概要・あらすじ
14歳の水瀬鈴芽は、世界一周の旅に出てしまった叔母の代わりに、中学生だけの学生寮「木曜日」の管理人を任されてしまった。ごみの分別をしてくれない六道斑流、本ばかり読んでごみを出さない主義だと語る向井千鶴、ごみをラッピングして鈴芽に渡す白鳥礼音。管理人になってから1週間。個性的な彼らに手を焼き、美術部の部室で愚痴をこぼす鈴芽。そんな時、弓道部の練習を見るため、料理部の女子がお菓子の差し入れを持って美術部にやってきた。彼女たちと一緒に弓道部の練習を初めて見た鈴芽は息をのむ。そこには美しいしぐさで弓を引く神葉貴博の姿があった。彼に魅了された鈴芽は窓から乗り出して、弓を引く彼を急いでスケッチした。寮に戻ると鈴芽はお腹を空かせた斑流、千鶴、礼音からオムライスを作ってくれと頼まれる。作っている途中でケチャップがない事が判明。管理人なのになぜ補充していないのかと、鈴芽はみんなから責められる。怒りながらケチャップを買うため、外へ出た鈴芽は、外のベンチに神葉貴博が座っている事に驚く。彼は鈴芽のスケッチを見て「この絵では矢が前に飛ばないよ」などとアドバイスをしてくれた。話し声を聞いた斑流が出てきて、親しげに神葉に話しかけるので、鈴芽が知り合いなのかと尋ねると、なんと神葉は「木曜日」の寮生で、鈴芽の隣の202号室の住人なのだと言う。しかも彼は冷蔵庫のケチャップが少なくなっていた事に気づき、買ってきてくれたのだ。斑流たちはケチャップでオムライスに文字を書いて鈴芽に謝り、神葉も加わって五人そろって楽しく夕食を食べるのだった。
書誌情報
恋するメゾン 3巻 小学館〈ちゃおコミックス〉
第1巻
(2019-04-26発行、 978-4098705009)
第2巻
(2019-10-01発行、 978-4098706433)
第3巻
(2020-02-28発行、 978-4098707416)