あらすじ
第1巻
成績も容姿も普通ながら、詩人、ボードレールの著書『惡の華』に密かに心酔している男子中学生の春日高男は、同じクラスのマドンナ、佐伯奈々子に片思いをしていた。ある日の放課後、教室に一人で残っていた高男は、偶然にも奈々子が忘れて帰った使用済の体育着を目にしてしまう。高男は欲望を抑えきれずに奈々子の体育着に手を伸ばすと、何者かが教室に入って来る気配を感じ、焦ってそのまま体育着を自宅へと持ち帰る。次の日、奈々子の体育着がなくなったとクラス中は大騒ぎになっており、高男は自分が持ち帰ったと言い出せなくなってしまう。その日の放課後、エキセントリックな言動からクラスで孤立している仲村佐和が高男に接近し、奈々子の体操着を盗んだ場面を目撃したと告げる。そして佐和は高男に対し、誰にも言わない代わりに契約をしろと迫り、それ以降高男は佐和の言いなりになる。そんな中、高男のクラスでは給食費がなくなる事件が発生。クラスで孤立している佐和が真っ先に疑われるが、高男はそんな佐和をかばうのだった。その事件をきっかけに高男もクラス内で浮く事になるが、奈々子だけは佐和をかばった高男を評価し、これまで以上に会話を交わす関係になる。高男と奈々子の距離は次第に縮まり、ついに今度の日曜日にデートをする事となったが、そのデートの約束をしている場面を佐和に見られてしまう。高男の不安は的中し、対して奈々子とのデート前、佐和は高男に奈々子の体操着を持って会いに来るように命令する。
第2巻
春日高男と佐伯奈々子のデートはうまくいき、二人は楽しい時間を過ごす。その最中で高男は仲村佐和に呼び出され、今日のデート中に奈々子とキスをするように命令されてしまう。しかし高男は佐和を裏切り、奈々子に対してプラトニックでいいので付き合ってほしいと告白。奈々子は高男の告白を受け入れ、二人は恋人同士となる。高男と奈々子の交際はすぐにクラス中の話題になり、佐和をかばって以来浮いていた高男も再びクラスの輪の中に入っていけるようになった。一方、佐和は奈々子に接近し、友達になろうと声を掛ける。何も知らない奈々子はそれを快く受け入れ、高男、佐和、奈々子の三人で給食を食べるなど行動を共にする。そんな中、佐和は高男に対して奈々子は、高男とセックスがしたいと思っているに違いないと煽る。偶然にもその場面を目撃してしまった奈々子は、高男と佐和のあいだには自分にはわからない何かあると感じ、親友の木下亜依に相談し、ふさぎ込む。そこで亜依は高男に対し、学校を休んでしまった奈々子のお見舞いに行けとプリントを渡す。高男は奈々子の家へと行き、そこで奈々子は隠し事はすべて打ち明けてほしいと懇願するが、高男は佐和との顛末を話せるわけもなく、何もないとごまかす。その日の夜、佐和は高男を誰もいない学校へと呼び出す。
第3巻
春日高男は仲村佐和の誘いに乗り、夜の学校に忍び込んで墨汁を使って教室を荒らした。黒板には自分が佐伯奈々子の体操着を盗んだと書き殴り、さらに体育着も放置してきた事から、もうすべてが終わったと脱力する。次の日にいつも通り登校すると、高男のクラスだけでなく学校中が大騒ぎになっていたが、学校を荒らした犯人は、以前奈々子の体操着を盗んだ変態であるという話になっていた。さらに墨汁のせいで黒板に書かれた高男の名前も消えており、高男は難を逃れる。そんな中、校舎の影で高男が佐和から今の気持ちを詰問されているところに奈々子が現われ、自分の体操着を盗んで教室を荒らしたのは高男だとばれてしまった。別れを告げる高男だったが、奈々子はこれからも交際を続けたいと宣言し、高男に対して別れないでほしいと懇願する。一方、春日高男の母は洗濯物から墨汁だらけの高男のシャツを発見。母親は学校で起こった事件も知っていたために帰宅した高男を問い詰め、どこにも居場所がないと感じた高男は家出をする。そして佐和と合流し、自転車に二人乗りをして遠くに行こうと、具体的な行く当てもなく漕ぎ出す。一方、妙な胸騒ぎを覚えた奈々子は佐和の家に電話をする。佐和が不在だと知った奈々子は高男といっしょにいるのだろうと悟り、二人の行方を追うために家族に噓をついて外出。そして大雨の中にいる高男と佐和を発見し、高男に対して自分と佐和のどちらを選ぶのかと迫る。
第4巻
大雨の日の一件以来、春日高男、仲村佐和、佐伯奈々子は顔を合わせてもかかわり合いを持とうとしなくなった。奈々子と別れた高男は、まるで死んだ魚のような目になったうえに他人と距離を置くようになり、春日高男の父と春日高男の母を心配させていた。高男の胸の中には奈々子ではなく佐和の存在が占めており、高男は佐和と再びかかわりを持ちたいと願うようになる。佐和のために自分の内面を偽る事なく書き綴った作文を届けたり、自宅まで行くなど何とかしてコミュニケーションを取ろうと奮闘。しかし、佐和にはすべて拒絶されてしまう。高男は最後の手段として、山の中に秘密基地を制作する。そしてプールの時間に奈々子以外のクラスの女子のパンツを盗み出し、秘密基地にそれらを吊るし、佐和を招き入れる。
第5巻
佐伯奈々子は、春日高男と仲村佐和が入り浸っている秘密基地の場所を知ってしまう。その中には盗難騒ぎになっているクラスの女子のパンツもあり、奈々子は一人で秘密を抱えきれないと木下亜依に顛末を話す。亜依は理解できず、犯罪者の高男と佐和を告発するべきだと訴えるが、奈々子は高男の気持ちも何も分からず、このまますべてが終わるは嫌だと拒否する。一方の高男と佐和は8月に行われる夏祭りで騒動を起こそうと秘密基地で計画を立て、ノートに綴っていた。秘密基地でそのノートを目撃した奈々子と亜依だったが、あまりの気持ち悪さに、亜依は奈々子に、もうついていけないとその場に崩れ落ちる。それでも奈々子は亜依に対して高男への思いをぶつけるものの理解されず、奈々子は一人ぼっちになる。そして奈々子は高男の家に電話をかけ、秘密基地に呼び出す。高男を招き入れた奈々子は全裸になり、強引に身体の関係を持つ。しかし高男は自分が好きなのは佐和だと訴え、奈々子を引きはがして秘密基地の外に飛び出すのだった。そこへ、何も知らずに佐和がやって来る。そして奈々子は佐和に対し、高男と身体の関係を持ったと挑発する。
第6巻
秘密基地の火事で警察沙汰になった春日高男は、さらに夏祭りで何かしらの事件を起こそうと計画していたノートを警察に発見され、自宅で改めて事情を聞かれる事態となった。しらを切った高男だったが、春日高男の父から夏休み中は外出禁止だと言い渡され、自宅に監禁状態になる。そんな中、佐伯奈々子は高男の自宅へ訪れ、高男にこれまで起こした下着の窃盗事件などすべてを自首するべきだとアドバイスをする。そして奈々子は高男に改めて別れを告げ、自分が秘密基地に火をつけたと警察に自首してしまった。奈々子一人が自首した事に対する怒りが収まらない木下亜依は、高男と仲村佐和が起こした事件のすべてを警察に訴え、高男は父親と春日高男の母と共に校長室へと呼び出された。そこで高男は佐和から命じられたのではないかと疑われ、そのまま高男は無実となるが、父親から夏休み中に引っ越して転校させると告げられる。街でも高男と佐和の関係が噂されていたものの、すべては佐和が高男に指示させており、高男は被害者だという意見が強くなっていき、佐和の自宅は何者からか嫌がらせを受けるようになっていた。このまま二度と佐和に会えないのかと絶望していた高男だったが、バットを持った佐和が高男の自宅のドアをぶち破って迎えに来る。両親を振り切り、高男は佐和と共に自宅を飛び出す。
第7巻
夏祭りの日、クライマックスの場面でやぐらにのぼった春日高男と仲村佐和は灯油をかぶり、ライターに火をつけて心中しようとする。火をつけるところで佐和は高男を突き飛ばし、一人で焼身自殺を決行。しかし高男は佐和を助け、結局心中は未遂で終ってしまう。それから時は経ち、高男はこれまで住んでいた群馬県から埼玉県へと引っ越し、平凡な高校生活を送っていた。男友達もいるものの今一つ馴染めず、心のどこかで佐和を探しつづける日々。そんな中、学年でも有名な美人の常磐文らが所属する女子グループとカラオケに行く話が持ち上がる。少なからず常磐に興味を抱いている高男は参加するものの、やはりノリに付いていけず楽しめない。熱中できるものもなく抜け殻のような毎日を過ごす中、高男は古本屋でボードレールの著書『惡の華』を手にしている常磐を目撃。思わず高男は常磐に声を掛け、ボードレールへの気持ちを熱く語り出す。あまりの熱量に最初は気持ち悪いと言いつつも、同じ読書好きだと知った常磐は、高男にお勧めの本を貸し出すようになった。高男は常磐と本を通じて親睦を深めるが、男友達からは、年上の彼氏がいるので早いうちにあきらめろと釘を刺されてしまう。そんな中、高男は常磐の家に直接本を借りに行く事となった。
第8巻
常磐文と常磐の部屋にいた春日高男は、藤原晃司に呼び出される。しかし晃司は高男に対して、浮気相手だと疑って悪かったと謝罪。そして晃司は常盤に対して仲間が集まっているから行こうと溜まり場へと誘い、高男もいっしょに来たらいいと声を掛ける。成り行きで晃司と常磐の知り合いの溜まり場に行く事になってしまった高男は緊張し、いつも以上にうまく話ができない。そして晃司なりには気を使っているものの、結局は高男をおもしろくいじっている状況に常磐は嫌気が差し、晃司と口論になる。高男と常磐は二人で抜け出し、その途中で高男は常磐が書いていた小説のプロットを思い出し、完成版を読んでみたいと打ち明ける。常磐は同じ読書家の高男の勧めならばと、小説を執筆する決意を固める。そして常磐のプロットは完成し、高男は二人きりのカラオケルームで内容を確認し、ストーリーの素晴らしさに号泣する。帰り道、高男は彼氏と歩いている佐伯奈々子と偶然再会し、奈々子から連絡先を交換しようと提案され、受け入れた。するとすぐに奈々子はいっしょに食事をしようと高男を誘い出し、警察に放火をしたと自首したあとの生活の事、そして仲村佐和と高男が心中しようとした事件を見て、当時思った事を語り出す。さらに奈々子は常磐といっしょにいる高男を目撃しており、常磐はどこか佐和に似ていると指摘する。
第9巻
結局、常磐文と藤原晃司は復縁し、佐伯奈々子と再会しても春日高男の日常は変わる事はなかった。常磐に呼び出された高男が彼女のアルバイト先へと向かうと、そこにいた晃司から失礼な態度を取ってしまったと謝罪される。しかしこれからの人生、まるで幽霊のような無色透明の存在のまま生きていくのは嫌だ、と奮起した高男は常磐に告白し、常磐は晃司と別れ、高男の思いを受け入れる。交際をスタートした高男は常磐の家族からも温かく受け入れられ、存在を無視していた春日高男の父と春日高男の母ともいつしか和解する。そして常磐は東京の大学で文学を専攻したいと打ち明け、高男もいっしょに行こうと誘う。さらに常磐は高男が生まれ育った群馬県を見てみたいと言うが、高男は余計な迷惑をかけたくないと断ってしまう。そんな中、高男の父方の祖父が倒れたために、両親は群馬県にお見舞いにいくと言い、高男も自分の過去と向き合うために同行したいと申し出る。
第10巻
父方の祖父が倒れて群馬県に戻った春日高男は、過去に仲村佐和と起こした心中未遂事件のせいで、親戚からはまるで腫れ物に触るような扱いを受ける。さらに高男がたまたま病室を出ていた時に祖父が死去し、高男だけは死に目に逢えなかった。そして祖父の葬儀の際、近所に住んでいる木下亜依が母親と共に訪れる。亜依は高男に対して夜、近所のファミリーレストランに来るように誘い出す。そこで亜依は高男の近況、そして佐伯奈々子が今どうなっているのかを聞き、結局自分の告げ口によって、自分以外の人間を外に追いやってしまっただけの現状に涙する。そして亜依は佐和の居場所を知っていると言い、場所を記した紙を高男に託す。埼玉県に戻った高男に対し、常磐文は小説が完成したから読んでほしいと自室へと誘う。高男は読む前に自分が群馬県で起こした心中未遂事件の事、そして佐和への思いを常磐に包み隠さず打ち明ける。なぜ今言うのか、そして自分にそれを聞いてどうしてほしいのか、と怒る常磐だったが、いっしょに佐和の住む場所へ行こうと誘う。そして高男と常磐は亜依からもらった居場所を記した紙を頼りに、千葉県銚子市にある食堂へと向かう。
第11巻
春日高男と仲村佐和は常磐文の立会いのもと、人気のない海辺で対面して、ずっと知りたかった「なぜ心中しようとした時に自分を突き放したのか」という疑問の答えを知ろうとするが、佐和は覚えていないと無関心な素振りを見せ、何も語ろうとしない。適当な別れの言葉を告げて立ち去ろうとする佐和に対し、高男は抱き着き、そのまま突き飛ばす。高男と佐和はもみあいになり、常磐も巻き込んで大乱闘となる。そして力尽きた三人は空を見上げ、佐和は高男に対して改めて別れの言葉を告げる。高男は大学の文学部に進学し、あえて苦手な接客アルバイトを始めるなど、変わっていった。そして高男は大学進学後に就職し、常磐は小説家としてデビュー。佐伯奈々子も結婚して2児の母となり、木下亜依と再会。そして佐和も自身の父親と久々の対面を果たす。
登場人物・キャラクター
春日 高男 (かすが たかお)
クラスメイトの佐伯奈々子に片思いをしている、目立たない男子。ボードレールの『悪の華』を好んで読んでおり、自らの中の鬱屈と重ねあわせていた。ある日佐伯奈々子の体操着を盗んでしまったのを仲村佐和に見られてしまい、彼女と変態としての契約を結ばされることになる。秘密基地を作り、自分たちが住む町に自らの「変態」の想いをぶちまける計画を二人で練るが、佐伯奈々子によって放火されてしまう。 切羽詰まった二人は、お祭りの櫓の上で焼身自殺を試みるものの、すんでのところで阻止され、いつしか二人は会うことがなくなった。その後家族は引っ越し、彼は高校に進学。空虚な日々の中、小説を書く常磐文と出会い、彼女と語り合ううちに自らの過去を精算しようと決意する。 温厚な性格だが、常に心の内に得体のしれない悶々とした感情を抱えている。
仲村 佐和 (なかむら さわ)
中学校のクラスでは「クソムシが」などエキセントリックな言動が目立ち、先生や周りの生徒から距離を置かれていた。ある日春日高男が佐伯奈々子の体操着を盗む変態行為を働いたのを見て、彼に脅迫めいた変態としての契約を結ぶよう持ちかける。基本彼が困ることを言い続けていたが、実際は世の中に窮屈さに苦しんでいた彼女の感情の吐露で、それを知った春日高男は彼女と共に死のうと決意する。 自殺未遂が失敗した後は、行方不明になっている。
佐伯 奈々子 (さえき ななこ)
中学校のクラスでも話題の美少女で、成績も優秀、社交性もある少女。本をいきいきとした目で見る春日高男に惹かれる。途中から、実際は彼女の体操着を彼が盗んだこと、仲村佐和と変態的な契約を結んでいることを知るも、彼への恋慕は止まらず、嫉妬にかられて行動が暴走。春日高男を逆レイプし、仲村佐和と彼の秘密基地に放火をする。 仲村佐和と春日高男の自殺未遂事件後、しばらく鑑別所に入れられ、地元の群馬から宇都宮に引っ越した。
山田 (やまだ)
中学時代の春日高男の友人。明るく子供っぽい性格で、春日高男に対しても手のひらを返すなど、それほど親しいとは言えない関係。少し太り気味。
小島 建 (こじま けん)
痩せ気味で眉毛が濃い、中学時代の春日高男の友人。シモネタが多い。
木下 亜依 (きのした あい)
中学時代の佐伯奈々子の親友。女子の中では気が強いためリーダーシップを取ることが多く、場を仕切るムードメーカー。感情的な発言が多く短気。特に春日高男と仲村佐和の件に関しては嫌悪感を激しく抱いており、佐伯奈々子を守るために攻撃的な発言を繰り返した。高校生になってから地元に残っており、皆が出て行ったことに寂しさを感じている。 行方不明になっていた仲村佐和の居場所を知っており、高校生の春日高男にその場所を伝える。
常磐 文 (ときわ あや)
高校生になった春日高男が出会った少女で、同級生の中でも目立つかわいらしい容姿と、さっぱりとした明るさで、男女ともに人気がある。隠れた趣味として大の文学好きで、唯一それを心から認めてくれた春日高男に、自分の本当に好きなものや心の中を打ち明けるようになる。
藤原 晃司 (ふじわら こうじ)
高校時代の常磐文の彼氏。リア充集団の中心的人物で、春日高男が常磐文と仲良くしているのを見て圧力をかけてくる。
春日高男の母 (かすがたかおのはは)
春日高男が仲村佐和と仲良くなってから起こす事件の数々に心悩まされ、ヒステリーを起こして泣き暮らすようになった。基本的には息子思いの優しい母親。
春日高男の父 (かすがたかおのちち)
文学に傾倒していた息子の春日高男が日に日にエキセントリックな事件に巻き込まれるのを、うまく収めようと冷静に見ている。時折、息子にランボーなどの作品集を買って与えるなどもしている。警察沙汰になってからは、外出禁止令を出し、夏休み中に家族で引っ越しすることを決める。
仲村佐和の父 (なかむらさわのちち)
厭世的になっている娘の仲村佐和にすっかり手を焼いており、どうにもできないまま常に困り続けている。
仲村佐和の母 (なかむらさわのはは)
仲村佐和が5歳の時に離婚し、父親とは別居。後日、行方不明になっていた仲村佐和と一緒に田舎で料理店を営んでいる。
ボードレール
『惡の華』で、春日高男が心酔していた詩人。彼の詩集『悪の華』は春日高男が中学、高校、大学と成長を繰り返すたびに、何度も登場する。
書誌情報
惡の華 11巻 講談社〈講談社コミックス〉
第1巻
(2010-03-17発行、 978-4063842777)
第2巻
(2010-09-17発行、 978-4063843705)
第3巻
(2011-02-09発行、 978-4063844368)
第4巻
(2011-08-09発行、 978-4063845280)
第5巻
(2012-01-06発行、 978-4063846119)
第6巻
(2012-06-08発行、 978-4063846812)
第7巻
(2012-12-07発行、 978-4063847611)
第8巻
(2013-06-07発行、 978-4063848724)
第9巻
(2013-08-09発行、 978-4063949230)
第10巻
(2014-01-09発行、 978-4063949933)
第11巻
(2014-06-09発行、 978-4063951165)