概要・あらすじ
失業率が22%を超え、無許可の銃が氾濫し無法地帯になりつつある日本。政府は度重なる事件に対抗するため、飲食店等自衛のための武器の貸与及び使用に関する特別条例、通称居酒屋武装条例の施行を決断。居酒屋店員の銃器の携帯を許可し、治安維持を民間に委託することにした。条例の施行初日、原田は先輩の峰岸の代わりに居酒屋・トポルポでアルバイトを始めることになり、先輩のたま子とホール業務に当たる。
途中、柄の悪い客に絡まれることがあったものの、大きな問題も起きずに時間が過ぎようとしていた。しかし、突如として客の一人が原田の銃を奪い、全員を処刑すると暴走してしまう。
登場人物・キャラクター
原田 (はらだ)
居酒屋武装条例施行初日に、先輩の峰岸に代わって居酒屋・トポルポでアルバイトを始めた青年。気が弱く、銃器の扱いにも不慣れ。支給された拳銃はニューナンブM60。
たま子 (たまこ)
居酒屋・トポルポで働く気っ風の良い女性。運動神経がよく、銃器の扱いにも長ける。体力の消費量を餃子で換算し、餃子に向けた愛の歌を歌うなど、人並み外れて餃子を愛している。だが、ある店の餃子だけを本物と認め、他の店の餃子は決して口にしない。支給された銃は豊和89式小銃。
峰岸 (みねぎし)
原田の先輩で、居酒屋・トポルポで働いていた青年。居酒屋武装条例施行に際して、防弾チョッキを自分の体で試したところ、怪我を負う。その後代役を原田に頼んだ。トポルポの店長は、あまり戻ってきてほしくない様子。
その他キーワード
居酒屋武装条例 (いざかやぶそうじょうれい)
『居酒屋武装条例』に登場する条例。正式名称は飲食店等自衛のための武器の貸与及び使用に関する特別条例。頻発する銃などによる事件に対抗するため、政府が飲食店に武器を貸与し、並びに使用を認めるもの。当面は東京の数ヶ所の繁華街での実施となっている。事件対策を民間に委託する形で放り出したと批判の声も大きい。