概要・あらすじ
記憶が無く、自分が腐りかけの水死体であることに苦悩する主人公と、それを蘇生させようと努力する医師たちを描いたホラー漫画。
登場人物・キャラクター
新海 洋介 (しんかい ようすけ)
歩く水死体。体中が腐り、蛆が湧いている状態だが、意思を持ち、しゃべることもできる。とある漁村をさまよっているところで気が付くが、それまでのことを一切思い出せないでいる。その後、国立北浜大学医学部付属病院に収容され、医院長、山田らと共に肉体を蘇生させるための実験をするが、あまりの辛さのため逃走。 自身の素性の手がかりを求め、町をさまよう。そして図書館で、あるヨットの遭難記事を読んだ時、自分がかつて海洋冒険家であったことを思い出すのだった。
医院長 (いいんちょう)
国立北浜大学医学部付属病院の医院長。白髪に髭の生えた老人。どんなに観察しても死亡しているとしか言いようがない新海を前に苦悩するが、しっかりとした意志を持つ彼を医者として放ってはおけず、蘇生させるためにあらゆる手を尽くそうとする。
山田 (やまだ)
若い男性医師。医院長と共に新海蘇生のためにあらゆる手を尽くす。防腐剤の注射や機械の操作等の実作業のほとんどを担当している。
集団・組織
国立北浜大学医学部付属病院 (こくりつきたはまだいがくふぞくびょういん)
漁村で捕まえられた新海が後に連れてこられた病院。ここの特別隔離病棟に収容された新海は、蘇生のための様々な実験を受け、それ以外の時は、体の腐乱を抑えるため、ベッドを据え付けた特別冷凍室に閉じ込められていた。