概要・あらすじ
大自然あふれる田舎で育ったヤンキー天道マハルは、初めて東京の地に降り立った。そこは、都心から離れてポツンと存在する繁華街で、通称「愚連街」と呼ばれる無法地帯だった。ヤクザやマフィア、不良や猟奇犯罪者の巣窟である愚連街だったが、マハルは田舎でボクシングジムの会長を名乗る人物に誘われ、何も知らずにこの街にやってきたのだ。
マハルは可愛い女の子に騙され、早速ぼったくりバーの洗礼を受ける。しかし天然のマハルは、32万円という代金は、東京の物価が高いためだと思い込み、肉体労働で支払えないかと相談するのだった。そんなとき、同じく店にいた若者が、店内で大暴れする。彼の名は虎坂シーマ。愚連街を仕切るヤクザ組織・五頭会に雇われている男だった。
五頭会を通さずに違法営業する店をシメるのが仕事だった。事情が飲み込めないマハルは、店員をボコボコにするシーマを止めに入り、激しいバトルを繰り広げる。やがて五頭会の連中がやってきて、窮地に立つマハルだったが、幹部の墓村はマハルにとどめを刺さず、シーマに監視するよう命じる。マハルはタイマンを張ったシーマのことを友達(ダチ)と呼んだ。
シーマのほうは拒否反応を示すが、たった一晩で、いつの間にか親友のようになっていた。こうして二人は出会い、愚連街でのし上がっていくことになるのであった。