作品の概要
基本情報
をのひなおのデビュー作品。
要旨と舞台設定
現代の東京を舞台に、レンタル彼女として働く女子大生・白井雪を中心に物語が展開する。幼少期の事故で顔に大きな火傷の痕を負った雪は、それを化粧で隠しながら、週に一度誰かの理想の彼女を演じる生活を送っている。
ストーリー展開
本作は、複数の女性の視点から語られるオムニバス形式を採用している。レンタル彼女として働く雪、パパ活に手を染めるリナ、ホストクラブに溺れるゆあ、美容整形に執着する彩など、現代社会でそれぞれの女性が抱える生きづらさが描かれる。
ジャンル的特徴と位置づけ
本作は恋愛漫画であると同時に、今を生きる若い女性たちの孤独や葛藤、金銭と愛情が交錯する人間関係を描いたヒューマンドラマでもある。
世界観の構築と設定
現代社会における若者の生き方や価値観を反映する要素として、レンタル彼女やパパ活、ホストクラブ、美容整形などが物語に組み込まれている。これらの要素は単なる背景としてではなく、登場人物たちの人生における重要な選択として描かれる。
連載状況
Cygames「サイコミ」にて、2019年5月3日から2023年11月10日まで連載。
受賞歴
2023年第68回「小学館漫画賞」 少女向け部門。
メディアミックス情報
テレビドラマ
第1期:2022年4月から6月までMBS、TBSにて放送。キャストは白井雪を吉川愛、リナを横田真悠、ゆあを齊藤なぎさ(=LOVE)、萌を箭内夢菜、彩を宇垣美里が演じる。
第2期『明日、私は誰かのカノジョ シーズン2』:2023年5月から6月までMBS、TBSにて放送。
あらすじ
登場人物・キャラクター
白井 雪 (しらい ゆき)
18歳の女子大生。顔の右側に大きなやけどの痕があるが、大学に通うときやアルバイト中は化粧で隠している。週に一度、顧客の彼女としてデートをする彼女代行のアルバイトをしている。大学の学費と生活費は、バイト代と奨学金でまかなっている。仕事の際は、顧客の要望に合わせて都合のいい理想の彼女を演じきっている。母親から虐待を受けて育った様子で、両親から愛情を受けて育った人間のことを軽蔑しつつも、心のどこかでは羨ましく思っている。
辻 壮太 (つじ そうた)
22歳の新卒サラリーマン。友人に「彼女がいる」とウソをついたことがきっかけで、偽の彼女のレンタルを彼女代行に依頼。それをきっかけで白井雪と出会う。それまでほとんど恋愛経験がなく、そのデートをきっかけに雪に好意を抱くようになってしまう。その後も、雪が仕事と割り切って演技をしていることは知りつつも、デートの依頼を重ねようとする。
書誌情報
明日、私は誰かのカノジョ 17巻 小学館〈裏少年サンデーコミックス〉
第1巻
(2019-12-19発行、978-4091294944)
第2巻
(2020-03-19発行、978-4098500307)
第3巻
(2020-05-19発行、978-4098500512)
第4巻
(2020-09-18発行、978-4098502530)
第5巻
(2020-12-18発行、978-4098503544)
第6巻
(2021-03-19発行、978-4098504473)
第7巻
(2021-06-17発行、978-4098505876)
第8巻
(2021-09-16発行、978-4098506552)
第9巻
(2021-12-17発行、978-4098507771)
第10巻
(2022-04-19発行、978-4098510436)
第11巻
(2022-07-19発行、978-4098512126)
第12巻
(2022-10-19発行、978-4098512546)
第13巻
(2023-02-17発行、978-4098514366)
第14巻
(2023-05-19発行、978-4098515578)
第15巻
(2023-08-18発行、978-4098527984)
第16巻
(2023-11-17発行、978-4098530458)
第17巻
(2024-02-19発行、978-4098531363)







