概要・あらすじ
ローテス歴174年、世界は大魔王ヴァルガナデスと、それに対抗する人間たちとの戦いで混乱の中にあった。そのころ、とある辺境の地カナイソークでは、村の民家の一人息子ロッコが、勇者をめざしていた。しかし、勇者になるための努力を一切してないロッコは、冒険に出ることもなく、友人のエミールやピボルたちと、だらけきった日常を送るのだった。
登場人物・キャラクター
ロッコ
カナイソークにある民家の一人息子。15歳。勇者にあこがれてはいるが、勇者になるための努力は決してしない、不真面目な性格の持ち主。そのため、勇者になるための試験を受けてはいるが、毎回不合格。ふだんは仕事もせず、酒場でエミールやピボルたちと、ダベリながら過ごしている。
エミール
カナイソークにある武器防具屋の3姉弟の末っ子。16歳の男。ロッコ、ピボルの友人で、よく一緒に遊んでいる。常識人であり、ツッコミ役に回ることが多い。ふだんは武器防具屋で働くかたわら、冒険者から売られた武器や防具を使って、生活必需品や謎のモニュメントを作ったりしている。
ピボル
カナイソークにある宿屋の次男。14歳。女性に対して強い興味を持つ。なぜかピボルだけ顔の作画が簡素なものになっている。ふだんは宿屋で早朝にSEを鳴らす仕事をしている。宿屋が改装してからは、厨房を取り仕切るようになる。、料理が得意。
シャーリー
カナイソークにある両替屋の娘兼モンスター使い。16歳の少女。真面目だが金にがめつい性格。冒険者から預かった金を人に貸し、利息と手数料を得て商売している。ハネピーというモンスターを、相棒としていつも連れ歩いている。
ニコラ
カナイソークにある武器防具屋の3姉弟の長女。18歳で駆け出しの勇者。ときおりピボルに特訓を施している。しかし、なぜピボルを鍛えているのかは不明。やや乱暴な性格の持ち主で、言い出したら利かない傾向がある。
書誌情報
オレたちのファンタジーはまだ始まらない! 2巻 KADOKAWA〈ドラゴンコミックスエイジ〉
第1巻
(2017-07-07発行、 978-4040723549)
第2巻
(2018-01-09発行、 978-4040725741)