新人編集者で、藤みのりの部下。21歳の女性。みのりがアイドルオーディションに参加した時も一緒に参加し、審査員の好みのデータを集めたり、会場の音響や照明システムにハッキングして妨害工作を行う。

東 しずく (あずま しずく)

多摩ゆたかと同じく、藤みのりの部下で「電脳ゲームステーション」新人編集者。21歳の女性。東しずくもアイドルオーディションにみのりと一緒に参加し、ドジっ娘メイドを演じたり、一輪車に乗った。

天糸瓜 剛也 (へちま ごーや)

天糸瓜瓜理、天糸瓜粋花兄弟の父親で、世界的ゲームメーカー「カップンコゲームズ」の社長。50歳。普段から袖の破れた胴着を着ており、肉体が鈍るという理由で車での移動を嫌う。また落下する数本の鉄筋の下敷きになってもかすり傷ですむ強靭な肉体を持つ。普段は海外を忙しく飛び回っているが、日本に帰国した際に粋花の内面が男らしくなっているかを確認しに行く。

橘 名人 (たちばな めいと)

橘柚香、橘伊予、橘比良実、橘蜜柑の父親。今はセミリタイアして妻の橘はるみと共に旅行三昧の日々を送る。しかし1980年代にはプロゲーマーとして活躍しており、どんなゲームでもハイスコアでクリアした伝説を持つ。「ボタンを1秒間に18連打」が話題となって当時のメディアに引っ張りだことなり、子供たちのヒーローだった。 柚花、伊予、比良実の3人は何をするにしても橘名人を引き合いに出されていた過去があり苦手としている。逆に当時赤子だったため覚えていない蜜柑は父親によく懐く。

橘 はるみ (たちばな はるみ)

橘柚香、橘伊予、橘比良実、橘蜜柑の母親。1980年代に活躍した声優で、今は夫の橘名人と旅行三昧の日々を送る。一時的に名人と一緒に帰国した際、蜜柑は純粋に再会を喜んだが、柚花、伊予、比良実はそれぞれの精神に効く言葉を容赦なく浴びせてくるため苦手にしている。

今野 現代 (こんの げんだい)

小学5年、11歳になる今野未来の従兄弟。見た目は未来の小学時代とソックリ。両親の離婚問題に決着が着くまで未来の家に預けられ、そこで橘柚香たち四姉妹と知り合う。初対面の人間には素直な顔を見せるが、両親が長期間不仲なため寂しがりの一面もある。しかし未来と四姉妹が本気で接してくれたおかげで子供らしい表情ができるようになった。

書誌情報

四姉妹エンカウント 7巻 KADOKAWA〈ファミ通クリアコミックス〉

第2巻

(2011-03-14発行、 978-4047271500)

第5巻

(2013-04-15発行、 978-4047287839)

第6巻

(2014-01-14発行、 978-4047294080)

第7巻

(2014-07-15発行、 978-4047296947)

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