概要・あらすじ
小学生の一人娘と二人で暮らす弥一のもとに、カナダで暮らす双子の弟・涼二が亡くなったという知らせが届いた。ゲイである涼二とカナダで結婚していたという男性、マイク・フラナガンの存在に戸惑う弥一だが、来日したマイクとのコミュニケーションを通じて、彼らに対する理解を深めていく。
実写ドラマ
登場人物・キャラクター
弥一 (やいち)
10年前に死亡した両親が遺したアパートの管理で生計を立てながら、別れた妻との間にもうけた娘・夏菜を育てている。涼二の双子の兄。高校生の頃に涼二からゲイであることを告白されるが、どう対処するべきかわからず、その後なんとなく涼二とは距離を置いていた。マイクと接する中で、自身が無意識に抱いていたゲイに対する偏見を自覚するとともに、少しずつ考えを改めていく。
マイク・フラナガン (まいくふらながん)
カナダ人の男性。ゲイであり、カナダで涼二と婚姻関係にあった。涼二の死に伴い来日し、挨拶に来た弥一の家にそのまま滞在することになる。日本文化を愛する「日本オタク」で、日常会話程度であれば、日本語を支障なくこなすことができる。
夏菜 (かな)
弥一の娘。素直で活発な小学生。別れた母のことを恋しく思うこともあるが、弥一にはその気持ちを隠している。マイクの存在や、彼の話すことを偏見なく受け止める柔軟な姿勢は、弥一にもたびたび示唆を与える。
涼二 (りょうじ)
弥一の双子の弟。ゲイであり、大学を卒業後カナダに渡り、そこで出会ったマイクと結婚していたが、現地で亡くなってしまう。外見は弥一とそっくりだが、兄に比べて感情表現が豊かだった様子。