概要・あらすじ
宇宙世紀0085年。北米にある地球連邦軍モビルスーツ訓練学校・モントレアル校、通称エコールに、サイド3のジオン共和国からアスナが入学し、2か月が経っていた。「コロニー育ちはモビルスーツの操縦がうまい」という噂もあったが、アスナは落ちこぼれだった。しかし、明るい性格で仲間たちとともに成長し、ニュータイプとしての能力もあり、強くなっていく。
だが、恋心を持っていたシンの死亡にショックを受け、訓練学校を飛び出し、海賊・マリーの下に居つく。その後、エゥーゴ(反ティターンズ組織)の一員となる。
登場人物・キャラクター
アスナ・エルマリート
戦犯として処罰を受けたジオン国防大のエルマリート教授の娘。幼少時にモビルスーツの訓練を受けている。訓練学校では落ちこぼれだが、明るい性格で、次第にニュータイプ能力を開花させていく。恋心を抱いていたシンの死にショックを受け、養成学校を飛び出し、海賊であるマリーの下に居つく。 その後、エゥーゴ(反ティターンズ組織)に入った。
エリシア・ノクトン
軍需産業の社長令嬢。アスナに強いライバル心を燃やす。ニュータイプとしても覚醒するが、アスナに及ばなかった。アスナとシンとエリシアとで三角関係の状態であったが、シンの戦死以降、精神不安定な状態になっていく。
エミル・フォクトレンダー
アスナの養成学校の同期で友人。一年戦争で両親を亡くし、幼い弟妹を養うために志願した。
シン・バルナック
海兵隊出身。アスナに恋心を抱いていたが、ジオン軍残党の海賊、マリーに襲われたところ、アスナを救おうとして撃墜される。
ヤハギ・フランジバック
エコールの教官であり、元ジオン軍兵士。ニュータイプとして覚醒しており、サイコミュ試験用ザクに搭乗するなど、研究にかかわっていた。アスナの母親とは過去に関係があった。
フォルマ・ガードナー
エコールの教官。元モビルスーツパイロット。エリシアを見出し、ティターンズ(地球連邦軍特殊部隊)に栄転となる。アレキサンドリア級巡洋艦「アルカスル」の艦長となる。
アキラ
アスナの幼馴染。優れたニュータイプ。ジオン公国時代にはニュータイプ実験、「エスキス」の被験者だった。その後、人身売買を行う組織に移送されるも、海賊のマリーに救われ、共に生きるようになる。
ユーナ
アキラと一緒にいたところを海賊のマリーに救われた。以後、海賊の一員になり、そこでアスナと知り合う。PTSD(心的外傷後ストレス障害)で、銃声を聞くなどでパニックになる。アスナとは、ジオン共和国襲撃戦線で別れるも、エゥーゴ(反ティターンズ組織)で合流した。
マリー・アルベルティア
元ジオン軍軍人。地球西域思想、「エレズム」の活動家であり、海賊。エコールを抜け出したアスナを受け入れる。地球連邦軍の襲撃に、味方を守りながら戦死した。
ジャック・ベアード
一年戦争に参加したベテランパイロット。月面アンマンで、エゥーゴが奪取した新型ガンダム、ガンダムMk-Ⅱに関する任務に就いていた。その後、アイリッシュ級「ツバイカウ」のハロウィン小隊隊長となる。
場所
モビルスーツ訓練学校モントレアル校 (もびるすーつくんれんがっこうもんとれあるこう)
新世代のモビルスーツパイロット育成を掲げているが、真の目的は戦争で使えるニュータイプの発見である。軍民共同の「委員会」と呼ばれる人間たちが陰で操っており、「実戦でニュータイプは覚醒する」の言葉通りに、模擬戦で実弾を紛れ込ませたり、海賊のマリーに地球連邦軍軍艦サラミスを襲わせたところへ訓練生を巻きこむなど、実験を繰り返している。