あらすじ
第1巻
女子高校生のゆうが新しい眼鏡を掛けてみたところ、友人であるなぎの服が透け、裸が見えるようになってしまう。いけないと思いつつ、友人の裸を内緒に見続けたことで罪悪感に苛まれたゆうは、なぎにそのことを告白。その不思議な眼鏡を掛けたなぎには、逆にゆうの裸が見えるようになってしまう。なぎが出した、大好きな人の服が透けて見える眼鏡ではないかという推察を聞いたゆうは、なぎに対する思いを一人静かに嚙みしめるのだった。(第1話「めがねの秘密」。ほか、5エピソード収録)
登場人物・キャラクター
ゆう
ごくふつうの女子高校生。ポニーテールの髪型をしたかわいらしい少女。親友であるなぎのことが大好きで、彼女の身の回りで不思議な出来事が起こるという秘密を知っている。なぎといっしょにいることが多く、それらの不思議な出来事に図らずも巻き込まれてしまうことが多い。なぎともっとなかよくなりたいと思っているが、口下手なためになかなか距離を縮めきれない状態が続いている。
なぎ
不思議ちゃんで、ほんわかとした雰囲気を漂わせる女子高校生。ショートヘアで背の低いかわいらしい少女で、ゆうの親友。不思議なことを引き寄せる特殊な体質で、お尻からコンセントが生えたり、胸元にタイマーが出現して爆弾と化すなど、なぎ自身の身やその周辺に不思議な出来事が発生する秘密を抱えているが、あまり気にしていない。好奇心旺盛な性格で、不思議なことを目にしたり、ワクワクする出来事に遭遇したりすると目からキラキラと輝く小さな星が出る特異体質。ゆうのことが大好きで、どんなときでも彼女を信頼している。
つきの
ゆうやなぎの通う高校で、校医を務めている女性。眼鏡を掛けた美人で、何事にも動じない豪胆な性格の持ち主。お尻からコンセントが生えてしまったなぎを診察した時は、そのコンセントで充電することをなぎに勧めた。まじめでいい子にしている生徒に、ご褒美として星型のクッキーをあげるのを趣味としている。
紅い線 (あかいこーど)
特殊爆弾の処理を生業とする「特殊爆弾処理班」の男性。「RED」と書かれた仮面をかぶり、蒼い線といっしょに活動している。世に出現した、あらゆる特殊な爆弾を処理してきた過去を持つ。胸にタイマーが出現し、爆弾と化したなぎを処理するために彼女が通う女子高に姿を現す。
蒼い線 (あおいこーど)
特殊爆弾の処理を生業とする「特殊爆弾処理班」の男性。「BLUE」と書かれた仮面をかぶり、紅い線といっしょに活動している。世に出現した、あらゆる特殊な爆弾を処理してきた過去を持つ。胸にタイマーが出現し、爆弾と化したなぎを処理するために彼女が通う女子高に姿を現す。