我ら九人の甲子園

我ら九人の甲子園

かざま鋭二の代表作の一つ。1978年に『九月の空』で第79回芥川賞を受賞した高橋三千綱が原作を務めている。東京都の西多摩にある都立秋葉高校を舞台に、超高校級の豪腕投手・小林誠一郎が一風変わった野球部の仲間たちと甲子園を目指す姿を描いた痛快野球劇画。登場人物が喫煙に風俗通いなど、一般的な高校生からはかけ離れた行いが目立ち、秋葉高校野球部は観客からまったく人気のないヒールとして描かれているのが本作の特徴となっている。双葉社「週刊漫画アクション」で連載の作品。竹書房「竹書房文庫」より、文庫版が1996年に刊行されている。

正式名称
我ら九人の甲子園
ふりがな
われらきゅうにんのこうしえん
原作者
高橋 三千綱
作画
ジャンル
野球
 
青春
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

小林 誠一郎

都立秋葉高校に通う2年生の男子。卓越したピッチングセンスの持ち主ながら、野球部の先輩との折り合いが悪く、1年生の時に1か月ほどで退部している。その後、陸上部の助っ人として槍投げの大会で高校記録を樹立して優勝するなど好成績を収めている。上田が野球部の新監督に就任すると、周囲に巻き込まれる形で再入部を果たす。その後、持ち前のピッチングセンスを遺憾なく発揮し、チームを甲子園まで連れて行く活躍を見せる。父親はプロ野球の元毎日大映オリオンズのピッチャーだった小林寿三郎だが、現役時代には度重なる不運から一勝も挙げられず、その後に行方不明となる。そのため、父親に対しては複雑な思いを抱いており、野球に対しても愛憎入り交じった感情を秘めている。天真爛漫でひょうひょうと振る舞っているが、人知れず早朝の走り込みや、家計を助けるために建設現場のアルバイトをするなど、実はまじめな努力家。テニス部の神林陽子に好意を抱いており、公衆の面前で卑猥な言葉や破廉恥な行いをするなど問題行為を繰り返している。しかし、実際には半ば母子家庭の環境にある小林誠一郎自身と、裕福な箱入り娘である陽子との世界の違いを悟っており、ピエロに徹している。

神林 陽子

都立秋葉高校に通う2年生の女子。テニス部に所属しており、文武両道に秀でている。裕福な家庭に生まれ、父親が大の野球嫌いという環境で育った。高校1年生の時から野球部員の小林誠一郎に思いを寄せられ、公衆の面前で卑猥な言葉やセクハラ行為の数々を受けてきた。そのため、当初は誠一郎のことを快く思っていなかったが、一度退部した野球部に再入部して弱小テームを甲子園に連れて行くほどの活躍を見せた誠一郎のことが気になり始める。さらに、誠一郎が陰で努力をしていることや、野球に真摯に取り組んでいることを知ると、次第に心惹かれていく。

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