明日の敵と今日の握手を

明日の敵と今日の握手を

漫画制作は『七都市物語』『土漠の花』など、ミリタリー系の作画で定評のあるフクダイクミ。原作は『幼女戦記』ほかで人気の作家カルロ・ゼン。また、世界観監修は『ストライクウィッチーズ』『ガールズ&パンツァー』などの監修・脚本として知られる鈴木貴昭、軍服監修は、軍事研究家・イラストレーターとして活躍する吉川和篤が担当している。蒸気機関の動力源が普及し艦隊が空を飛ぶ架空世界。「皇帝同盟」と「協商」という、世界を二分する勢力のどちらにつくかで、内部対立を深めるドラゴンフライ皇国が舞台。世界に覇を唱える「皇帝同盟」に属するべきという意見が圧倒的多数を占める中、ドラゴンフライ皇国海軍中将のハラルド・ウィルストーンは、関係が悪化しつつある「協商」の中心国、ブレタニケに駐在武官として派遣される。人の心がわからない正論モンスター上司のハラルドと、その副官の新人女性士官、アメリア・オーメロッドのコンビを主人公にした、本格外交業務戦記。第一次世界大戦前の世界情勢をモチーフにしており、登場国もそれぞれ実在の国家がモデルになっていると思われる。また、ひとつ間違えれば世界大戦が勃発するという状況下で「外交」にスポットを当て、「英雄を必要としないための物語」を描いた点が特徴的。秋田書店「どこでもヤングチャンピオン」2022年3月号より連載。

正式名称
明日の敵と今日の握手を
ふりがな
あすのてきときょうのあくしゅを
原作者
カルロ・ゼン
漫画
ジャンル
その他軍事・戦争
 
その他SF・ファンタジー
レーベル
ヤングチャンピオン・コミックス(秋田書店)
巻数
既刊4巻
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

ハラルド・ウィルストーン

ドラゴンフライ皇国海軍中将の男性。貴族でもあり爵位は伯爵。金色の口ひげと金髪混じりの黒髪が特徴で、「協商」を支持する「条約派」。「皇帝同盟」支持派の「艦隊派」が圧倒的多数になる中、関係が悪化しつつある「協商」のブレタニケ国に、駐在武官として乗り込む。嫌味や皮肉が得意な腐りきった人格だが、清廉潔白の硬骨漢でもある。また、洞察力・推理力も非常に優れており、徹頭徹尾、理屈と道理に忠実な「正論モンスター」。

アメリア・オーメロッド

ドラゴンフライ皇国海軍中尉の女性。兵学校を首席で卒業した優秀な女性士官。実は先帝の従弟(いとこ)の外孫という、傍系の平民皇女。そのためなかなか配属先が決まらなかったが、厄介払いの形で、駐在武官としてブレタニケ国に派遣されたハラルド・ウィルストーン海軍中将の副官に任命される。卓越した才能を持つハラルドを認めながらも、彼の人間性や、人の心がわからない怪物ぶりにドン引きしている。

クレジット

原作

カルロ・ゼン

書誌情報

明日の敵と今日の握手を 4巻 秋田書店〈ヤングチャンピオン・コミックス〉

第1巻

(2022-11-18発行、 978-4253309516)

第2巻

(2022-12-20発行、 978-4253309523)

第3巻

(2023-07-20発行、 978-4253309530)

第4巻

(2024-03-27発行、 978-4253309547)

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