夢の雫、黄金の鳥籠

夢の雫、黄金の鳥籠

16世紀初頭のオスマン帝国を舞台にした壮大な歴史ロマン。陰謀渦巻く後宮で懸命に生き抜く少女、アレクサンドラの姿を描く。篠原千絵の人気作品『天は赤い河のほとり』に続く歴史サスペンス。

正式名称
夢の雫、黄金の鳥籠
作者
ジャンル
歴史もの一般
 
サスペンス一般
 
身分違い
レーベル
フラワーコミックスα(小学館)
巻数
既刊9巻
関連商品
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概要

北方の小さな村で、平和に暮らす少女アレクサンドラ(のちにサーシャ、ヒュッレム)は、ある日、村がタタール人の襲撃にあい、奴隷として売られてしまう。奴隷商人から逃げ出そうとして街の男たちに襲われそうになったところを、マテウスに助けられる。「自由になりたい」というアレクサンドラを、マテウスは「サーシャ」と呼び、自邸で教育を受けさせるのだった。次第にマテウスのところで暮らしたいと思うようになるサーシャだが、マテウスはサーシャに「ヒュッレム」という名前を与え、皇帝に献上すると告げる。 皇帝の妾となったヒュッレムは後宮での暮らしに戸惑いつつ、イブラヒムへの想いを抱えながらも徐々に後宮の慣習に慣れていく。しかし皇帝の寵愛を受けるヒュッレムは第一夫人のギュルバハルに、次第に命を狙われるようになる。ある日、ギュルバハルの画策により殺されそうになるところをイブラヒムに救われ、2人はついに結ばれる。ヒュッレムへの想いを確かにしたイブラヒムは、ヒュッレムを手に入れるために手柄を立てることを決意し、ロードス島への遠征に向かう。そしてその遠征のさなか、ヒュッレムの懐妊が判明する。オスマン帝国軍はイブラヒムの策略によって勝利をおさめ、その戦いで功績を認められたイブラヒムは皇帝に次ぐ地位、大宰相に抜擢される。イブラヒムはさらなる手柄を立て、ヒュッレムとその子供を皇帝より賜りたいと願うのだった。

登場人物・キャラクター

主人公

北の地方の小さな村、ルテニアの教会の娘。村の他の女同様、村から出ることなく生涯を終える人生を受け入れながらも、鳥のように自由になりたいと願っていた。好奇心旺盛で、行動力がある。陰謀渦巻く後宮でも他の者... 関連ページ:アレクサンドラ

アレクサンドラ(ヒュッレム)と出会った当初はギリシャの商人、「マテウス・ラスカリス」と名乗っていたが、実は皇帝の側近で本名はイブラヒム。奴隷としてオスマン帝国に連れてこられたが、その実力でスレイマン一... 関連ページ:イブラヒム

スレイマン一世

若くしてオスマン帝国の第10代皇帝、スレイマン一世となる。人を引き付ける魅力を兼ね備えている。野心家でオスマン帝国の領地拡大を狙い、遠征にも積極的である。幼い頃から仕えているイブラヒムを信頼し、大役を任せる。

エリザヴェータ

アレクサンドラ(ヒュッレム)と同様に奴隷として売られてきた少女。北の地方チュルケスの出身。自らの美貌でのし上がろうとするなど野心家である。「ヌール・ジャハーン」と名を変え、ヒュッレムよりも先に後宮に入った。側室として寵愛を受け、皇帝スレイマン一世の子供を身ごもる。

白人宦官の少年でイブラヒムに仕える小姓の1人。イブラヒムの命でアレクサンドラ(ヒュッレム)について後宮に入った。耳が聞こえず、口をきくことができないが、ヒュッレムとイブラヒムの伝令役を務めたり、毒見の... 関連ページ:シャフィーク

ハフサ・ハトゥン

皇太后であり、皇帝スレイマン一世の実母。後宮で最も高い地位である母后であり、次期皇帝の選出には母后の後ろ盾も影響するなど影響力がある。高い身分の出身で、誇り高く、後宮の女たちには心を許さないが、孫であるムスタファ第一皇子を大切に思っている。騒がしいことが嫌い。

ギュルバハル

スレイマン一世の第一夫人にして、スレイマン一世唯一の皇子であるムスタファ第一皇子の実母。皇帝に就けなかった皇子は殺されるという慣習から、自身の地位と皇子の命を守るために、地位を脅かす者たちを葬ってきた。一見穏やかな風貌ながら、策略家で様々な策略をめぐらす。皇帝に寵愛されるアレクサンドラの命を狙う。

ザヒード

黒人宦官の後宮監督官。後宮内のあらゆることを管理しており、後宮を牛耳っている。ギュルバハルから賄賂を受け取り、ギュルバハルの手足となって行動する。手下を使いアレクサンドラの命も狙う。

アルヴィーゼ・グリッティ

イブラヒムの友人であり協力者。ヴェネツィアの商人。イブラヒムのアレクサンドラへの想いを見抜くなど人を見る目がある。皇帝の妹であるハディージェを愛しており、名声を挙げて妻にしたいと願っている。そのため、オスマン帝国に協力する。

ハディージェ

先の皇帝セリム一世の皇女でスレイマン一世の妹。奔放で明るい性格。アルヴィーゼ・グリッティが好き。行動的で裏表のないアレクサンドラ(ヒュッレム)を慕い、ヒュッレムが困っている時は助言をするなど様々な場面でヒュッレムを助ける。

サハル

アレクサンドラ(ヒュッレム)が妾から側室へ召し上げられた際にヒュッレム付きの女官長となった。冷静で落ち着きのある女性。後宮で狙われることの多いヒュッレムを心配し、あまり目立たないようにするなど、後宮での生き方をヒュッレムに進言する。

メフスト

イブラヒムのもとで小姓を務める、人懐こく明るい少年。幼い頃からシャフィークと育った。イブラヒムの遠征中からアレクサンドラ(ヒュッレム)の身の回りの世話をするようイブラヒムから遣わされる。後宮や王宮の内部のことにも詳しく、後宮で頻発する事件についても何かを知っている様子。

アフメット

ヨーロッパ総督の地位であったが、スレイマン一世に第四宰相に任命される。遠征先のロードス島では総司令官を務め、大宰相の地位を狙っていたが、その地位をイブラヒムに奪われ妬むようになる。エジプト総督に任命されるが、任地で謀反を起こす。

集団・組織

ヨハネ騎士団

イスラム勢力からエルサレム奪還を目的とした騎士団。12世紀には東地中海最強と言われていた。13世紀初頭に本拠地をロードス島に移している。

場所

オスマン帝国

アレクサンドラが連れてこられ、生涯暮らすことになる国。現在のトルコ。当時強大な力と影響力を持ち、世界の半分はオスマン帝国といわれたほど広大な国である。

後宮

旧宮殿内にあり、アレクサンドラが暮らす場所。ほかに妻妾など総勢300人の女たちが暮らしている。

ロードス島

エーゲ海にある島。スレイマン一世が2度目の遠征先として選んだ地。ヨハネ騎士団が守るエーゲ海の要衝で、海蛇の牙城と呼ばれ、難攻不落の島と言われた。

書誌情報

夢の雫、黄金の鳥籠 既刊9巻 〈フラワーコミックスα〉 連載中

第1巻

(2011年9月9日発行、 978-4091340108)

第2巻

(2012年3月9日発行、 978-4091342164)

第3巻

(2012年11月9日発行、 978-4091346834)

第4巻

(2013年9月10日発行、 978-4091355041)

第5巻

(2014年8月8日発行、 978-4091362575)

第6巻

(2015年2月10日発行、 978-4091367501)

第7巻

(2015年8月10日発行、 978-4091371041)

第8巻

(2016年4月8日発行、 978-4091383150)

第9巻

(2016年12月9日発行、 978-4091387707)

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