概要・あらすじ
ロボットの子供山本三郎が最先端を気取って姿を扇風機に変えたことで起こる騒動を描くSF家族物語。ひさうちみちおの山本さんシリーズの第一作となった記念すべき作品。
登場人物・キャラクター
山本 三郎 (やまもと さぶろう)
ロボットの子供。流行に対する反応が早く、非実用型の愛児ロボットが流行るとみるや、自分の形態を扇風機に変えてしまう。このことが父二郎の怒りをかい勘当されてしまい、ダッチワイフ出身の性愛型ロボット女性のヒモとなる。その後、この女性と結婚し、四郎をもうける。
山本 二郎 (やまもと じろう)
山本三郎の父親でロボット。親に造ってもらった大事な体を勝手に造り変えた三郎を勘当した。ロボットが不当に搾取された時代の記憶がある世代。
山本三郎の妻 (やまもとさぶろうのつま)
ダッチワイフ出身の性愛型女性ロボット。山本三郎と酒場で出会い、彼をヒモにする。ロボットの売春防止法を適用しようとする世の風潮に憤っている。後、三郎と結婚し、四郎という子供をもうける。
山本 四郎 (やまもと しろう)
山本三郎と妻の間の子供として作られたロボット。父親と同じく扇風機の姿をしている。