後宮茶妃伝~寵妃は愛より茶が欲しい~

後宮茶妃伝~寵妃は愛より茶が欲しい~

唐澤和希の小説『後宮茶妃伝~寵妃は愛より茶が欲しい~』のコミカライズ作品。中国をモチーフとした異世界の青国の都、功安を舞台にしている。間違って後宮の下級妃に配属されてしまった茶師の女性・采夏が、お茶をおいしく飲む才能を持つ皇帝と共に、お茶の知識を武器に後宮内の陰湿な人間関係や、宦官に支配された青国を救うためにさまざまな問題を解決に導いていく、恋愛サスペンス。采夏はお茶以外にまったく興味がなく、人間関係や他人の感情にも疎い。そのため、采夏自身に向けられる敵意や悪意にも鈍感で、常人から見れば常識外れにも思える反応を見せる姿も本作の見どころとなっている。小学館「やわらかスピリッツ」2022年11月29日から連載の作品。

正式名称
後宮茶妃伝~寵妃は愛より茶が欲しい~
ふりがな
こうきゅうちゃきでん ちょうきはあいよりちゃがほしい
原作者
唐澤 和希
漫画
ジャンル
グルメ
 
サスペンス
レーベル
フラワーコミックス(小学館) / フラワーコミックス α(小学館)
関連商品
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

采夏 (さいか)

のちの青国の後宮妃で、茶師の女性。年齢は18歳。茶葉の匂いだけで茶の銘柄だけでなく、年代や時期まで当てることができるほど茶に対して執着している。皇帝献上茶の選定会に、自作のお茶「采夏岩茶」を出そうと都の功安に出てきたところ、当日に開催されていた後宮妃を選定するための面接試験「選秀女」に並んでしまい、間違って後宮の下級妃となった。さらに後宮入りしたその日、下級宦官に扮していた皇帝の黒瑛と出会い、懐に入っていた茶葉の知識を基に皇帝だと見抜き、気に入られる。一方で、青国を牛耳っている宦官・秦漱石の姪にして、後宮で絶大の権力を持つ貞花妃よりも先に黒瑛と夕食を共にしたことで、彼女に目の敵にされるようになる。黒瑛と夕食を共にしたことで性交渉があったものとされ、後宮内において貞花妃に次ぐ「鳥妃」の位が与えられた。しかし黒瑛からは、漱石から政治を取り戻すための協力者、戦友としか見られていない。

黒瑛 (こくえい)

青国の皇帝を務めている青年。先帝および先々帝が毒殺されたため、秦漱石の傀儡として玉座に就けられた。皇帝となるべく育てられた先帝の兄を心から慕っていたため、漱石を憎悪しながらも従順に従いつつ、政治を皇帝の手に取り戻そうとひそかに画策している。だが、唯々諾々と漱石に従っているように見えることから、民には兄に才能をすべて吸い取られた「出涸らし皇帝」と陰口を叩かれている。漱石からも政治的な判断ができないように情報を遮断されているため、ふだんから下級宦官に扮して王宮内で情報を集めている。ある日、自分の懐に入れていた茶葉の香りを基に采夏が自らを皇帝だと見抜いたことから、彼女に一目置くようになる。王宮内に頼れる者が少なく、つねに協力者を求めている。

クレジット

原作

唐澤 和希

書誌情報

後宮茶妃伝~寵妃は愛より茶が欲しい~ 3巻 小学館〈フラワーコミックス〉

第1巻

(2023-06-09発行、 978-4098721467)

第2巻

(2023-09-29発行、 978-4098723928)

第3巻

(2024-03-19発行、 978-4098725618)

後宮茶妃伝~寵妃は愛より茶が欲しい~ 4巻 小学館〈フラワーコミックス α〉

第4巻

(2024-07-10発行、 978-4098727063)

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