帰宅途中で嫁と娘ができたんだけど、ドラゴンだった。

帰宅途中で嫁と娘ができたんだけど、ドラゴンだった。

不確定ワオンの小説『帰宅途中で嫁と娘ができたんだけど、ドラゴンだった。』のコミカライズ作品。困っていた少女のアオイノウン・ドラゴライン(アオイ)を助けた風待薫平が、アオイの双子の娘から父親と思われたことで、薫平の実家で同居を始める。薫平たちが悪戦苦闘しながらも初めての子育てをする姿を描いたファンタジーラブコメディ。「デンシバーズ」39号から45号にかけて配信されたのち、「comicブースト」で2019年3月から10月にかけて配信された作品。コミックス各巻には、書き下ろし小説も収録されている。

正式名称
帰宅途中で嫁と娘ができたんだけど、ドラゴンだった。
ふりがな
きたくとちゅうでよめとむすめができたんだけどどらごんだった
原作者
不確定 ワオン
作画
ジャンル
ファンタジー
 
ラブコメ
関連商品
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あらすじ

嫁と双子の娘ができた

42年前に人間の世界と異世界空間が衝突した結果、現在では異なる種族が共存するようになった世界で暮らす風待薫平は、高校2年に進級する直前の春休みに家族そろって新しい街に引っ越してきた。必要な物を買いそろえた薫平は、帰り道で子供が誘拐されて困っている龍種族の少女のアオイノウン・ドラゴライン(アオイ)と出会い、無事にアオイの子供を救出する。子供が包まれている風呂敷を広げるとそこには二つの卵があり、薫平が卵を持った瞬間に両方とも割れ、そこから二人の赤ちゃんが生まれる。生まれた赤ちゃんは薫平のことを父親と認識して懐き、アオイも薫平のことを子供の父親で自分の夫と言い始める。さらに、赤ちゃんには薫平が持つ免疫力をアオイを通じて与える必要があることが判明したため、薫平はアオイと、双子の赤ちゃんのジャジャナナと共に、自分の実家でいっしょに暮らすこととなる。

大変だが充実した子育て

龍種族の少女のアオイノウン・ドラゴライン(アオイ)、アオイの双子の娘であるジャジャナナといっしょに暮らし始めた人間の風待薫平は、初めての子育てに悪戦苦闘していた。父親や弟の風待翔平に協力してもらいながら、手探りで夜泣きやお風呂に入れる経験を重ねていく。赤ちゃんに必要なものをまとめて買うため、ショッピングモールに出かけた薫平とアオイたちは騒動に巻き込まれるものの、薫平の幼なじみである三隈夕乃によって窮地を脱する。しかしアオイと夕乃が、お互いの自己紹介をして薫平との関係を伝えると、二人のあいだに不穏な空気が流れるのだった。

関連作品

小説

本作『帰宅途中で嫁と娘ができたんだけど、ドラゴンだった。』は、不確定ワオンの小説『帰宅途中で嫁と娘ができたんだけど、ドラゴンだった。』を原作としている。原作小説版は、不確定ワオンが「小説家になろう」に投稿していた同名小説で、オーバーラップから刊行された。イラストはカットが担当している。

登場人物・キャラクター

風待 薫平 (かざまち くんぺい)

いきなりアオイノウン・ドラゴライン(アオイ)の夫となり、ジャジャとナナの父親になった高校2年生の少年。年齢は17歳。腕っぷしが強く目つきも悪いが、面倒見がよくて穏やかな性格をしている。今の街に引っ越してきた日、おつかいの帰り道に子供を誘拐されて困っていたアオイを助けたことで、アオイの子供のジャジャとナナから懐かれて父親と認識される。アオイからも夫扱いされ、さらにアルバ・ジェルマンからジャジャとナナを育てるためには風待薫平が必要と言われ、アオイたちといっしょに生活するようになる。初めての子育てに苦労するが、アオイと協力していくうちにアオイや、二人の子供のことを愛おしく思うようになる。

アオイノウン・ドラゴライン (あおいのうんどらごらいん)

スカイドラゴンと呼ばれる龍種族の少女。年齢は250歳だが、見た目は人間の中学生の姿をしている。周囲からは「アオイ」と呼ばれている。臆病で人見知りな性格なため、独り立ちしてからはほとんど巣の中で暮らしていた。しかし、半年前にたまたま買い物で街に出た際に風待薫平を見かけて、薫平の笑顔に一目ぼれする。その後、薫平のことを思いながら卵を産み、その卵は悪人に奪われるものの薫平によって取り戻される。さらに薫平の手の上でジャジャとナナが生まれたため、薫平のことを運命の人と思うようになる。ジャジャとナナを育てるために薫平の免疫力が必要となり、薫平といっしょに暮らしながら子育てしている。

ジャジャ

アオイノウン・ドラゴライン(アオイ)の生まれたばかりの娘で、ナナの双子の姉。風待薫平のことを父親と認識して懐いている。アオイによく似ており、雷の龍気をまとっている。アオイが卵を産む際に薫平のことを思っていたために薫平の影響を受け、成長するのに薫平の免疫力が必要。好奇心が旺盛で、アオイが驚愕するスピードで空を飛べるようになる。

ナナ

アオイノウン・ドラゴライン(アオイ)の生まれたばかりの娘で、ジャジャの双子の妹。風待薫平のことを父親と認識して懐いている。薫平によく似ており、風に強く愛されている。アオイが卵を産む際に薫平のことを思っていたために薫平の影響を受け、成長するのに薫平の免疫力が必要。お風呂の時間が大好きで、お風呂に入るとふだんよりテンションが高くなる。

アルバ・ジェルマン

長毛鼠族の獣人。「伝説の賢者」という異名を持ち、すべての獣人から知られるほどの偉大な人物。豊富な知識を誇り、人間の風待薫平の影響を受けた龍種族の赤ちゃん、ジャジャとナナの育て方をアドバイスした。

三隈 夕乃 (みくま ゆうの)

風待薫平と幼なじみの少女で、薫平とは小学校からの知り合い。6年生の時にクラスメートからのイジメを薫平に助けてもらい、薫平に思いを寄せるようになる。告白することなく友達として接していたが、薫平が遠い街に引っ越したために落ち込んでいる。ショッピングモールで再会した薫平が、妻子持ちとなっていたことにショックを受けるが、薫平のことをあきらめきれずにアオイノウン・ドラゴラインに宣戦布告する。

佐伯いちか・ニャーティ (さえきいちかにゃーてぃ)

風待薫平と幼なじみの少女で、薫平とは小学校からの知り合い。弟が風待翔平と親友なため、翔平とも仲がいい。薫平を巡ってアオイノウン・ドラゴラインと三隈夕乃が争うことで、薫平が困っている姿を見て楽しんでいる。

風待 翔平 (かざまち しょうへい)

風待薫平の弟。中学生ながら男所帯の風待家の家事全般を担っている。親友の姉である佐伯いちか・ニャーティとも顔見知り。落ち着いた性格で気配りもでき、イケメンなために異性にもてる。ふだんは薫平に対して辛辣な言葉を浴びせているが、実際は薫平のことを大切に思っている。

クレジット

原作

不確定 ワオン

キャラクター原案

カット

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