概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
ミヨ
大蛇の妻となった人間の女性。年齢は18歳くらい。額の右側に傷跡があることから、村人たちから傷モノとして扱われ、供物として山の主である大蛇のもとへ嫁がされることになった。嫁いでからの日々の仕事は家事だけにとどまらず、大蛇の世話や本殿の掃除、薪割りなど多岐にわたる。嫁いだ当初は大蛇から逃げ出そうとするほどの恐怖心を抱いていたが、生活を共にするうちに大蛇の優しさを知り、大蛇を愛するようになる。山奥で知り合ったしゃべるたぬき・八兵衛と仲がよく、日頃の不満やストレス解消の相手になってもらっている。父親・清之助が殺人の濡れ衣を着せられ、村の子供たちから凄惨ないじめを受けていた。
大蛇 (だいじゃ)
ミヨの夫となった500年生きているといわれる巨大な蛇。人の言葉を話すことができ、外見によらず紳士的な性格をしている。山の主として動物たちからは崇められているが、村人たちからは恐れられている。山の主とはいえ、単純に長生きしただけだと自称しており、どれだけ人を愛しても、人に優しくしても、化け物と気味悪がられてしまうことに寂しさを覚えている。そのため、ミヨが自分に嫁いできてくれたことを心底喜び、ミヨが身の回りの世話をしてくれたり、ミヨといっしょに朝を迎えたりすることに大きな幸せを感じている。食事は罠にかかったウサギや狐などを丸のみにしている。脱皮時期や冬から春にかけては、洞窟の中で冬眠する。過去の因縁から僧侶を嫌っている。
書誌情報
大蛇に嫁いだ娘 3巻 KADOKAWA〈ビームコミックス〉
第1巻
(2021-11-12発行、 978-4047368446)
第2巻
(2022-04-12発行、 978-4047370043)
第3巻
(2022-10-12発行、 978-4047372443)