学級王ヤマザキ

学級王ヤマザキ

ヤマザキ王国の王子と名乗る少年ヤマザキが、6年3組の乗っ取りを目指し、学園に巻き起こす騒動を描いたギャグ漫画作品。「おっパイよ~!」や「パイなら!」などのギャグフレーズが連載当時の小学生の間で人気を博した。1997年にはテレビ東京系列でアニメ化もされている。

正式名称
学級王ヤマザキ
ふりがな
がっきゅうおうやまざき
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
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概要・あらすじ

私立冠学園小学校6年3組に転入してきたヤマザキはクラスの乗っ取りを目論み、部下のワタナベと共に平和な学園内に騒動を巻き起こすも毎回失敗し、酷い目にあってしまう。ヤマザキは自分の王国から王様や女王、そして猿のイケタニやワニのイカリヤなどの軍団を呼び寄せて王国の領土拡大をはかるのだが、やはりクラスメイトたちにことごとく阻まれるのであった。

そんな折、同じくヤマザキ王国領土拡大のため世界征服の旅に出ていたヤマザキの両親が、「ヤマザキ王国王子のおきて」を伝えるために帰還する。それによりヤマザキは、王子として一つの重大な決断を迫られることになるのだった。

登場人物・キャラクター

ヤマザキ

ヤマザキ王国の王子様。3本のツノが生えたような髪型とマント姿が特徴。学園の征服を目標にかかげ、そのためにあらゆる作戦を決行するも欲をかきすぎて最後には暴走してしまう。王子らしく独善的でわがままな性格だが、部下のワタナベなどの仲間がピンチに陥った際には自らの危険をかえりみずに危険に飛び込むなど、友情に熱い一面を持っている。 「おっパイよ~!」や「パイなら!」などの下ネタがらみの挨拶ギャグをよく使う。一人称は「わがはい」で、語尾は「なのだ」。

下部 拓也 (しもべ たくや)

ヤマザキのクラスメイトで6年3組の学級委員長を務める少年。真面目で正義感が強く、ハチャメチャなヤマザキの行動に翻弄されてはツッコミを入れている。日頃は対立しがちだが、クラスメイトのために大嫌いなトマトを食べまくることになったヤマザキに対して、「男として見なおしたぜ」と友情を感じさせる場面もある。

姫野 きさき (ひめの きさき)

ヤマザキのクラスメイトで6年3組の副委員長を務める少女。明るく美人でクラスのマドンナ的存在。父親が大企業の社長で、部屋が120室もあるものすごい大豪邸に住むお嬢様。下部拓也のことを「タックン」と呼び好意を抱いている。

ブタ田 ヒカル (ぶただ ひかる)

ヤマザキのクラスメイト。ブタのように大きな鼻の持ち主で語尾に「ブヒ」と付ける。大食漢で、ヤマザキが植物のために置いていた超強力肥料を毎日食べ、身体が校舎より巨大化してしまったことがある。

乳母川 メメ子 (うばがわ めめこ)

私立冠学園6年3組の担任を務める女性教師。普段は分厚いメガネをかけた三等身姿のひょうきん者だが、ひとたびメガネを外すと身長が伸びて性格も凶暴に変化する。メガネを外している時にヤマザキが遅刻してきた際には、「今度遅刻してきたら1年間ウンチ禁止ですからね!」などと無茶苦茶な難題を押しつけた。

苦院 エリカ (くいん えりか)

ヤマザキの元文通相手。ヤマザキとは両想いだと信じており、猛アタックをかけるパワフルな女子。クイーン商事という大会社のお嬢様で、父親から芸能事務所の社長を任され、ヤマザキをアイドルとして大々的に売りだしたことがある。鼻毛が伸びるのが異常に早いが、自分のことを世界一の美少女だと確信している。

おじじ様 (おじじさま)

ヤマザキの祖父でヤマザキ王国の王様。お墓の下に部屋を作って住みついている。自称発明王でヤマザキのために数々のアイテムを開発するが、「便器自動車」や「便器スリッパ」、まるでウンチのような消しカスが出る「ケツゴム」など、どれも下ネタのくだらない品々ばかりである。語尾は「だじょ~」。

おばば様 (おばばさま)

ヤマザキの祖母でヤマザキ王国の女王様。巨大なおかっぱ頭の持ち主で御年175歳。普段はタンスの引き出しの中で寝ている。頭を押すと鼻からお茶が出たり、若さを保つため15年ごとに脱皮を繰り返したりと、ヤマザキ以上に人間離れした特徴を持っている。語尾は「オバ」。

ワタナベ

ヤマザキに仕える忠実な家来の犬で、中年男性のような黒縁メガネをかけている。ワニや猿、ペンギンや象などの動物たちで結成されたワタナベ軍団のリーダーで、ヤマザキのサポートに尽力する。しかし金で買収され、あっさり寝返ることが多い。もともと道に捨てられていたところをヤマザキに拾われたこともあって、ヤマザキには恩義を感じている。

金子のおっさん (かねこのおっさん)

近所に住む中年男性。生まれてから虫以外の友達を持ったことがなく、ヤマザキに友達になって欲しいと付きまとっている。髪の毛はカツラで、頭頂部から植物の芽が生えている。ヤマザキに友情を求めるあまり暴走し、ついにはヤマザキの家の真上に引っ越してしまうほど。

プー助 (ぷーすけ)

ヤマザキが1ヵ月の便秘の後に出したウンチの形をした生命体。ヤマザキに非常になついており、溺れたヤマザキを助けるために迷わず川に飛び込んだ。その際に体が溶けてしまい一度はヤマザキと別れたが、その後、蘇って再会を果たす。「プー」としかしゃべれない。

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