概要・あらすじ
ノラネコでもない飼いネコでもないネコ・フルットとその飼い主のダメ人間・鯨井早菜を主人公に、人やネコたちの日常を描いたショートギャグ漫画。基本的には1エピソードにつき2ページで構成されている。タイトルロゴは手書きで、毎回デザインが変更される。
登場人物・キャラクター
フルット
半ノラネコ。鯨井早菜と出会った時に震えていたため、フルットと名付けられた。ノラネコを自称しているが、ご飯の時や雨の日は早菜の部屋に出入りしている。そのため、周りのノラネコからは、ノラネコと認めてもらえず、飼い猫からは飼い猫とも認めてもらえていない。元々はペットショップで販売されていたネコだったが、自由を求めて脱走した。
鯨井 早菜 (くじらい さな)
ノラネコのフルットを餌付けしている。定職につかず、ギャンブルに目がないダメ人間。非常に負けず嫌いで、過去のバイトはそのせいで失敗している。現在は同じアパートの漫画家の白川先生のアシスタントや、ラーメン屋のバイトなどで食いつないでいる。
高見沢 頼子 (たかみさわ よりこ)
鯨井早菜を慕っており、一緒にいることが多い。よく早菜の世話を焼いている。職業は整体師で、客の身体を触っただけでその人の素性がわかるという特技を持っている。人に料理をよく振舞うが、味は最低。
白川先生 (しらかわせんせい)
鯨井早菜と同じアパートに住んでいる。職業は漫画家で、少年誌に「狂闘先生!」という漫画を連載している。よく早菜をアシスタントとして使っている。
ブロン
『木曜日のフルット』に登場するネコ。フルットとはノラネコ仲間。フルットやウッドロウと行動を共にしている。動きが素早く、ナイフが得意。
ウッドロウ
『木曜日のフルット』に登場するネコ。フルットとブロンとはノラネコ仲間で、三匹で行動することが多い。
タマ
『木曜日のフルット』に登場するネコ。飼いネコのため首輪をしている。たまに家を抜け出し、フルットたちノラネコと行動を共にしている。フルットにはイジワルなことを言うことが多い。
デン
『木曜日のフルット』に登場するネコ。他のネコよりも体がかなり大きく、口調も尊大。デンをボスとしたノラネコ一派は武闘派とされており、喧嘩がとても強い。
クロ
『木曜日のフルット』に登場するネコ。デン一派に所属している、真っ黒なネコ。
トラ
『木曜日のフルット』に登場するネコ。デン一派に所属しており、右目に傷がある。
ダニー
『木曜日のフルット』に登場するノミ。フルットの血はまずいと言ったが、他の動物の血を吸った結果フルットの体に落ち着いた。
デクノボー
『木曜日のフルット』に登場する人形。女性の部屋専門の探偵で、夜な夜な女性の部屋に入り込んでいる。デクノボーとはディテクティブ(探偵)ボーイ(少年)の略。
マリア
『木曜日のフルット』に登場するカラス。フルットがご飯を食べているところを見つけては、様々な作戦を使い奪い取っている。
間先輩 (はざませんぱい)
鯨井早菜の大学時代の先輩。現在は輸入雑貨チェーンの社長をしている。
書誌情報
木曜日のフルット 11巻 秋田書店〈少年チャンピオン・コミックス〉
第10巻
(2023-01-06発行、 978-4253218474)
第11巻
(2024-08-07発行、 978-4253285810)