概要・あらすじ
楚山清羅は幼い頃から英才教育を受けて育った女子高生で、同級生からは近寄りがたいほどの完璧優等生という印象を持たれていた。ある日清羅は、脳の一部が損傷するという病に倒れて入院するが、他人の脳細胞を移植する手術を受けて一命を取り留める。しかし、移植された脳細胞のドナーが男子中学生だったためか、清羅は親友の心野ともよや周囲の女性に対するいやらしい想像が止まらなくなってしまう。抑えきれない欲望と妄想を抱えながら、清羅は日常生活を送ることを余儀なくされるのだった。
登場人物・キャラクター
楚山 清羅 (そやま きよら)
幼い頃から英才教育を受けて育った女子高生。成績は学年一位で、特技はピアノ。無欲な性格で、厳しい生活もそれが当り前だと思いながら過ごしている。同級生からは「完ペキ優等生」と呼ばれ、近寄りがたい印象を持たれているほど。そのためか、やや口下手で世間知らずな一面もある。ある日、脳の一部が損傷するという病に倒れて入院。他人の脳細胞を移植する手術を受けて一命を取り留める。しかし、移植された脳細胞が男子中学生のものだったためか、親友の心野ともよや周囲の女性に対するいやらしい想像が止まらなくなってしまっている。医者から手術について口止めされているため、そのことを誰にも相談できず、苦悩しながら日常生活を送っている。
心野 ともよ (こころの ともよ)
楚山清羅と同じクラスに通っている女子高生で、清羅の一番の親友。明るい性格で、周囲からは近寄りがたいと思われている清羅となかよくしている数少ない人物。小柄だがスタイルがいい。手術後の清羅が男子中学生のような想像をしていることは知らない。そのため、腕を組んで胸を押し付けたり、平気で下着姿になるなど同性の友人としてはふつうのスキンシップを清羅に行っており、しばしば清羅を困惑させている。
先生 (せんせい)
楚山清羅の手術を担当した医師。目付きが悪い中年の男性で名前は不明。脳細胞を培養し、他人に移植する技術を独自に研究している。脳が損傷していた清羅に、男子中学生の脳細胞を移植した。脳細胞の移植手術は倫理的な問題や技術的な問題で不可能とされているため、手術を受けたことは他言しないよう、清羅に口止めを行っている。
書誌情報
清楚なフリをしてますが 全4巻 小学館〈少年サンデーコミックス〉
第1巻
(2019-12-18発行、 978-4091294487)
第2巻
(2020-06-18発行、 978-4098500833)
第3巻
(2020-12-18発行、 978-4098502905)
第4巻
(2021-02-18発行、 978-4098503872)