帰らないおじさん

帰らないおじさん

西村マリコの連載デビュー作品。東京都を舞台に、まったく立場の異なる壮年男性たちが、仕事終わりの時間に楽しみを見いだすために集まり、それぞれの自由を謳歌するほのぼのスローライフ。働き方改革によって定時退社を余儀なくされたおじさんたちが、持て余した時間をそれぞれの立場や特技を生かしてエンジョイしようとする姿をコミカルに描いている。講談社「イブニング」2020年19号から連載。2022年10月にBS-TBSでテレビドラマ化され、主人公の星さんを光石研が演じている。

正式名称
帰らないおじさん
ふりがな
かえらないおじさん
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
レーベル
イブニングKC(講談社)
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

星さん (ほしさん)

東京和南銀行の支店長を務めている壮年の男性。職場では生真面目で有能な上司として知られており、その手腕から周囲からは頼りにされている。一方で、ひとたび仕事が終われば、ただボーッと気分転換をする「呆活」や、高額商品を買う妄想をしてそのスリルを味わう「スリルショッピング」を楽しんでいる。自らで作り上げた数々の遊びを広め、同世代の「帰らないおじさん」のリーダー的な存在。その自由奔放な姿を松永麗子からはひそかにあこがれを抱かれ、出会った時に星さんがグミを食べていたことから「グミの人」と呼ばれている。

渡辺さん (わたなべさん)

会社の課長を務めている壮年の男性。気弱な性格で要領も悪く、愛想もないことから部下たちからの受けはよくない。渡辺さん自身も若者に対してあまりいい印象を持っていない。家族関係は悪くはないものの、働き方改革によって定時退社が義務付けられると、退社後は公園などで時間を潰す日々を送っている。そんな中、偶然星さん率いる「帰らないおじさん」グループと遭遇し、彼らの自由な言動に触発され、社交的かつ前向きな性格となっていく。

書誌情報

帰らないおじさん 講談社〈イブニングKC〉

(2022-09-22発行、 978-4065290576)

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