概要・あらすじ
1959年の西ドイツ、全寮制学校ガブリエル・スイス・ギムナジウムに転入したバンパネラの少年エドガー・ポーツネルとアラン・トワイライト。謎めいた二人は次第に生徒たちの間に溶け込んで行くが、グロフ先生の時計が盗まれたことから、次第に不安や疑惑が広がって行く。そして創立祭の日、ついに事件が起こる。
登場人物・キャラクター
エドガー・ポーツネル
外見は14歳の少年だが、その正体は永遠の時を生きるバンパネラ。同じくバンパネラのアラン・トワイライトと共にガブリエル・スイス・ギムナジウムに転入してきた。その目的は以前友人となった少年ロビン・カーに会うことだった。
アラン・トワイライト
外見は14歳の少年だが、その正体は永遠の時を生きるバンパネラ。同じくバンパネラのエドガー・ポーツネルと共にガブリエル・スイス・ギムナジウムに転入してきた。マチアスを気に入り、彼の育てているバラを枯らす。
キリアン・ブルンスウィッグ
ガブリエル・スイス・ギムナジウムのエドガーたちが転入してきたクラスのリーダー格の生徒。東ドイツからの難民。国境を越えるときに父親は捕えられ、母親は殺されてしまったため、西ドイツの家に引き取られた。ロビン・カーの死に責任を感じている。
マチアス
左足の悪いガブリエル・スイス・ギムナジウムの生徒。温室の世話をしている。「クリムゾン・グローリー」という品種のバラを咲かせようとしていた。
テオドール・ブロニス
ガブリエル・スイス・ギムナジウムのエドガーたちが転入してきたクラスの委員長。創立記念祭で行う劇の監督役を務める。生真面目な性格。
グロフ
ガブリエル・スイス・ギムナジウムの男性教諭。5分前に授業を終わらせるため裏蓋は少女の姿が描かれた時計を持ち歩いている。
ロビン・カー
イギリスからガブリエル・スイス・ギムナジウムに転入してきた生徒。昨年の5月に事故で亡くなっている。幼い頃エドガーとアランに出会い、彼らを慕っていた。
場所
ガブリエル・スイス・ギムナジウム
西ドイツにある全寮制の学校。創立は5月。
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「ポーの一族」シリーズ (ぽーのいちぞくしりーず)
永遠の時を生きる吸血鬼の一族となった少年と、彼が巡り合う人間たちの運命を描いた物語。 関連ページ:「ポーの一族」シリーズ