概要・あらすじ
祀られる社もない無名の神である夜トは、知名度を上げる為にどんな依頼も5円でこなすデリバリーゴッドとして、便利屋まがいの布教活動を行っていた。夜トを助けようとして事故に遭い、半妖となった壱岐ひよりや、神器である雪音との関係を中心に、多くの仲間との交流が始まっていく。
登場人物・キャラクター
夜ト (やと)
八百万の神の中でも末端の存在で、祀られる社もない無名の神。黒いジャージと首に巻いた手ぬぐいがトレードマーク。知名度を上げるため、5円でどんな仕事も請け負うデリバリーゴッドとして、便利屋まがいの布教活動をしている。粗野で気まぐれな性格だが面倒見のよいところもある。非常に絵が上手い。
壱岐 ひより (いき ひより)
黒髪の少女で、責任感があり優しい性格。夜トを助けようとして事故に遭い、魂が抜けやすい半妖体質になってしまう。半妖体質を治してもらうため夜トに依頼をし、その後、何かと夜トや雪音の世話を焼くようになる。格闘技に造詣が深いため、ある程度の妖相手であれば、勝利することもできる。
雪音 (ゆきね)
死霊としてさまよっていた金髪の少年。夜トに壱岐ひよりを助けるための神器として拾われる。神器としての姿は白銀の刀。粗野でわがままな性格。夜トに対しても非常に反抗的であったが、禊を受けた後は改心して素直な性格となる。壱岐ひよりに対しては好意を持って接している。
天神 (てんじん)
多くの系列神社と神器を持つ有名な神。非常に多忙なため、夜トには嫌味を言われることも多いが、基本的には夜トや壱岐ひよりらに頼りにされており、何かとアドバイスを送ることも多い。
真喩 (まゆ)
和服を着ている黒髪の女性。かつては「伴音」の名前で夜トに仕えていた神器だが、「生理的に無理」という理由から3ヶ月でやめ、現在は天神に仕えている。夜トに対するかつての縁から雪音の禊に協力する。
エビス小福 (えびすこふく)
ピンクでセミショートの髪形をした女性。恵比寿は源氏名で、真名は貧乏神である。小福の名前は神器である大黒によって付けられたもの。夜トには甘く、壱岐ひよりをひよりん、雪音をユッキーなどとあだ名で呼ぶのが特徴。
大黒 (だいこく)
エビス小福の唯一の神器。オールバックのいかつい外見をしているが、非常に家庭的である。エビス小福のことを、「カミさん」と呼ぶ。だらしない夜トとは、口論が絶えないが、雪音の禊の際には協力者探しに奔走するなど、険悪な間柄ではない。
毘沙門天 (びしゃもんてん)
金髪ロングの美女で、歩く武器庫と形容されるほど多くの神器を武装している。大量の神器を抱えることは、身体に負担を強いるが、その苦痛を隠しているため、壱岐ひよりや雪音らに「息苦しい」、「地獄」などと言われる。かつての蛮行により、夜トのことを嫌っている。
兆麻 (かずま)
毘沙門天の神器で名は兆。メガネをかけた聡明な青年で毘沙門天のことを「ヴィーナ」と呼び、異常なまでに毘沙門天を敬愛している。すべての神器を取りまとめることができるため、毘沙門天の神器の中でも重要な役割を担っている。かつて毘沙門天を救った夜トに恩義を感じているため、雪音の禊にも協力した。
野良 (のら)
白衣に天冠を着けた少女。多くの神に仕えた神器で、全身に無数の名が刻まれているなど、多くの神や神器から忌み嫌われている。かつて夜トの神器として、毘沙門天の神器を惨殺したほどに冷淡な性格をしている。夜トの付けてくれた名を気に入っており、夜トの真名を知る一人である。
恵比寿 (えびす)
長身で細身のサラリーマン風の男性。七福神の中でも大黒天と双璧をなす存在。この世の災いを制御すべく、妖を使役しているが、術者として不完全であり、妖にしばしば刺され、代替わりが多い。夜トと黄泉へ向かった際に命を落とし、その後、代替わりによって少年の姿で転生する。
イザナミ
黄泉の女王。夜トの前には壱岐ひよりなど、相対した者と親しい女性の姿で現われる。黄泉に来た夜トと恵比寿、助けに来た毘沙門天を捕らえるが、壱岐ひよりによって恵比寿以外は逃げられてしまう。
囷巴 (くらは)
毘沙門天の神器で髭面の中年男性で毘沙門天のことを「お嬢」と呼ぶ。神器の姿はライオンで、毘沙門天が常に騎乗している。かつて、夜トとの戦いで右目を負傷している。
場所
黄泉 (よみ)
恵比寿が完全なる術者になるため、夜トともに向かった、イザナミが存在する場所。
アニメ
書誌情報
ノラガミ 27巻 講談社〈講談社コミックス月刊マガジン〉
第1巻
(2011-07-15発行、 978-4063712940)
第2巻
(2011-10-17発行、 978-4063713084)
第3巻
(2012-02-17発行、 978-4063713237)
第4巻
(2012-06-15発行、 978-4063713367)
第5巻
(2012-10-17発行、 978-4063713503)
第6巻
(2013-02-15発行、 978-4063713664)
第7巻
(2013-06-17発行、 978-4063713794)
第8巻
(2013-10-17発行、 978-4063713947)
第9巻
(2013-12-17発行、 978-4063714029)
第10巻
(2014-02-17発行、 978-4063714128)
第11巻
(2014-07-17発行、 978-4063714302)
第12巻
(2014-11-17発行、 978-4063714487)
第13巻
(2015-04-17発行、 978-4063714609)
第14巻
(2015-09-17発行、 978-4063714838)
第15巻
(2015-11-17発行、 978-4063714944)
第16巻
(2016-03-17発行、 978-4063925159)
第17巻
(2016-07-15発行、 978-4063925319)
第18巻
(2017-02-17発行、 978-4063925678)
第19巻
(2018-08-17発行、 978-4063925876)
第20巻
(2019-02-15発行、 978-4065144916)
第21巻
(2019-10-17発行、 978-4065173671)
第22巻
(2020-06-17発行、 978-4065197530)
第23巻
(2021-02-17発行、 978-4065221006)
第24巻
(2021-10-15発行、 978-4065248591)
第25巻
(2022-06-16発行、 978-4065277720)
第26巻
(2023-02-16発行、 978-4065305355)
第27巻
(2024-02-16発行、 978-4065342015)