小煌女

未来の地球。メイドの少女と異星人の少女が、生まれた星と身分の違いを越えて友情を深めていくSFストーリー。フランシス・イライザ・ホジソン・バーネットの「小公女」を下敷きに執筆されている。「Kiss」2009年No.21から2011年No.20にかけて連載された。

正式名称
小煌女
ふりがな
しょうこうじょ
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
レーベル
KC KISS(講談社)
巻数
全5巻
関連商品
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世界観

SFが題材。ひとつの連邦国家となった地球で、女学校を舞台に異星人の少女ヨジン・ジノ・セニンと、ハウスメイドの少女セーラ・リード(サリー)の交流を描く。並行して寄宿学校に通う女子生徒たちの心の悩みや、サリーとトアン人男性であるコトオナ・ウ・ヨナン・オナスンとの恋が語られていく。

作品誕生のいきさつ

本作『小煌女』は2000年頃、海野つなみの「「小公女」をベースにしたSF作品を描きたい」という着想からスタートした。しかし掲載先候補の雑誌が休刊し、その後も担当編集者からの「SF作品の連載は難しい」という意見により、長らくアイディアとして眠っていた状態が続いていた。だが前作『回転銀河』の連載終了後、再び『小煌女』を連載候補として提出したところ受理され、ようやく「Kiss」での連載がスタートしたという経緯を持つ。

作品構成

構成上の特徴として、「マザーグース」の引用が多く見られる。各話のサブタイトルと冒頭には毎回違う詩の引用があり、引用された詩と物語の内容がリンクしている。たとえばお茶会を開く回にはお茶会の歌が用いられ、作中で詩の解説も成されるといったように、作品を読み進めながら、自然と教養を深められる構成となっている。

あらすじ

時は未来、地球がひとつの連邦国家となった世界。労働階級の少女、セーラ・リード(サリー)はロンドンにある寄宿学校であるベネディクト女学校で、ハウスメイドとして働く忙しい日々を送っていた。そんなある日、サリーは留学生としてやってきた惑星トアンの王女、ウォン・ヨン・ジノン・コカと、そのお付きヨジン・ジノ・セニンに出会う。身分の違いを越えて親しくなる3人。しかし、政情不安のトアンをある事件が襲ったことで、ジノンとセニンを取り巻く環境は突如激変してしまう。

関連作品

本作『小煌女』の元になった作品として、フランシス・イライザ・ホジソン・バーネットの「小公女」がある。双方の作品の共通点として、英国の寄宿舎を舞台に、2人の少女が苦楽を共にしながら親しくなるというストーリーであること。主人公の名前が「セーラ」で、友人キャラクターがのちに「レベッカ」と名乗ること。また、タイトルも「しょうこうじょ」と同じ読み方となっていることなどがある。

登場人物・キャラクター

セーラ・リード

地球連邦ヨーロッパ州英国(グレートブリテン)自治区、首都ロンドンに暮らす労働階級の少女。ベネディクト女学校のハウスメイドとして、住み込みで働いている。愛称は「サリー」。赤毛を胸のあたりまで伸ばし、耳の下で2つに結んでおさげにしている。敬語で話すのが特徴。真面目で辛抱強い性格で、不遇な境遇にもめげない強い心を持つ。 留学生としてやってきたウォン・ヨン・ジノン・コカに出会い、彼女に恋のような憧れを抱く。しかし、その後ジノンが消息不明となり、一人残った彼女のお付きヨジン・ジノ・セニンの力になりながら、友情を育んでいく。ベネディクト女学校の隣へ引っ越してきたコトオナ・ウ・ヨナン・オナスンと知り合い彼に強く惹かれるが、自分に自信が持てないあまり想いを打ち明けられずにいる。

ウォン・ヨン・ジノン・コカ

惑星トアンの王女で、次期王位継承者にあたる16歳の少女。トアン内の混乱により、半ば亡命に近い形へ地球へ留学。ベネディクト女学校フィニッシング・コースへやってきた。前髪を眉の高さで切った、緑がかった黒髪ストレートロングヘアに、トアンの未婚女性が身に着ける筒状の髪飾りを付けている。穏やかで聡明な性格で、セーラ・リードをはじめとするベネディクト女学校の生徒や職員たちの憧れの的となる。 しかし、トアン大使館爆破事件により消息不明となってしまう。

ヨジン・ジノ・セニン

ウォン・ヨン・ジノン・コカの付き添いとして、彼女と共にベネディクト女学校へやってきた少女。ジノンと非常によく似た容姿を持ち、ジノン同様、生真面目で気高い心の持ち主。ジノンの安全のためジノンと入れ替わり、影武者として代わりに「ジノン」を名乗って生活していた。惑星トアンの消滅、及び英国トアン大使館の爆破事件後は難民になってしまうが、英国自治区に受け入れられ、ベネディクト女学校先生付メイドの「レベッカ・ブラウン」として生きることになる。 「ジノン」として生活していた頃はセーラ・リード(サリー)にも分け隔てなく接し、サリーの憧れの存在だった。正体を明かし「レベッカ」となった後はサリーの唯一無二の友人となり、苦楽を共にする関係となる。 元は国費留学生で、試験合格後ジノンの女官となったと語っているが、従者というには気品に溢れ、高貴な印象があるなど不自然な点が多い。

コトオナ・ウ・ヨナン・オナスン

惑星トアンの名家・コトオナ家の若い男性。辺境の惑星ミトンの調査隊隊長を務め、補佐官のシクサ・トヒナと共にウォン・ヨン・ジノン・コカに会うべく地球へやってくる。目にかかるほど長い前髪に金髪ストレートロングヘアを臍のあたりまで伸ばした、華やかで美しい容姿の人物。調査隊においては、若い隊員から非常に人気がある。 その一方で年長の隊員からの評判は芳しくなく、責任感が薄く軽薄で能天気な人物とされているが、実際は人当たり良く観察眼に優れる切れ者。ロンドンで偶然知り合ったセーラ・リードと親しくなり、彼女と恋に落ちる。大の女性好きで、すべての女性には等しく優しくありたいと考えている。

シクサ・トヒナ

コトオナ・ウ・ヨナン・オナスンと共に地球にやってきた、惑星ミトンの調査隊隊長補佐を務める若い男性。前髪を真ん中で分けて額を全開にし、緑がかった黒髪を顎のあたりまで伸ばしている。クールで落ち着いた紳士的な性格だが、任務のためには手荒なことも辞さない冷酷な一面も持つ。ウォン・ヨン・ジノン・コカの情報を得るために忍び込んたベネディクト女学校で、ヨジン・ジノ・セニンと知り合う。 以来、正体を明かさないままセニンと接するようになり、彼女には「泥棒紳士」と呼ばれながらも親しくなっていく。お菓子作りが得意。

エリザベス・ランチェスター

ベネディクト女学校フィニッシング・コースに通う、ハートフォード侯爵家の令嬢。前髪を上げて額を全開にし、ふわふわの巻き髪をハーフアップにしている。非常に優秀で知性的な、気高い性格の持ち主。卒業後は結婚が決まっており、公爵子息のエリオット・ジェームズ・ウィリアム・アーサーのもとへ嫁ぐことになっている。実は庶子で、異母兄のリチャード・ランチェスターに片想いしている。 しかし立場上想いを告げることはできないため、リチャードの期待に応えることを最優先に生きている。同級生のコートニーとは意見が対立しやすく、仲が悪い。

ケイトリン

ベネディクト女学校に通う中産階級の少女。前髪を左寄りの位置で分けて額を見せ、肩のあたりまで伸ばした髪を巻いてハーフアップにしている。小柄でやや太りぎみ。父親はロンドン郊外の会社員とベネディクト女学校の中では比較的身分が低い。そのため他の生徒に強いコンプレックスを感じ、逆に自分より身分の低いセーラ・リードなどには傲慢に振る舞うところがある。 そのような性格が災いし、エリザベス・ランチェスターなどには「俗物(スノッブ)」呼ばわりされている。自らのコンプレックスを刺激するウォン・ヨン・ジノン・コカを嫌っている。

コートニー

ベネディクト女学校進学コースに通う、北アメリカ州出身の富豪令嬢。前髪を左寄りの位置で分けて額を全開にし、ストレートロングヘアをポニーテールにしている。褐色肌が特徴。社交的で積極的な性格で、王女であるウォン・ヨン・ジノン・コカにもフランクに接する。一方エリザベス・ランチェスターとは衝突しがちで口喧嘩が絶えない。 しかし、それは彼女を嫌っているからではなく、常に対等でありたいという考えからのもの。

暁楓・夏

ベネディクト女学校に通う、アジア州中国自治区出身の少女。眉の高さで切った前髪に、顎の高さで切りそろえたボブヘアをしている。上品で落ち着いた性格だがやや空気を読まないところがあり、他の生徒が気を遣うような場面でも自由に行動する。セーラ・リードには出身地域での習慣に配慮してくれた件から、友好的に接する。実家は地球でもトップクラスの食品会社を経営している。

シャルロット・オーウェン

ベネディクト女学校に通う、ヨーロッパ州英国自治区出身の少女。眉の高さで前髪を切り、ふんわりしたボブヘアをしている。おっとりとしたおとなしい性格だが元首相の孫娘で、母親は男爵家の出身と身分は高い。ケイトリンとはルームメイトでもある。

パトリシア・ヘイワード

ベネディクト女学校進学コースに通う、オセアニア州出身の女子生徒。前髪を真ん中で分け、長い髪を1本の三つ編みにしてまとめている。鼻のそばかすが特徴。他の生徒に比べると庶民的で賑やかな雰囲気の、自由で先進的な考えの持ち主。しかし奔放すぎるあまり、羽目を外しがち。はしゃぎすぎて怪我を負ってしまうことも。

メアリー・アリス

ベネディクト女学校進学コースに通う女子生徒。前髪を上げて額を全開にし、ハーフアップにしている。エリザベス・ランチェスターとは親しく、寄宿舎のルームメイトでもある。そのため、エリザベスの結婚式ではチーフブライズメイドを務めることとなった。卒業後は北アメリカ州の連邦宇宙工科大を志望している。父親は大学教授。

ハラダ・リエ

ベネディクト女学校に通う、アジア州出身の少女。眉の高さで前髪を切り、胸のあたりまで伸ばしたストレートロングヘアを2つに結んでおさげにしている。おとなしい雰囲気の穏やかな性格だが、他の生徒たちに自分の名前を上手く発音してもらえないことに悩んでいる。父親は連邦政府の宇宙開発局におり、家族は土星の衛星タイタンにいるため、休暇中も実家へは戻らず寄宿舎に残っている。 ヨジン・ジノ・セニンからは語学を学んでいる。

アリス・ミルトン

ベネディクト女学校に通う女子生徒の一人。生徒たちの中では幼く、前髪を真ん中で分け、長い髪を高い位置でツインテールにしている。ヴィルジニー・メイユールとは非常に親しく、いつも一緒に行動している。ウォン・ヨン・ジノン・コカに憧れ、彼女の正体が影武者のヨジン・ジノ・セニンと知ってからも陰ながら慕っており、間接的に彼女を助けようとお菓子を贈ったりする。

ヴィルジニー・メイユール

ベネディクト女学校に通う女子生徒の一人。生徒たちの中では幼く、前髪を左寄りの位置で斜めに分け、顎につくほどの長さのボブヘアをしている。アリス・ミルトンとは親しくいつも一緒で、彼女同様ウォン・ヨン・ジノン・コカの正体がヨジン・ジノ・セニンと知ってからもセニンを慕っている。母親はフランスで有名な女優だが、出演作中でよく裸になることでも有名。

カルディナ

ベネディクト女学校に通う、スペイン貴族の少女。前髪をほぼ上げて額を見せ、胸のあたりまで伸ばした巻き毛をハーフアップにしている。ややマイペースでのんびりしており、時間にはややルーズなところがある。そのため、コートニーにはたしなめられることも。

ネオーミ

ベネディクト女学校の副校長を務める年配の女性。校長の妹でもある。前髪を上げて額を全開にし、長い髪を頭頂部で2つに分けてまとめている。おっとりした校長とは対照的に厳しく抜け目のない性格で、学校に寄せられる寄付金のことばかり考えている。盗難などの学校内での問題も、生徒や職員から金銭を巻き上げるためのものととらえている節がある。

コニー

セーラ・リードの同僚で、ベネディクト女学校で先生付きのハウスメイドを務める少女。前髪を上げて額を全開にし、長いふわふわのくせっ毛をポニーテールにしてまとめている。頬のそばかすが特徴。彼女にとっては大好きなテレビ鑑賞が何よりも優先されるため、自室にこもっていることが多い。ヨジン・ジノ・セニンのメイドとしての仕事ぶりを「丁寧すぎる」と評し、辟易している。

ステラ

ベネディクト女学校でメイドとして働く中年の女性。前髪を真ん中で分けて後ろでひとつのお団子にしてまとめている。太っちょで、制服がはちきれそうなお腹が特徴。ヨジン・ジノ・セニンのメイドとしての仕事は評価しているが、彼女の不正を許さない融通の利かない態度に対しては快く思っていない。コッツウォルズに住む妹がいる。

ジェニー

ベネディクト女学校で、夫と一緒に料理人として働いている中年の女性。帽子をかぶり、長いふわふわの髪の毛をまとめている。三白眼と丸い鼻、太目の身体が特徴。非常に食い意地が張っており、セーラ・リードが手に入れたお菓子なども奪って食べてしまう。ゴシップが大好き。

リチャード・ランチェスター

エリザベス・ランチェスターの異母兄。前髪を右寄りの位置で斜めに分けたストレートヘアをしている。ランチェスター家の現当主で、エリザベスの結婚相手も彼が決めた。本来の身分の違いからエリザベスのことは快く思っておらず、冷たい態度をとる。妻のパメラ・ランチェスターとは、「エイプリル」と「ジェイムズ」という2人の子供をもうけている。

パメラ・ランチェスター

エリザベス・ランチェスターの義姉。長い髪を頭頂部でぐるぐると巻き、大きなひとつのお団子にしている。小太りの身体が特徴。2年前にリチャード・ランチェスターのもとに嫁いだが、お嬢様育ちのためかぼんやりしており、周囲の評判は芳しくない。一方で育ちの良さからか、他人の陰口などは言わない上品な人物でもある。

トレイシー

コトオナ・ウ・ヨナン・オナスンがクワオアーで出会った娼婦の老女。本人は50代と自称しているが、オナスン曰く70代ほどにも見える。老舗の風俗店の古株として現在も現役で勤務しており、「神の手」ともいえる卓越した技術を持ち、周辺に住む男性たちにとってはもはや伝説の存在となっている。偽造パスポート作成の人脈もあり、オナスンたちの地球行きをサポートした。

スチュワード

地球連邦ヨーロッパ州英国自治区、首都ロンドンで弁護士を務める年配の男性。前髪を9対1で分けて額を全開にし、後ろに跳ねさせている。物腰の柔らかい紳士的な人物で、地球に到着したコトオナ・ウ・ヨナン・オナスンとシクサ・トヒナの手助けをすることになる。特にオナスンのことは高く評価しており、「頼りない面もあるが、良い指導者になる」と見ている。

ニアン

トアンで神官を務める若い男性で、「神の子」と呼ばれる稀有な存在でもある。前髪を真ん中で分け、臍のあたりまで伸ばしたストレートロングヘアを筒状の髪飾りでまとめている。ヨジン・ジノ・セニンはニアンの命の恩人で、彼女とはある秘密を共有している。他者を想うあまり自分を犠牲にしがちなセニンを案じている。

場所

地球

セーラ・リードたちが住む星。北アメリカ州、ヨーロッパ州、アジア州、オセアニア州、アフリカ州、南アメリカ州の6つの州からなる連邦国家となっており、各州にはいくつかの自治区がある。それぞれの州は文化や風習が大きく違い、さらに同じ州の中でも異なるマナーが採用されているため、知らないと混乱することも多い。言語は各州の言葉に加え、共通言語として「地球共通語」が存在する。

トアン

ウォン・ヨン・ジノン・コカたちが住んでいた、テハン星系にある惑星。陸地は少ないが温暖で実り豊かな土地が多い。立憲君主国で、地球人とよく似た容姿・文化・風習を持つ。母系社会で、同じ母親から生まれた子供は父親が誰であれ同じ家で育てられるのが特徴。また、それは王家にも適応され、王位につくのは女王かその夫、あるいは王の姉妹の子供となる。 トアンに伝わる神話から、王族にのみ近親婚が許されており、ジノンの婚約者も弟のトゥトだった。神官以外のものは普段王族と接することはできず、ジノンの付き添いであるヨジン・ジノ・セニンも、一緒に地球へ留学するまではジノンの顔を見たことがなかった。

ベネディクト女学校

地球連邦ヨーロッパ州英国自治区、首都ロンドンにある寄宿学校。地球の各国、また各惑星の上流階級の子女を預かることを目的に設立された。生徒と教師合わせて100名弱で、ハウスメイドはセーラ・リードをはじめとする3名のみの小規模な学校となっている。コースには、フィニッシング・コースと進学コースがある。

エンマ

トアンにおける月のこと。かつては人間が暮らしていたが、広大ながら寒暖の差が激しい土地が多く、争いも絶えなかったため、やがて人の住めない星になってしまった。大きさは地球の月に比べると非常に大きく、空の4分の1を占めるほど距離が近い。そのため、トアンの子守歌には「泣かないで、泣くとエンマが落ちてくるよ」といった内容のものもある。

クワオアー

太陽系の外縁、エッジワースカイパーベルトの小惑星。氷の星で、旧流刑星。流刑者による暴動でドームは閉鎖されており、のちにスラム化。現在は流民が集まる治外法権区域と化している。非常に治安の悪い星だが、コトオナ・ウ・ヨナン・オナスンはそこに目をつけ、パスポートの偽造を試みる。

ミトン

コトオナ・ウ・ヨナン・オナスンとシクサ・トヒナたちが調査している辺境の星。日の光すら届かぬ氷の星で資源には乏しいと言われていた。しかし調査の結果、氷の下はテハニウムをはじめとする資源の宝庫であることが明らかになった。調査隊員は非婚者中心の100人程度のトアン人で構成されており、小さな基地を拠点に作業を行っている。

その他キーワード

神の子

トアンにおいて、1000人に1人の割合で生まれる染色体異常の子供のこと。生まれてすぐに神殿に引き取られて育ち、成長後は神官として働く役目を担う。皆美しい容姿を持ち、穏やかで聡明な性格をしているが、非常に短命で生殖能力を持たない。寿命は30年前後と言われている。

テハニウム

主にテハン星系、特にトアンで採掘される金属のこと。金よりも数倍高価という非常に高い金銭的価値があり、簡単に手に入れることはできない。ウォン・ヨン・ジノン・コカがテハニウムのアクセサリーを身に着けていることから、ベネディクト女学校内でもテハニウムアクセサリーの爆発的なブームが起こるが、事態は意外な形で収束する。 大きさではなく、重量で価値をはかる。

火星梨

火星で栽培されている果物のこと。ガイドブック「大人の宇宙旅行」には地球で買えるお土産として掲載されているが、地球では高価な果物であり、庶民は簡単に口にできない。皮の色がセーラ・リード(サリー)の髪の色によく似ているため、コトオナ・ウ・ヨナン・オナスンはサリーの名前を知るまで、彼女を「火星梨色の髪のお嬢さん」と呼んでいた。

特殊部隊用の服

トアンの軍で、特殊部隊用として用いられる服のこと。フードとマントのついたコートのような形をしており、前は8つのボタンで留める。フードの目の位置にゴーグルがついているのが特徴。特殊加工が施されており、通常の監視カメラには映らないため、建物に無断で侵入する際などにも用いられる。温度を遮断するため、使用する際、着用者はほぼ裸でなくてはならない。

トアンの銀貨

トアンで用いられている通貨のひとつ。銀でできており、六角形をしている。トアンの守護女神ラカン・エンマの顔が描かれており、その絵柄はウォン・ヨン・ジノン・コカに雰囲気が似ている。トアン大使館爆破事件後、ヨジン・ジノ・セニンの数少ない持ち物のひとつとなるが、セニンはこれをある人物へ贈ることを決める。

書誌情報

小煌女 全5巻 〈KC KISS〉 完結

第1巻

(2010年4月13日発行、 978-4063407976)

第2巻

(2010年9月13日発行、 978-4063408171)

第3巻

(2011年2月10日発行、 978-4063408362)

第4巻

(2011年7月13日発行、 978-4063408492)

第5巻

(2011年12月13日発行、 978-4063408638)

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