概要・あらすじ
ある日、漫画家の水木しげるのもとに、マリリン・モンローにそっくりの女性が現れる。水木プロダクションのアシスタントになりたいのだという。実は女性の正体は魔女で、その目的は、魔術で政府の要人たちの暗殺し日本を支配すること。そのために、夜ごとサパタ(魔女の集会)を開き、アシスタントたちを誘惑し手下にしていた。
登場人物・キャラクター
水木 しげる (みずき しげる)
漫画家。水木プロダクションのアシスタントを希望する魔女モンローを雇う。モンローがアシスタントを集めて毎夜開いている魔女集会「サパタ」を覗き、彼女が蝋人形の魔術で実業家や政府高官を暗殺し、日本を牛耳ろうとしていることを知る。自分の蝋人形も作られていたことから、一旦はモンローに忠誠を誓う。 後日、調布警察に呼び出され、魔女モンローの始末を命じられ、魔術研究家の小西とともに、モンローを処分することになる。実在の作者自身、水木しげるがモデル。
魔女 モンロー (まじょ もんろー)
マリリンモンローそっくりの美女。突然、水木プロダクションにやってきてアシスタントになる。その正体は魔女で、水木プロを拠点に日本を支配しようとする。ちなみにモンローと交わった者は性器に「魔女の印」が現れ、使い魔(手下)となる。姿かたちは実在のハリウッド女優マリリン・モンローをモデルにしている。
小西 (こにし)
魔術研究家。魔女モンロー退治で水木しげるの手助けをする。麻酔銃でモンローを眠らせ、水木とともにその五体をバラバラにして埋める。
山野 (やまの)
水木プロダクションのアシスタント。魔女モンローにもっとも愛され、激しくセックスしていたため、モンローの忠実な「使い魔」となる。
集団・組織
調布警察 (ちょうふけいさつ)
『魔女モンロー』に登場する警察。夜ごと起きる政府の要人たちの暗殺の件を調べているが、科学や常識を超えた事は警察の管轄外として、魔女モンローの退治を水木しげるに命じる。
その他キーワード
サパト
『魔女モンロー』の用語。水木プロダクションでアシスタントとして働く魔女モンローが夜ごと開く魔女の集会のこと。一緒に働くアシスタントたちを誘惑し、蝋人形を使った魔術で政府の要人たちの暗殺を図っていた。