概要・あらすじ
赤子をあやす母親は、歌って聞かせていた子守歌の歌詞「おころりよ」の部分がツボにハマり、笑いが止まらない。また、毎夜出かけることを妻に問いただされ、趣味でおひゃくど参りしていることを告白する夫。どこかヌケていて、まったく人助けができないおサルの救助隊など、変人や不可思議な生物が次々と登場する。
登場人物・キャラクター
カズオ(坊主)
坊主頭で学生服の青年。恋人の陽子に花の名前を聞かれ、わからなかったので大量に食べたところ、口から血を吹き出して奇行に走り、「食べちゃいけない花」と答える実直な男。
陽子 (ようこ)
カズオの恋人。名前のわからない花を食べて口から血を出したカズオを目にしても、笑ってまったく動じない、こちらも変人の女性。
カズオ(子供)
小学生でありながら、寝言で「千人斬りまであと37人かー…ムニャムニャ…」と口走り、無邪気な寝顔に見入っていた両親を心配させる。
よしお
小学生の男の子。将来の夢は巨人軍の助っ人外人になること。そのためにアメリカに行って、アメリカ人と結婚してアメリカ国籍を取り、大リーグで4番打者になってから、巨人に入団する、という大きくひねくれた夢を持っているが父に怒られる。
ブロンズ野郎 (ぶろんずやろう)
しゃべるブロンズ像。他人のもめごとに口をはさみ、怒った当人から頭の上に粉チーズを置かれるが、ブロンズ像なので動けず、どうすることもできない。
花嫁 (はなよめ)
文金高島田に角隠し、白無垢の和装姿の花嫁。なぜか花嫁衣裳のまま公園で歯磨きをしていたり、借金の取り立てをしていたりするほか、公園で編み物をしながら、「コオロギ番長」、「集団モミアゲ」、「万能カカト・ブラシ」、「南極折りたたみコブラ」など、思いついたことを突然口走る。
玉男 (たまお)
食虫植物が持つ、餌となる虫を誘うための「擬餌状体」のような誘引突起がオデコから生えた青年。
乳子 (ちちこ)
玉男の恋人。玉男のオデコに生えた突起を見て、それをののしりながらも、長い舌でその突起を飲み込もうとする。
海のホームラン王 (うみのほーむらんおう)
波打ち際で海上に上半身を出し、バットを構える謎の生物。海を訪れたカップルたちが無邪気に海へ投げ込んだ石などを無言で打ち返す。
八木沢専務 (やぎさわせんむ)
社員の家の庭に突然現れた専務。自分の指を切って株分けし、増殖する。
ポン太先生 (ぽんたせんせい)
保健医として学校に赴任してきた巨大なタヌキ。女生徒の頭に巨大な金玉袋を乗せることで、身長を測定する。
女教師 (じょきょうし)
小学校の教師。黒髪にメガネ、スーツ姿で見た目はまともだが、先生の靴をなめる委員や先生の落とした給食をよつんばいになって食べる係を求めたり、「先生の指はいかに美しいか」を題に作文を書かせるなど、ドSな性格。
ルミちゃん
定食屋で働く人気者。実際にはメガネをかけた全裸の男が前面にダッチワイフをロープでくくりつけただけなのだが、なぜか客には人気で、店が明るくなったと店主も満足している。
しょーたろーくん
蝶ネクタイにブレザー、半ズボン姿の少年。巨大ロボットの操縦リモコンのような物をいつも持ち歩いており、力士に近づいて「ヤクザだ殴れ、鉄人!」、「子供だ、踏みつぶせ鉄人!」など、勝手な指示を出したりしている。長ズボン姿のこともある。
金髪デカ (きんぱつでか)
カタコトの日本語を話す刑事。非常に聞きづらいカタコトの日本語で熱心に語りかけてくるため関係者を困らせる。
安藤さん (あんどうさん)
長髪で縞々のタイツをはき、上半身は裸のお兄さん。相棒のリングちゃんといっしょにさまざまな実験を行う。
リングちゃん
頭にコアラのような被り物をかぶったマスコットガール。安藤さんといっしょに実験を見守る。
おサルの救助隊 (おさるのきゅうじょたい)
ヘルメットをかぶったサルの救助隊コンビ。ピンチの人々のもとに現れるが、まったく役に立たない。