平家落人伝説 まぼろしの旗

平家落人伝説 まぼろしの旗

源氏に破れ、阿波の祖谷に落ち延びた平家一門の、再興の夢が潰えていく様を通じて、世の中の無情と、それでも生きて行く人間の強さを描く。

正式名称
平家落人伝説 まぼろしの旗
ふりがな
へいけおちうどでんせつ まぼろしのはた
作者
ジャンル
その他歴史・時代
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概要・あらすじ

安徳帝と草薙剣を擁して阿波の祖谷に落ち延びた平教経は、平国盛と名乗り、源氏打倒の機を窺う。しかし二年後に安徳帝が病死し、国盛は祖谷の地に根付くことを決意する。

登場人物・キャラクター

平 教経 (たいら の のりつね)

平家きっての強弓無双だったが、壇ノ浦の戦いの最中に、安徳天皇と草薙剣を擁して、阿波の祖谷に落ち延びる。平家の再起を図るが、安徳帝が病没したことで、夢を諦め、祖谷の地に根を張ることを決意した。実在した平教経がモデル。

安徳天皇 (あんとくてんのう)

第八十一代天皇。平家の旗頭に祭り上げられる。壇ノ浦の戦いの最中、平教経に連れられ、阿波の祖谷に落ち延びる。教経を父親のように慕っていた。風邪により高熱を発して死去する。実在した安徳天皇がモデル。

穂波 (ほなみ)

阿波の祖谷にある、大枝村落の名主の孫。活発な性格だが、平教経や安徳天皇との触れ合いにより、しだいに成長していく。

平教経の幼馴染 (たいら ののりつねのおさななじみ)

姓名不詳。平教経の幼馴染の臣下。壇ノ浦の戦いで、教経の影武者となったが、一命を取り留める。妻と共に、教経のいる祖谷を目指した。

仲秋 (なかあき)

苗字不詳。平教経の一行のひとりとして、祖谷で暮らす。

平 知盛 (たいら の とものり)

平家軍の総大将、平宗盛の弟。平教経に安徳天皇と草薙剣を託して、落ち延びるように命じる。

イベント・出来事

壇ノ浦の戦い (だんのうらのたたかい)

『平家落人伝説 まぼろしの旗』に登場する戦い。源平合戦の最終決戦の名称。この戦いに敗れたことで、平家は滅亡する。

場所

壇の浦 (だんのうら)

現在の山口県下関市の沖。源平合戦の最終決戦の地となる。

祖谷 (いや)

落ち延びてきた、平教経の一行を受け入れる。現在の徳島県三好市東祖谷村。この地にある平家落人伝説が、作品の基になっている。

その他キーワード

草薙剣 (くさなぎのつるぎ)

スサノオノミコトがヤマタノオロチの尾の中から発見したといわれている。天皇家に伝わる三種の神器のひとつ。平教経が安徳天皇と共に守護し、祖谷に運んだ。

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