市民ポリス69

都民の平和を守る覆面ヒーロー・市民ポリスに抜擢された冴えない中年男性が、犯罪への誘惑に揺れたり、愛人に溺れて苦悩する姿をコメディタッチで描く人間ドラマ。「増刊! アサ芸」2001年8月20日号から2006年8月21日号に掲載された。

正式名称
市民ポリス69
作者
ジャンル
ヒューマンドラマ
レーベル
ぶんか社コミックス(ぶんか社)
巻数
全2巻完結
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概要・あらすじ

平凡な会社員の芳一彦治郎は、ある日突然、市民ポリスに選ばれる。市民ポリスとは、都が考案した小規模犯罪検挙組織であり、芳一は「市民ポリス・ナンバー69」として無報酬で犯罪者を検挙することになる。金もなく、会社ではバカにされ、家では妻と娘に存在を無視されながらも、市民ポリスとしての務めを果たす芳一。愛人となった永山とのSEXに溺れていく芳一だったが、ある日、市民ポリスの同志である佐々木和夫から市民ポリスの力を使って犯罪を起こし、大金を手に入れないかと誘惑される。

登場人物・キャラクター

芳一 彦治郎

平凡な会社員の男性。48歳で妻子あり。取り柄はマジメなことだけで、太っていて背の低い冴えないオッサン。会社では「耳なし芳一」をもじって「意味なし芳一」と呼ばれてバカにされている。芳一彦治郎の妻からはまったく大事にされておらず、月々の小遣いはわずか6000円(のちに3000円、さらに1500円にまで下がる)。夕食のオカズはザーサイのみだったり、妻が寿司を取って食べ残したガリだけだったり、酷い扱いを受けている。 一人娘である芳一彦治郎の娘からは、存在を完全に無視されている。ある日、突然市民ポリスに選ばれ、「市民ポリス・ナンバー69」として犯罪者を検挙することになる。

芳一彦治郎の妻

芳一彦治郎の妻。キツいパーマ頭で太っている、ヤクザのような顔をしたオッサンのような女性。旦那の月々の小遣いを最終的に1500円にまで下げ、1日50円での生活を強要。自分は寿司を取って食べながら、旦那の晩飯のオカズは残り物のガリだけ、という酷い扱いをしている。

芳一彦治郎の娘

芳一彦治郎の一人娘。高校を中退した、プータローの17歳。ガングロのコギャルで、太っている。芳一にはまったく関心がなく、家で芳一を見かけても無視。自宅で市民ポリスのマスクを被った芳一とすれ違っても、鼻くそをほじりながら無反応で通り過ぎて行ったほど関心がない。

細井

市民ポリスの長官を務める男性。ダンディなナイスミドル。さまざまなデータを検証して100人の市民ポリスを選び出し、組織を結成させた。都庁ビル内にある市民ポリス事務室で、市民ポリスから月に一度の活動報告を受けている。

佐々木 和夫

「市民ポリス・ナンバー64」として選ばれた中年男性。地位も金もない貧相な見た目のサラリーマン。自分が市民ポリスであることを芳一彦治郎に明かし、芳一も市民ポリスではないかと声を掛けてきた。市民ポリスであることを他人にバラすと、市民ポリスの権利を剥奪される。しかし、誰にも明かさずに孤独に任務を遂行するストレスが大きく、初めて出会えた同志に、2人は抱き合って涙した。 しかし、佐々木和夫は、市民ポリスの特殊麻酔銃を使った強盗を、芳一に持ち掛けてくる。

謎のセクシー市民ポリス

「市民ポリス・ナンバー68」として選ばれた謎の女性。顔はマスクでわからないものの、ヒョウ柄のノースリーブにタイトスカート、ハイヒールというセクシーな姿で、バストとヒップが大きくスタイルがいい。犯罪検挙率が高く、テレビでもその功績が報じられ、一般市民からもその存在を知られている。芳一彦治郎の憧れの存在であり、芳一の夢の中では水着姿や全裸で登場する。

永山

芳一彦治郎と同じ会社に勤務する若い女性。ダメ人間である芳一に、会社で唯一優しく接してくれるショートカットの髪型をした美人。芳一を食事に誘い、体の関係を持つ。以後、芳一の唯一の心のよりどころとなる。その豊満な体から、芳一からは「桃ちゃん」と呼ばれる。

レナ

芳一彦治郎と佐々木和夫が、謎のセクシー市民ポリスではないかと推測する女性。ホステスをしており、身長が高く、スタイルも抜群のセクシーな美女。

鶴丸

芳一彦治郎がリストラ目的で出向させられた子会社「トロイカンパニー」の上司。スキンヘッドにチョビ髭の凶悪な人相で、プロレスラーのような体格の所長。芳一を辞職させるために、倉庫内の荷物を移動させるだけの仕事を延々と命じる。

大塚 直子

芳一彦治郎が細井の紹介で転職した世田谷区役所に勤める若い女性。髪を後ろの2か所で縛り、スッピンで目が小さく、ソバカスのある、顔も服装も地味な人。四畳半の安アパートで一人暮らしをしている。家庭的だが地味なうえに奥手のため、いまだ男の手を握ったこともなく、芳一に抱いてほしいと頼み込む。

その他キーワード

市民ポリス

善良な一般市民の中から選ばれた100名の正義の執行者のこと。公共マナーの低下や暴力の多発を憂いた都知事が、実験的に開始した制度。市民ポリス証となる手帳と小型の特殊麻酔銃、顔を隠すマスクが与えられ、警察では手の回らなかった市井の小暴力の取り締まりに当たる。市民ポリスの取り締まりに従わない者は、警察に通報され、逮捕される。 芳一彦治郎も選ばれ、「市民ポリス・ナンバー69」となった。受けるか辞退するかは自由だが、自分が市民ポリスであることは誰にも知られてはならない。知られた時点で、市民ポリスの権利は剥奪される。月に一度、都庁に通って活動報告を行う義務がある。なお、あくまでボランティアであり、給料や報酬はない。

書誌情報

市民ポリス69 全2巻 ぶんか社〈ぶんか社コミックス〉 完結

第1巻

(2008年9月25日発行、 978-4821186860)

第2巻

(2008年9月25日発行、 978-4821186877)

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