神食の料理人

神食の料理人

見習い料理人の八十八十八が、偶然手に入れた九十九神のヒヒイロカネを使って超弩級(ちょうどきゅう)の怪物、神食に挑む。そして倒した神食をさばき、幼なじみの九九一十六夜を救うための料理を作る姿を描いた和風グルメ活劇。「少年ジャンプ+」2021年34号から掲載の作品。

正式名称
神食の料理人
ふりがな
かじきのりょうりにん
作者
ジャンル
料理
 
和風ファンタジー
関連商品
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あらすじ

実家の料理店を継ぐために修行中の見習い料理人である八十八十八は、日課の買い出しを終わらせると、店主で父親の八十八十七から理不尽な理由で怒られてしまう。罰として店にあるすべての包丁を研ぐこととなった十八が作業していると、幼なじみの九九一十六夜がやって来る。二人は楽しく話をしていると突然、神食、モウカザメに襲われてしまい、十八をかばった十六夜は右腕をモウカザメに食いちぎられてしまう。十八はどこからともなく聞こえてくる声の言うとおりに十六夜を手当をしていると、声の主が十八が持っている包丁に宿る九十九神のヒヒイロカネだと知る。ヒヒイロカネから神食を倒して、その身を食べさせないと十六夜は死んでしまうと告げられた十八は、ヒヒイロカネを持ってモウカザメに挑む。十八の血を得て巨大な刃と化したヒヒイロカネでモウカザメを一刀両断した十八は、すぐにモウカザメの身を使った料理を十六夜に食べさせる。すると腕の傷はすぐにふさがり、十六夜の血の気もよくなったものの、右腕は元に戻ることはなかった。その後、ヒヒイロカネから、食べれば不治の病まで治せる神食がいることを聞いた十八は、十六夜のために神食を倒して料理する「神食の料理人」になることを決意する。

登場人物・キャラクター

八十八 十八 (やそや とおや)

実家の料理店「八十八庵」で、修業中の見習い料理人の少年。店の跡継ぎのために養子となり、十八代目なことから「十八」と名づけられた。料理することが大好きで、早く一人前になりたい思いから厳しい修行にも耐えている。熱血漢で自分より他人を優先する実直な性格の持ち主。店の包丁の中に紛れ込んでいたヒヒイロカネと出会い、ヒヒイロカネを使って神食を倒せることを知る。自分をかばって神食から右腕を食いちぎられた幼なじみの九九一十六夜を治すため、神食を倒してその身を料理する「神食の料理人」になることを決意し、一心不乱に神食を倒していく。

九九一 十六夜 (くくい いざよい)

大地主の九九一家のお嬢様。八十八十八の幼なじみ。十八からは「イザ」、周囲からは「お姫様」と呼ばれている。幼い頃から多くの芸事を習わされているため、なんでも器用にこなすが、稽古はサボりがち。十八と祖父の九九一一二三以外の人たちから敬語で話しかけられているため、九九一十六夜自身も誰に対しても丁寧語で話す。十八のことを弟のように思っており、神食、モウカザメに襲われた時も自分のことよりも十八のことを優先してかばったため、右腕を食いちぎられてしまう。十八が神食を倒してその身を料理する「神食の料理人」になったあとも、自分のケガを治すことよりも十八の身を案じていた。

ヒヒイロカネ

鋼の九十九神。もとは太刀(たち)だったが、折れてしまったため今は包丁の姿となっている。八十八十八からは「ヒヒ」と呼ばれている。錆びたまま十八の実家の料理店で放置されていたが、十八が研いで錆を落としたことで意識を取り戻す。人と会話することができ、神食に関するさまざまな情報を十八に教えている。血に含まれる鉄分を吸収することで足りない刃を補い、持ち主の想像によって刀身を自在に変えられる。十八の血と相性がいいことや、彼の人柄から十八を自分の持ち主として認めている。

九九一 一二三 (くくい ひふみ)

大地主の九九一家の二十六代目当主を務める男性。九九一十六夜の祖父で、十六夜のことを何よりも大切に思っている。神食の肉を食べて命拾いした過去があり、十六夜を治すために神食を倒すことのできる屈強な人間を集めたり、神食専門店の神饌組(しんせんぐみ)に義手の製作を依頼するなど、あらゆる手を講じている。

七五三 イツツ (しめ いつつ)

東京で神食専門店を営む神饌組(しんせんぐみ)で、五番隊隊長を務める女性。蚕の九十九神であるコダマを相棒に神食を倒して、料理する「神食の料理人」でもある。戦闘力も料理の腕も達人レベルに達している。食欲旺盛で、十人前は軽く完食する。九九一一二三から依頼された義手を届けに九九一家を訪れ、八十八十八と出会う。十八とヒヒイロカネが喧嘩(けんか)している場面に遭遇して十八に興味を持つ。

その他キーワード

神食 (かじき)

はるか昔から存在する怪物。見た目はふつうの魚類や野菜、昆虫ながら人間を一飲みできるほど巨大な体軀を持つ。神食の中には空を飛べるものもおり、生息域はさまざま。神のための食べ物といわれており、身は非常に美味で不思議な力を宿している。しかし、敵対する者には容赦なく襲い掛かり、屈強な人間も太刀打ちできない。神食を倒すには九十九神の力が必要で、神食を倒して料理する者は「神食の料理人」と呼ばれている。

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