天使な小生意気（テレビアニメ）- マンガペディア

概要・あらすじ

9歳の少年天使恵は、魔法使いの格好をした老人が子供たちからいじめられているのを発見。見かねて老人を助けると、お礼として「天の恵み」という魔本をもらう。すると、この本から小悪魔が現れ「ひとつだけどんな願いでも叶えてやる」と言う。

恵少年は「男の中の男にしてくれ!」と頼んだはずだが「女の中の女」つまり超美少女にされてしまったのだ。男にもどるために魔本の手がかりをさぐる恵。そして、恵に魅了された男子集団めぐ団の活動が始まる。

登場人物・キャラクター

天使恵 (あまつかめぐみ)

9歳までは男子だったが、魔本から出てきた小悪魔の手により女子になる。現在は、男に戻るために魔本の手がかりを追い剣ヶ峰高校の女子高生となっている。腰まである茶髪のロングヘアがトレードマークの超美少女。見た目は美少女だが内面は男勝りで乱暴。一度キレると言葉が悪くなり大変である。しかし、責任感、正義感が強く、困っている人を放っておけない性格。成績、スポーツ共にトップクラスで、大抵の男には勝てる格闘技術を身につけている。家は富豪。9歳の時に幼馴染で親友の花華院美木を守る王子様となると誓っているが、このことが女になっている一因でもある。

花華院美木 (はなさかいんみき)

ショートヘアの女の子。天使恵の幼馴染で親友である。恵が小悪魔に遭ったた時もその場に居合わせたため、性転換の経緯をよく知っている唯一の人物でもある。恵を男に戻そうと、恵と共に行動し剣ヶ峰高校の女子高生となった。超美少女恵の近くに居ても可愛いとわかるほどの美少女で、密かにモテている。才色兼備で、戦術的な武術にも長けている。優しく、おっとりとした感じだが、精神的に強く度胸がある大和撫子である。実家は天使家を超えるほどの財界人。祖父は日本の黒幕と称される。彼女には、この祖父の決めた許婚がおり、16歳になったら政略結婚させられる運命にある。小学校時代、誘拐されたことがあり、そのときのことが恵の性転換に関連している。

蘇我源造 (そがげんぞう)

めぐ団のひとりで、高校生男子。顔の頬に傷がある。むちゃくちゃに強いパワーとタフな肉体の持ち主。高校に入学し天使恵に負けるまでケンカは無敗だった不良少年であり「闇の悪王」の異名を持つ。しかし、恵に出会ってからは彼女の虜となり完全に骨抜き状態となった。中学時代には明け暮れたケンカも、現在は恵のために無駄なケンカはしないと誓いを立てるほど。しかし、根性と行動力は衰えず。恵が理想とする「男の中の男」を自身も目指し、日々奮闘する。恵が男に戻れるよう協力しつつ、女でいてほしいという複雑な気持ちを抱え「恵の幸せが俺の絶対」という信念のもとに行動している。

藤木一郎 (ふじきいちろう)

めぐ団のひとりで、高校生男子。生まれてから人生ずっと平均点という、ごく普通の人間。人に自慢できるものが何一つないという平凡キャラだが、本人はこの平凡さから脱却しようと誓いを立て日々奮闘している。女子からも散々な扱いを受けたため、自分の平凡さにコンプレックスがあり、女子からモテるイケメンの小林一文字にはつっかかっていくこともしばしば。天使恵にはマジ惚れであるが、キャラの強い蘇我源造の陰であまりアピールできていない。しかし、いろいろな騒動に巻き込まれていくうちに、少しずつ平凡キャラから脱却していく。

安田太助 (やすだたすけ)

めぐ団のひとりで、高校生男子。眼鏡をかけたオタク。女性に関しては裸よりもミニスカートや水着など、ギリギリのラインが好きという筋金入りの変態キャラ。天使恵には恋愛感情と言うより、美的対象物としている感がある。女神のように崇拝し、彼女を監視しながら見えないところで写真を撮るなどして欲望のままのギリギリを追及している。気が強く、躊躇しない行動力は、周囲もうならせるほど。知識量は膨大で、それを元に生まれる推理は的確。小悪魔が恵に仕掛けたトリックをいち早く見破っている。

小林一文字 (こばやしひともじ)

めぐ団のひとりで、高校生男子。イケメンで女子からの人気も高い。祖父に「現代を生きる最強の武士」として幼い頃から厳しく教育されたため、周囲から武士と呼ばれる。高水準の武術を身につけており、格闘では天使恵や蘇我源造を超える技術を持つ。優しく古風な性格で、正義感が強くストイック。世間の感覚から少しズレている面もある。