書店員まことの晩餐

書店員まことの晩餐

とんぶり書店に勤める女子店員の三好まことの趣味は、好きなものを好きなだけ、好きなように料理すること。自分のための「今日の晩餐」をただひたすらに楽しむまことの日常を描く、ほのぼのクッキング漫画。また各エピソードでは、まことが作った料理のレシピも掲載されている。2014年に刊行された「ひとりごはん 福」と「みんなの食卓」で2014年1号から2017年16号にかけて連載された作品。

正式名称
書店員まことの晩餐
ふりがな
しょてんいんまことのばんさん
作者
ジャンル
料理
関連商品
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あらすじ

第1巻

とんぶり書店で働く三好まことは、料理のこととなると周りのことをいっさい忘れてのめり込んでしまう性質で、この日も決められた仕事そっちのけで、グルメ雑誌コーナーで情報収集に夢中になっていた。いつものように先輩店員の谷山徹にしっかりするように指導を受けるが、そんな彼の言葉にもまことは上の空。というのも、帰宅後にやろうとしていた自家製ベーコンの仕込みのことで、まことの頭はいっぱいだったのである。そして指導にかこつけてデートに誘おうとする谷山を尻目に、まことは定時でさっさと帰宅してベーコン用の豚肉と格闘を開始するのだった。その後も相変わらず不まじめな勤務態度で谷山をやきもきさせながら、迎えた1週間後。熟成の頃合いよしと、まことは仕込んだ豚肉の燻製を開始。そして出来上がったベーコンを利用し、シーザーサラダとカルボナーラ、ベーコンステーキで「今日の晩餐」を完成させる。(エピソード「自家製ベーコン」。ほか、16エピソード収録)

登場人物・キャラクター

三好 まこと (みよし まこと)

とんぶり書店に勤務する若い女性で、趣味は料理することと食べること。仕事中も趣味のことで頭がいっぱいで、よく先輩店員の谷山徹の指導を受けている。しかし、叱責されている最中も食べ物のことばかり考えており、三好まこと自身は谷山の言うことを基本的にまったく気にしていない。明るく活発な性格で、スモークしてベーコンを作ったり、生のトマトからお手製のケチャップを作ったりと、こと料理に関しては非常にアクティブなうえその実力も確か。一方で、お土産に変なペナントや得体の知れないキャラクターの人形を選んだりと、一般的なセンスは壊滅的。恋愛には疎く、谷山や佐伯聡に思いを寄せられているが、まことは全然気づいていない。また、谷山のことを憎からず思っているが、自らのそんな感情も自覚していない。

谷山 徹 (たにやま とおる)

とんぶり書店で主任を務める青年。三好まことや緒川ミホの上司にあたり、まことの仕事に対する不まじめさや、新人の緒川の不慣れさに何かと頭を悩ませている。女性のふとした言動から自分に好意を寄せていると、勝手にカンちがいして調子に乗ったり、人のミスをいつまでもネチネチ責め続けたりと、包容力に欠けた子供っぽいところがある。ただし基本的には善人で、特に女性の涙に弱い。まことに思いを寄せており、同期の佐伯聡をまことを狙う恋のライバルとして、必要以上に警戒している。ちなみにこの思いは、同僚の秋田よー子には完全に把握されているが、肝心のまことにはまったく伝わっていない。

秋田 よー子 (あきた よーこ)

とんぶり書店に勤務する中年の女性店員。バツイチの子持ちで、実家で暮らしている。年齢差はあるが、同僚の三好まことと仲がいい。恋愛話が大好きで、まことをはじめとする若い店員たちに、何かと社内恋愛を勧める下世話なところがある。あっけらかんとしているようでこと恋愛に関しては観察力が鋭く、谷山徹や佐伯聡のまことに対する思いや、緒川ミホの谷山に対する思いを早い段階で把握し、各々の恋路をそれとなく応援している。しかし必要以上に、深く踏み込むことはない。まこと自身ですら自覚していない、彼女の谷山に対する好意にもカンづいている節がある。

緒川 ミホ (おがわ みほ)

とんぶり書店に勤務する若い女性店員。まだ新人で、指導員の谷山徹について仕事を覚えている最中。まじめ過ぎる性格のために、失敗を引きずってくよくよと思い悩んでしまうところがある。趣味は食べ歩きでグルメブログも開設しており、同じ趣味のブロガー仲間と情報交換をしていることからグルメに造詣が深い。同じ趣味を持つ三好まことと親しくなるが、谷山を巡る恋のライバルとして、どこか意識しているところがある。もともと緒川ミホ自身は料理をすることはなかったが、まことに感化されて料理をするようになる。

佐伯 聡 (さえき さとし)

とんぶり書店の新宿店に勤める男性店員で、谷山徹と同期の青年。素朴で優しい爽やかなイケメンで、多くの人に慕われている。三好まことに思いを寄せており、勤務先は別ながら何かとまことの働いている店に顔を出している。谷山にはまことを巡る恋のライバルとして警戒され、店に姿を現すたびに牽制されている。のちに、新たに開店した小田原店の店長に抜擢され、それを機にまことにいっしょについてきてほしいと告白。しかし、今いる街や店を離れたくないという理由でふられてしまう。その際、まことが初めて自分ではなく他人のために作ったというアップルパイを渡され、彼女が自分の告白について真剣に考えてくれたことに感謝して潔く身を引く。

シゲル

三好まことの伯父。自分の農園でトマトやズッキーニ、ナスなどを育てている。まことに時々農作業を手伝ってもらっており、そのお礼に取れたての野菜を大量にプレゼントしている。何かと若作りしたがるところがあり、「おじさん」と呼ばれることを嫌う。そのため、姪のまことにも呼び捨てで「シゲル」または「シゲ」と呼ぶように求めている。しかし、これが谷山徹や秋田よー子に、まこととの異性関係を疑わせる結果となった。

おばあちゃん

三好まことの祖母。自宅で料理教室を開いていたほどの料理上手で、両親が共働きだった幼い頃のまことをよく預かっており、料理の手伝いをしてもらっていた。まことの料理はおばあちゃん仕込みで、まことが料理が好きになるのに多大な影響を与えた人物。

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