時の輝き

時の輝き

看護師を目指す2名の女性が、恋人の死や怪我を乗り越え、一人前の看護師として成長していく姿を描いた医療ドラマ。1人目の主人公である神崎由花の高校時代を描いた「時の輝き」と、由花の存在をきっかけに看護師を志すようになった守谷亜矢の大学時代を描いた「時の輝き・2」の2編がある。原作は、折原みと自身が1990年と1992年に執筆した同名小説。

正式名称
時の輝き
ふりがな
ときのかがやき
作者
ジャンル
医療
レーベル
講談社文庫(講談社)
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概要・あらすじ

看護師を目指す神崎由花は、看護実習中、初恋の相手である守谷駿一と病院内で偶然再会する。すぐに意気投合して交際を始めた2人だったが、突如、駿一が「骨肉腫」を患っており、余命いくばくもないことを知らされる。駿一のために何をすべきか悩む由花だったが、悩んだ末、駿一の命が尽きるまで彼に寄り添うことを決める。

登場人物・キャラクター

神崎 由花 (かんざき ゆうか)

私立明愛学園看護科2年C組に所属する16歳の女子。前髪を前の上で切り、肩につくほどのセミロングヘアを2本の三つ編みにしている。ややお調子者だが、明るく一生懸命で前向きな性格。中学校時代の同級生で初恋の相手である守谷駿一の言葉がきっかけで看護師を志すようになり、看護科のある私立明愛学園へ進学。病院で看護実習をしていたところ駿一と再会し、交際するようになる。 駿一が骨の癌である「骨肉腫」を患ったことを知って衝撃を受ける。駿一の命が残りわずかであると理解した上で、駿一を支え続けることを決める。駿一の死後は看護師となり、救命救急センターで働くようになる。

守谷 亜矢 (もりたに あや)

守谷駿一の妹。前髪を目の上で切り、顎の高さまで伸ばしたボブヘアにしている。小学生の頃、駿一が「骨肉腫」に侵され、駿一の看護にやって来た神崎由花と知り合う。病気に立ち向かう2人の姿を見て、自分も看護師になることを決意。駿一の死後、和聖大学付属看護学校に進学し、和聖大附属病院で3か月間の看護実習に挑むことになる。 そこで駿一の面影がある早川樹と知り合って交際を始める。生真面目で心優しい性格で、熱心なあまり、担当患者に心を砕きすぎてしまうところがある。大学には学生寮から通っており、「若葉学生寮」で暮らしている。

守谷 駿一 (もりたに しゅんいち)

神崎由花の中学校時代の同級生で、初恋の相手。守谷亜矢の兄でもある。前髪を目の上で切った刈り上げヘアにしている。由花からは、名前の「しゅんいち」を縮めて「シュンチ」、院内の子供たちからは「シュンにーちゃん」と呼ばれている。明るく心優しく、子供の扱いにも長ける面倒見のいい性格。高校では陸上部に所属し、ハイジャンプの選手として活躍している。 由花とは中学時代親しかったが、由花が転校したので会えなくなってしまっていた。しかし怪我で入院したのをきっかけに再会し、交際するようになる。だが検査で、骨にできる癌「骨肉腫」を患ったことが発覚する。闘病の末に17歳で亡くなる。

早川 樹 (はやかわ いつき)

高校3年生の男子。早川愛の兄で、愛のお見舞いに和聖大附属病院に来ていた。前髪を目の上で切ったショートカットヘアにしている。「いつき」という名前を縮めて、周囲からは「イッキ」と呼ばれている。幼い妹がいること、ハイジャンプの選手であることなど、守谷駿一との共通点が多い。恵のお見舞いを機に守谷亜矢と知り合う。 彼女の境遇を知り、亡くなった駿一の代わりにハイジャンプ選手として活躍することを約束する。しかし交通事故に遭い、歩けなくなるほどの大怪我を負ってしまう。

村岡 さとる (むらおか さとる)

神崎由花が看護実習をする病院に、小児白血病で入院していた男児。年上の由花を呼び捨てにし、時に「ババア」呼ばわりしたりと、生意気で元気な性格。、守谷駿一を「シュンにーちゃん」と呼び慕っている。経過は良好で退院間近と言われていたが、その矢先、転倒してできた怪我が原因で亡くなった。

恭ちゃん (きょうちゃん)

神崎由花の友人で、私立明愛学園看護科に所属する女子。本名は不明。前髪を目の上で切ったショートカットヘアにしている。父親を癌で亡くした経験がある。「骨肉腫」を患った守谷駿一と接し方に悩んでいた由花に、アドバイスを送る。

神崎由花の父親 (かんざきゆうかのちちおや)

神崎由花の父親。前髪を上げて額を全開にした撫でつけ髪をしている。看護実習が終わっても帰りの遅い由花を不審に思っていたところ、由花が自分たちに内緒で守谷駿一の看護をしていたことを知って激怒する。由花と駿一を子供扱いしており、2人の関係は時間の無駄遣いだと捉えていたが、由花の熱意に押されて看護を許可する。

大島 (おおしま)

守谷駿一の主治医を務める男性医師。前髪を目の上で切ったショートヘアで、眼鏡をかけている。穏やかな性格で、駿一の看護に奔走する神崎由花を案じている。駿一の死後看護師となった由花と一緒に働くうちに親しくなり、婚約する。

早川 愛 (はやかわ めぐみ)

早川樹の妹で、和聖大附属病院に入院中の女児。前髪を目の上で切り、肩につくほどの長さの髪を2本の三つ編みにしてまとめている。樹が大好きで、看護実習生としてやって来た守谷亜矢にも樹の話ばかりしていた。これがきっかけで、亜矢と樹が出会うことになる。

皆川 シズ (みながわ しず)

和聖大附属病院内科に入院中の82歳の女性患者。守谷亜矢が看護実習中に担当することになった。前髪を上げて額を全開にしたショートヘアにしている。肝臓がんと老人性認知症を患っている。食事を拒否したり、とっくに賞味期限の切れた食べ物を亜矢にプレゼントしたりと、亜矢を困らせる。しかし皆川シズに悪気はないと知った亜矢の献身的な介護で心を開き、親しくなっていく。

小沢 修子 (おざわ しゅうこ)

守谷亜矢の同級生で、和聖大学付属看護学校に通う女子大生。前髪を目の上で切り、肩につくほどのボブヘアをしている。学年でトップの成績を誇る秀才。父親が5年間の闘病の末亡くなった過去を持つ。看護学生になった今も、患者に過度な感情移入は禁物だと考えている。そのため周囲からは冷たい人物だと思われているが、実際は心優しく、自分とは対照的な亜矢を案じている。

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