宇強の大空

宇強の大空

岡村賢二の代表作。原作は小池一夫が開講した劇画村塾の卒業生である梶研吾が務めている。現代日本の格闘界を舞台に、武蔵裏天流の継承者である大空宇強が、最強の格闘家を目指して熾烈(しれつ)な戦いを繰り広げる異種格闘技アクション。架空の流派を使いこなす宇強が、さまざまなスタイルの格闘家たちに挑む姿を描いている。梶研吾はアントニオ猪木、ブルース・リー、大山倍達の三人へのリスペクトから、この作品が生まれたと語っている。集英社「月刊少年ジャンプ」で1997年1月号から2000年10月号にかけて連載の作品。

正式名称
宇強の大空
ふりがな
うきょうのおおぞら
原作者
梶 研吾
漫画
ジャンル
友情
 
格闘技・武道
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

大空 宇強 (おおぞら うきょう)

武蔵裏天流の継承者に選ばれた少年。自らの実力を試すため来日する。ブラジル出身だが、家族が日本人であるため日本語も流暢(りゅうちょう)に話せる。少年ながら卓越した身体能力や技量を誇り、自分よりも大柄な格闘家を一撃で倒したこともある。中国武術の接近戦や奇襲に用いられる技に似た「靠撃(こくげき)」の使い手でもある。武蔵裏天流の創始者である宮本武蔵を尊敬しており、武蔵裏天流の継承者となったからには、ほかの流派に決して負けてはならないと自分を戒めている。「第五回全世界実戦空手道選手権大会」で白葉修羅人と出会い、彼のプロデュースでさまざまな格闘家たちと死闘を繰り広げることとなる。凄(すさ)まじいまでの大食漢で、20皿以上の料理を平気で平らげる。

白葉 修羅人 (しらは しゅらと)

異種格闘技戦のプロデューサーを務める男性。口髭(ひげ)と顎髭を蓄え、長髪を後ろで束ねている。かつて「天才格闘技プロデューサー」と呼ばれ、多くの名勝負をプロデュースしたことから格闘技ファンから崇敬されている。昔は白葉修羅人自身も格闘家で、さまざまな武術の流派やその技を熟知しており、一目でその格闘家の技量を見抜くことができる。娘の白葉いちずと共に「第五回全世界実践空手道選手権大会」を観戦していた際、有無を言わせぬ実力で他を圧倒したリック・タイタンに大空宇強が挑戦状を叩(たた)きつける姿を目撃する。その後、宇強が武蔵裏天流の技でリックを倒したところを目の当たりにし、彼こそ格闘界の新たなスターになると確信し、宇強の試合をプロデュースする決意を固める。

クレジット

原作

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