未来日記

平凡な中学生である天野雪輝は、ある日、未来の出来事が起こる「未来日記」を入手。雪輝を含め12人の未来日記所有者による、次期・時空王の座を懸けたサバイバルゲームが幕を開ける。

あらすじ

サバイバルゲーム開始編(第1巻)

友人を作らず「傍観者」で居続けようとする少年、天野雪輝の日課は、その日の周囲の出来事を携帯電話に日記として記録する事だった。ある日、雪輝は、空想の世界で会話してきた時空王、デウス・エクス・マキナといつものようなやり取りをするが、次の日から携帯電話の日記に、雪輝がまだ体験していない未来の出来事が書かれるようになった。戸惑いながらも自分だけの便利な予知能力装置を得たと思い込んだ雪輝は、学校で順調な日々を送るようになり、クラスでも注目されるようになる。しかししばらくして、クラスメイトの我妻由乃に、自分の秘密を知られている事を悟った雪輝がデウスを問い詰めると、未来を予知できる未来日記の所有者は雪輝以外にも複数いる事が判明する。さらにデウスは12人の日記所有者同士による、次の時空王の座をかけたサバイバルゲームを宣言し、「1st」となった雪輝は早速、「3rd」の火山高夫に命を狙われてしまう。雪輝は必死に逃げた先で「2nd」の由乃に遭遇するが、同時に由乃は雪輝を今までストーカーし続けていた事が判明する。雪輝は由乃の協力を得ながら、何とか火山を倒す事に成功する。こうして雪輝は、由乃に助けられながら、時には彼女を疑いながら、命懸けの過酷なサバイバルゲームに立ち向かっていく事になる。

桜見中学校テロ事件編(第1巻~第2巻)

天野雪輝火山高夫を倒した事により、日記所有者によるサバイバルゲームは衝撃的なスタートとなった。同時に雪輝は、いきなり火山を倒した事でほかの所有者にマークされ、真っ先に命を狙われる羽目になってしまう。後日、雪輝が通う桜見中学校には、爆弾魔のテロリストであり「9th」でもある雨流みねねが突如現れ、雪輝は「1st」である事を見抜かれてしまう。みねねは学校に数々の爆弾を仕掛けており、生徒達をまとめて人質に取ってしまう。我妻由乃に守られながら何とか危機を切り抜けようとする雪輝だったが、同じクラスの生徒達に裏切られ、みねねの前に連れ出されてしまう。みねねだけでなく周りの生徒も敵だと悟った由乃は、必死に雪輝を守ろうと奔走する。そして刑事であり「4th」でもある来須圭悟が現れ、彼の助けもあって雪輝と由乃はみねねを撃退し、片目を貫かれたみねねはそのまま逃亡する。事件のあと、来須は雪輝達に同盟を持ちかけ、雪輝達は彼の保護や協力を得られるようになる。後日、来須の指示で遊園地で由乃と過ごす事になった雪輝は、その中で彼女の普通の少女らしい一面を目にし、次第に意識するようになる。それでも由乃への疑いが捨てきれない雪輝は、彼女に本当の目的を問うのだった。

御目方教編(第2巻~第3巻)

逃亡した雨流みねねが御目方教に捕らえられた事が判明し、天野雪輝我妻由乃来須圭悟と共に、御目方教の屋敷へと向かう。雪輝は御目方教の教祖であり、日記所有者「6th」でもある春日野椿と謁見し、未来日記に死の予知が出現した彼女から、協力を求められる。そして地下でみねねを監視していた「12th」平坂黄泉が動き出し、高い聴力と催眠術を駆使して雪輝達に襲いかかる。催眠術をかけられた信者達は不穏な動きを見せ、由乃は雪輝を連れて教団から一刻も早く脱出しようとするが、椿の身を案じる雪輝はそこに留まろうとする。しかし平坂の催眠術であやつられた信者達が雪輝達を襲い始め、ついには平坂も現れる。由乃の機転で何とか平坂を倒した瞬間、椿は雪輝を裏切り、由乃は体調を崩してそのまま信者達に拘束されてしまう。

豊穣礼佑編(第3巻)

御目方教での事件が終わり、天野雪輝は久しぶりに母親の天野礼亜と再会し、束の間の休息をとる事になる。しかし天野家には我妻由乃が先周りして、雪輝の部屋を掃除していた。由乃の存在を必死に隠そうとする雪輝だったが、結局彼女の存在は礼亜に知られてしまう。しかし礼亜と由乃は、すぐに意気投合して仲よくなり、しばらくのあいだ、由乃は天野家に泊まる事になる。二人の様子に少し安心した雪輝だったが、礼亜の同僚の息子である幼児の豊穣礼佑を3日間預かる事になる。あどけない幼児のふりをしている礼佑は、実は由乃が御目方教の事件で殺害した、信者の息子だった。同時に日記所有者「5th」でもある礼佑は、あの手この手で雪輝と由乃の命を狙おうとする。礼佑の本性に気づき、礼亜を守りながら礼佑から未来日記を奪おうとする雪輝達だったが、肝心の彼の未来日記はどこにも見つからなかった。そして雪輝達は礼佑の罠にかかり、家中に毒ガスが充満してしまう。

月島ケンネル編(第4巻~第5巻)

天野雪輝我妻由乃は新しい学校に通う事になるが、二人は別々のクラスだった。新しいクラスで友人ができるか心配する雪輝だったが、そこには前の学校のクラスメイトでもある高坂王子がいた。悪態をついてくる高坂に戸惑う雪輝だったが、新たに出会った日野日向、野々坂まおと友人になり、放課後は彼女達と遊ぶ事になる。しかしその出会いは、新たな日記所有者との戦いの幕開けだった。雪輝と由乃は日向に誘われ、犬舎「月島ケンネル」に向かう事になる。しかし、複数の狩猟犬が日向を襲い、雪輝達は殺人能力を備えた狩猟犬達に追われる身となってしまう。命の危機が迫る中雪輝は、探偵少年であり、新たなクラスメイトでもある秋瀬或に命を救われる。そして避難した建物内で、死んだはずの日向が現れ、雪輝を人質に秋瀬を狙う。人質に取られてしまった雪輝の「無差別日記」とコインで勝負する事になった秋瀬は、由乃と手を組んで無差別日記のスキを突き、心理戦を通して日向を追い詰めていく。勝負は秋瀬達が勝利し、雪輝は日向達と和解する。そしてみんなの前で「自分の彼女」として由乃を紹介する事で、日向に嫉妬していた由乃を抑える事に成功する。しかしこの出来事をきかっけに、由乃はますます雪輝を好きになり、雪輝はさらに彼女に振り回される事になってしまう。事件のあと、秋瀬の計らいで雪輝と由乃は結婚式の見学会に行く事になる。見学会の中で雪輝は由乃の少女らしい一面を目にしながら、「我妻家で見たあの光景さえなければ」と迷い始める。見学会を終えた二人は我妻家に戻るが、我妻家を調査していた秋瀬が現れ、雪輝に衝撃の事実を告げるのだった。

逃亡と監禁編(第5巻~第6巻)

天野雪輝と同盟を組み、これまで彼を守ってきた来須圭悟だったが、ある日、雪輝と我妻由乃を警察署に呼び出す。取調べ室の中で本性を現した来須は、雪輝と由乃に犯罪を行なわせる事で二人を追い詰めようとする。来須の策略で警察に追われる身となってしまった雪輝と由乃は、逃亡犯となって病院に逃げ込む。その病院で雨流みねねと再会した二人は、来須の息子の病室に案内され、来須が神を目指す理由を知る。一時的にみねねと協力する事になった雪輝達だったが、来須の家族を人質に取ったみねねの交渉は失敗し、三人は絶対絶命のピンチに陥る。雪輝は来須に捕まり、由乃は命を投げ打って雪輝を救おうとする。何とか来須に勝利した雪輝は後日、由乃と二人で星を見に行く事になった。星がよく見えそうな丘に辿り着いた二人だったが、由乃は雪輝を薬で眠らせ、そのまま彼を監禁してしまう。一方、秋瀬或、日野日向、野々坂まお、高坂王子の四人は、快気祝いを兼ねて温泉街に旅行に来ていた。秋瀬は行方不明となった雪輝の安否を心配し、彼と由乃の居場所をつき止めようとする。何とか二人の居場所を見つけた秋瀬達だったが、由乃の罠にはまり、地下室に閉じ込められてしまう。コンクリートで生き埋めになる危機が迫る中、秋瀬は由乃に向かって衝撃の事実を突きつける。

二人組の日記所有者編(第6巻~第7巻)

新しい日記所有者の未来日記の情報をつかんだ秋瀬或は、天野雪輝を守るために高坂王子の邸宅にて、敵を迎え撃つ作戦を考える。しかし、作戦開始直後に謎の停電が発生し、敵に侵入されてしまう。侵入して来た敵は「8th」上下かまどの「孫日記」所有者だったが、同時に彼らは「7th」の二人組である戦場マルコと美神愛だった。強力な敵に出くわしてピンチになった雪輝の前に、しばらく雪輝から離れていた我妻由乃が突如現れる。雪輝は由乃と共にマルコと愛のコンビを迎え撃つ事になったが、マルコ達は強力な連携プレーで、次々と攻撃を仕掛けてくる。雪輝はマルコから、由乃に頼りきりである事を指摘され、彼に敗れて負傷してしまう。重傷を負った雪輝と由乃は入院し、二人の未来日記も敵に奪われたままだった。そんな時、雪輝の父親、天野九郎が見舞いに訪れ、久しぶりに九郎と再会した雪輝は、天野礼亜と離婚したままの九郎に再婚してほしいと願う。雪輝となかよくしている九郎を見て安堵した由乃だったが、九郎が雪輝の携帯電話を狙っている事に気づき、九郎に疑いを持つようになる。後日、雪輝と由乃はマルコ達に呼び出され、九郎を連れて桜見タワーに向かう事になる。未来日記を取り返すために戦う雪輝達だったが、怪しい動きを見せる九郎、そしてマルコ達の圧倒的な連携に苦戦する事になる。

由乃の過去編(第8巻)

日記所有者同士のサバイバルゲームが始まる約1年前、我妻由乃は「将来の夢」のアンケートを書けずに教室に残っていた。由乃は同じ理由で残っていた天野雪輝とある約束を交わした事で、彼に好意を寄せるようになる。雪輝を密かに追い回すようになった由乃は、彼がクラスメイトの若葉萌絵にラブレターを渡そうとしている事に気づく。文化祭の買出しに行く事になった雪輝と萌絵を尾行し、着ぐるみで変装した由乃は、あの手この手で二人の仲を妨害しようとする。何とか雪輝と萌絵が両思いになるのを阻止できた由乃は、そのまま自宅に帰宅する。そこには鉄の檻と、その中で白骨化した死体があった。

11thとの決戦編(第8巻~第10巻)

サバイバルゲームの中、天野礼亜を失った天野雪輝は、そのショックで家に閉じこもってしまう。その後、天野九郎と再会した雪輝は自首を促すものの、謎の男達が現れ、九郎が刺殺されてしまう。父親をも失った雪輝は、日記所有者とのサバイバルゲームに勝利して神を目指す事を決意する。そして雪輝は、我妻由乃と共に消息を絶っていた。5日後、不穏な動きを始めていた「11th」は、デウス・エクス・マキナに雪輝と由乃をサバイバルゲームから除名するよう提案する。その瞬間、雪輝と由乃が姿を現し、二人はほかの日記所有者の前で、「11th」の正体が桜見市長のジョン・バックスであると暴く。こうして生き残ったすべての日記所有者達が出揃い、サバイバルゲームは終盤へと向かう。市長であるジョンは巨大な権力を有するだけでなく、強力な未来日記を所有していた。ジョンに対抗すべく、雪輝は上下かまどとその子供達と協力し、ジョンを狙うようになる。しかしジョンとの戦いの最中に、由乃に関する重大な情報を手にした秋瀬或が乱入し、雪輝にその真実を告げる。しかし雪輝は由乃の手を取り、再びジョンを追いかける。一方ジョンは捕らえたかまどと手を組むようになり、彼女の未来日記の力を手に入れ、桜見市民は孫日記を所有するようになる。神を目指す雨流みねねはジョンを狙い始め、桜見中央大学に一人で乗り込む。しかし、警備のスキをついたにもかかわらず、みねねの行動は何故かすべてジョンに先読みされていた。戦いの中で雪輝と再会したみねねは、一時的に彼と共闘する事になる。しかし、ジョンはあと一歩のところでツインタワービルの大金庫室の中に逃げ込んでしまい、みねねと雪輝の作戦は失敗してしまう。西島真澄を見殺しにされた事に対し、雪輝への怒りが収まらないみねねは、雪輝を追い詰めようとする。

世界の崩壊編(第10巻~第11巻)

崩壊が始まった世界で、死んでしまった人間、そして自分が殺してきた人間を生き返らせるため、天野雪輝はサバイバルゲームを勝ち抜き、神の座を勝ち取ろうとする。ジョン・バックスに勝利した雪輝は、生き残った日記所有者の上下かまどを狙い、我妻由乃と行動を共にしていた。一方、由乃を疑い、彼女の正体と本当の目的を探ろうとする秋瀬或は、日野日向達と協力しながら、雪輝を止めようとする。秋瀬はかまどの協力を得て、日記所有者達の行動を予知する孫日記「探偵日記」を所持するようになり、その力を駆使しながら由乃と交戦する。一方、日向達は雪輝を説得しようとするものの、彼女達の言葉が信じられない雪輝は、次々と友人を殺害してしまう。負傷しながらも何とか雪輝のもとに辿り着いた秋瀬は、由乃に関する真実を雪輝に伝えようとするが、由乃の不意打ちを受け、そのまま命を落としてしまう。友人達を失った雪輝達はかまどを殺し、残る日記所有者は、雪輝と由乃だけとなった。世界が滅ぶ7月28日までの残りの時間を、我妻家で過ごす事になった雪輝は、かすかに由乃を疑いながらも、彼女の気持ちに応えようとする。

3周目の世界編(第11巻~第12巻)

さらなる崩壊を始めた世界で、天野雪輝我妻由乃と共に過ごしていた。最後の勝者が決まらなければ、世界の崩壊を止める事はできないという状況で、雪輝は神を目指すのをやめ、由乃を殺さないと宣言する。それを聞いた由乃は、突如雪輝に凶器を向け始める。ムルムルの話で由乃に関わる真実と、彼女の真の目的を知った雪輝は、神となった由乃につき落とされてしまう。自分の過ちを悟った雪輝は、再び繰り返されるサバイバルゲームを止める事で、由乃自身を救おうと決意する。神となった由乃が「3周目の世界」へと向かう中、雪輝は死んだはずの雨流みねねと再会する。みねねと共に由乃を止めるために、すべての始まりの場所である桜見中学校へと向かった雪輝は、神となった由乃との最後の戦いに挑み、みねねはムルムルと対峙する。しかし雪輝は、由乃の力で幻覚空間に幽閉されてしまい、由乃の名前と存在を記憶から消されてしまう。幻覚空間の中で、死んだはずの両親と共に幸せな時間を過ごす雪輝は、ずっと夢見ていた星空を家族で見に行く事になる。しかし星の見える丘に向かう途中で、本当に愛する人の名前と過去を思い出した雪輝は、両親が見守る中で、由乃の名を叫ぶのだった。

登場人物・キャラクター

主人公

桜見中学校に通っている、中学2年生の少年。愛称は「ユッキー」。昔から周囲とあまり交流せず、「傍観者」として過ごしてきたため、学校ではやや浮いている。ダーツ投げが得意で、自室で運試しに毎日投げるだけでな... 関連ページ:天野 雪輝

天野雪輝のクラスメイトの少女。中学2年生。日記所有者の一人「2nd」として、サバイバルゲームに参加している。成績優秀、容姿端麗な事から、学校中の生徒のあこがれの的となっている。一見明るく朗らかな少女に... 関連ページ:我妻 由乃

火山 高夫 (ヒヤマ タカオ)

桜見中学校の男性教師。天野雪輝の担任。赤茶色の長髪を後ろに束ねている。実は日記所有者の一人「3rd」でもあり、未来日記「殺人日記」を所有している。またサバイバルゲームが始まった頃に世間を騒がせていた通り魔でもあり、殺人を犯す際は髪を下ろし、ガスマスクとゴーグルで顔を隠している。雪輝の担任であったため、彼が日記所有者である事にすぐに気づき、真っ先に彼を狙う。しかし、我妻由乃の協力を得た雪輝のダーツで日記を破壊され、返り討ちにされてしまう。またこの出来事は、雪輝がほかの日記所有者にマークされるきっかけにもなっている。所有する殺人日記にはターゲットの潜伏先や殺し方といった、殺人の状況が記されている。ただしターゲット以外の事は予知できず、ターゲット以外の不測の状況が起こった場合などは、不利になりやすい。名前の由来は、ローマ神話の火山の神「ウゥルカーヌス」。

来須 圭悟 (クルス ケイゴ)

桜見市警察署で刑事課長をしている男性。日記所有者の一人で、「4th」としてサバイバルゲームに参加している。正義感が強く、神を目指さずにサバイバルゲーム自体を潰そうと考えている。天野雪輝、我妻由乃とは「未来日記同盟」を組み、彼らを護衛しながらサポートするようになる。所有する未来日記は「捜査日記」で、刑事として知りうるであろう事件や犯罪に関する捜査内容が予知されている。記される情報は桜見市警察署が管轄する事件に限られているものの、質・量共にその情報量は圧倒的となっている。ただし事件や犯罪と関係ない情報は記述されず、犯罪者以外の行動はつかみにくくなっている。また刑事としての捜査権限がなくなると無効化してしまうという弱点も持つ。警察をバックに据えているため、雪輝にとって強力な味方であると同時に、恐るべき強敵でもある。当初は雪輝達と同盟を組んだ味方であったものの、自分の息子が心臓病で長くないと判明した際に雪輝達を裏切り、息子を救うために神を目指すようになる。この際に雪輝達との同盟を破棄すると同時に、彼らを警察署に呼び出し、犯罪者に仕立て上げる。名前の由来は、ローマ神話の男神「メルクリウス」。

豊穣 礼佑 (ホウジョウ レイスケ)

天野礼亜の同僚の息子。年齢は4歳。帽子をかぶり、パペットを両手に装着している。両親は御目方教の信者でもあったが、事件の中で死亡。礼亜がしばらく預かる事になり、天野雪輝、我妻由乃とも過ごす事になる。一見明るくあどけない性格の幼児だが、実は日記所有者の一人「5th」であり、所有する未来日記は絵日記型の「はいぱーびじょんだいありー」。幼いながらエリート意識が高く、「エリート的に」が口癖。生前の両親は仲が悪く夫婦喧嘩をしていたため、家庭に居心地の悪さを感じていた。両親を殺した仇でもある由乃には異様な執着を見せ、真っ先に彼女の命を狙っている。一方で礼亜の事は「礼亜ママ」と呼んで気に入っており、戦いの中で彼女を巻き込まないようにしていた。4歳とは思えぬほどの頭脳明晰で狡猾なところがあり、リュックに隠している毒薬や毒ガスを駆使して戦う。また豊穣礼佑自身の未来日記をたくみに隠し通し、由乃と雪輝を苦戦させた。所有する「はいぱーびじょんだいありー」は、絵日記という形で未来の出来事を示す。文字だけでなく絵という形で予知が表示されるため、重要な情報を得る事もできる。反面、ほかの未来日記とは異なり、1日3回までしか予知が表示されないという弱点もある。名前の由来は、ローマ神話の豊穣神「ケレース」。

春日野 椿 (カスガノ ツバキ)

御目方教の教祖と巫女を務めている少女。生まれつきの弱視で、普段は屋敷内の座敷牢のような場所で過ごしている。日記所有者の一人「6th」でもあり、同じく日記所有者である雨流みねねを捕らえたのをきっかけに天野雪輝、我妻由乃と出会う。未来日記に自身の死の予知が表示されたため、雪輝に協力を請うが、真の目的は由乃もろとも雪輝を殺す事だった。しかし、平坂黄泉に信者があやつられて作戦は失敗し、由乃を人質にするものの助けに来た雪輝に未来日記を破壊される。幼い頃に御目方教の教祖であった両親を亡くし、後見人となった幹部の策略で、信者の慰み者にされていた過去を持つ。これにより「こんな世界は消えてしまえばいい」と考えるようになり、日記所有者となってからは、世界を消すために神を目指している。両親の形見であった手毬を大切にしていたが、信者に陵辱された時に見失い、そのままなくしてしまう。巻物型の未来日記「千里眼日記」を所有しており、もともとは信者や御目方教への来客からの報告を記録した巻物だった。日記所有者となってからは、信者や来客からの未来の報告が予知として表示される。その情報の対象や範囲は広く、遠隔地の予知も得る事ができる。ただし、あくまで信者の視点による情報であるため情報操作には弱く、催眠術を駆使する平坂は天敵となっている。名前の由来は、ローマ神話の春と冥府の女神「プロセルピナ」。

戦場 マルコ (イクサバ マルコ)

日記所有者の一人「7th」の男性。恋人の美神愛と二人組で行動している。髪型は茶髪のリーゼントで、「カウンター馬鹿」と称されるほどにカウンター攻撃にこだわるケンカ好き。愛とは幼なじみでもあり、将来を誓い合った恋人同士。所有する未来日記は「交換日記」で、パートナーである愛の日記と対になっている。愛の行動や、愛の周囲の出来事が予知されており、愛の未来日記と連携して使用する事で多くの情報を得る事ができる。このため、連携プレーをした際はほかの日記所有者よりも優位に立てる事が多い。反面、愛と分断された時は情報が少なくなり、お互いが離れる事が弱点となっている。幼い頃に上下かまどの児童養護施設で育ち、桜見タワーに捨てられていた愛と出会い、共に施設で育った。戦場マルコ自身の未来日記以外にも、かまどの孫日記として「常勝無敗ケンカ日記」を所有している。敵である天野雪輝に対し、我妻由乃に頼りっぱなしである事を指摘するなど、女性を守る事や恋人への愛情には強いこだわりを持っている。このため、弱さを自覚し、由乃に任せて隠れると宣言した雪輝に激怒していた。名前の由来は、ローマ神話の軍神「マルス」。

上下 かまど (ジョウゲ カマド)

日記所有者の一人「8th」の女性。児童養護施設「母の里」の院長をしている。頭部が大きく3頭身になっており、エプロンと帽子を着用している。戦場マルコや美神愛などを引き取って育てた、育ての親でもある。大らかで面倒見のいい性格で、施設で育った子供達からの信頼は厚い。未来日記の事情を知っている宮代お鈴や難波太郎などから、サバイバルゲームの勝者になれるようサポートを受けている。所有する未来日記は「増殖日記」と呼ばれるサーバー型の特殊な未来日記になっており、服の下に隠された形で、つねに持ち歩いている。増殖日記自体はウェアラブルサーバーの機能を持ち、「孫日記」と呼ばれる別の未来日記を生み出す事ができる。孫日記はレンタルブログのようなシステムになっており、孫日記が破壊されても孫日記所有者や、大本である上下かまどが死亡する事はない。一見強力だが、何らかの理由で接続が切れてしまうと、使用不可能となる弱点もある。また増殖日記自体はあくまでサーバーでしかなく、この未来日記だけでは予知をしたり身を守ったりする事はできない。孫日記を持つ子供達のサポートを受けながら、サバイバルゲーム終盤まで生き残っていた。その後は施設を取り壊そうとするジョン・バックスと敵対し、同じくジョンを狙う天野雪輝と利害が一致し、協力関係になる。しかし、最初からかまど達を利用するつもりだった雪輝の裏切りを受け、子供達を失い、ジョンに捕まってしまう。ジョンの死亡後は秋瀬或達と協力関係になり、保護を受ける代わりに彼らに孫日記を提供した。名前の由来は、ローマ神話の竈の女神「ウェスタ」。

雨流 みねね (ウリュウ ミネネ)

日記所有者の一人「9th」。国際的なテロリストの女性。年齢は18歳。爆発物の扱いを得意としており、サバイバルゲームにおいても複数の爆弾を駆使して戦う。また変装も得意で、女性警官や看護師のふりをして潜入する事もある。桜見市に潜伏し、天野雪輝を狙って桜見中学校でテロ事件を起こし、校舎や生徒を爆破させた。しかし我妻由乃と雪輝の活躍で左目を刺され、そのまま逃亡する。所有する未来日記は「逃亡日記」で、テロ活動の内容や逃亡の方法、逃亡のルートなどが示される。逃亡に特化しているため、この未来日記がある限り警察などにも見つかる事はなかった。だが桜見中学校でのテロ事件後に逃亡中、春日野椿の「千里眼日記」にそのスキをつかれ、御目方教に捕らえられてしまう。その後は平坂黄泉の拷問を受け、負傷していた左目をえぐられたあとで逃がされ、しばらく潜伏していたが、密かに来須圭悟に同盟を持ちかけられて取引をしていた。しかし、雪輝達が警察に追われるようになった際、来須との同盟を破棄して雪輝達と共に来須を倒す。幼少期は紛争の絶えない地域で暮らしていたが、宗教紛争で両親を失い、過酷な環境で孤独に生きていた過去を持つ。これにより神を憎んでおり、宗教関係を対象にテロを起こすようになる。現在はサバイバルゲームの勝者となり、神であるデウス・エクス・マキナの殺害を最終目的としている。テロリストとしてのやり口は過激派で、目的のためなら子供相手でも容赦はしない。その一方で小動物と戯れたり、西島真澄に告白されてときめくなど、時おり女性らしい一面も見せる。男勝りな性格だが、年下の雪輝達に対しては面倒見がいい。サバイバルゲーム終盤ではジョン・バックスを狙って単身で動いていたが、西島にプロポーズされ、彼と共に行動するようになる。桜見中学校で戦って以来、雪輝の事は何かと気にかけており、由乃を早めに倒すよう忠告したり、彼を心配する秋瀬或に手を貸したりもした。名前の由来は、ローマ神話の知恵の女神「ミネルヴァ」。

月島 狩人 (ツキシマ カリュウド)

日記所有者の一人「10th」の男性。人間よりも犬を溺愛している愛犬家。犬舎「月島ケンネル」を経営しており、愛玩犬だけでなく多数の狩猟犬を飼育している。飼っている犬達に異常なまでの愛情を注いでおり、自身の食事がカップヌードルだけなのに対し、犬達にはステーキなどの豪華な食事を与えている。日記所有者と思われる人物を、殺傷能力を持つ狩猟犬を使って殺害していたが、秋瀬或に目をつけられるようになる。実は日野日向の父親でもあり、妻や日向とは別居していた。母親との再婚を望んでいる日向に「神になって家族とやり直したい」と持ちかけ、自身の未来日記である「飼育日記」を日向に渡す。所有する飼育日記には、狩猟犬への命令や、遠吠えによる報告内容などが示される。また通話機能を使って狩猟犬に直接命令を出す事もできる。日向を通して秋瀬を狙っていたが、日向が彼らに敗北した際に最期の言葉を残し、来須圭悟に銃殺されてしまう。名前の由来は、ローマ神話の狩猟と月の女神「ディアーナ」。

ジョン・バックス

日記所有者の一人「11th」の男性。桜見市市長を務めている。デウス・エクス・マキナに対し、神の座を賭けたサバイバルゲームを提案し、未来日記を考案した人物でもある。市民を思う善良な市長を装っているが、敵である上下かまどの児童養護施設を解体するなど、その本性は狡猾で冷酷。市長としての権力を持つだけでなく、強力な未来日記「The watcher」を所有している。この「The watcher」はかまどの「孫日記」を含めた、すべての未来日記の内容を覗き見る事ができる。このため、ほかの日記所有者の行動を幅広く予知する事を得意とし、サバイバルゲーム終盤では雨流みねねの「逃亡日記」のスキをついていた。未来日記を所有していない者の情報を得る事はできずにいたが、かまどを捕らえてからはかまどの「増殖日記」を自身の持つコンピューター「HOLON」と接続させる事によって、桜見市民の携帯電話を孫日記化させる。これらを「The watcher」で覗き見る事によって、膨大な情報を得られるようになった。さらに秘書の黒崎竜司に「秘書日記」を持たせる事で、自分に関する予知もカバーしていた。手下を使って天野九郎を殺害し、天野雪輝、我妻由乃と敵対するようになり、サバイバルゲーム終盤はツインタワービルにて対峙する。名前の由来は、ローマ神話の酒の神「バックス」。

平坂 黄泉 (ヒラサカ ヨモツ)

日記所有者の一人「12th」の男性。丸い覆面をかぶった自称「正義のヒーロー」。覆面の下は銀髪の男性で、ヒーローとして活動する際は黒い全身タイツも着用する。全盲だが催眠術を得意としており、目が見えない代わりに聴覚に優れている。所有する未来日記は「正義日記」で、もともとは日々行った正義活動を記録した、ボイスレコーダーだった。未来日記になったあとは、未来に実行される善行や倒すべき悪人の情報を、音声の再生という形で予知できるようになっている。ただし、善悪の基準は平坂黄泉自身の主観に基づいている。御目方教を悪の集団とみなし、雨流みねねを利用して近づき、信者を催眠術であやつる事で混乱させ、壊滅に導こうとしていた。しかし、天野雪輝と我妻由乃によって作戦が失敗し、春日野椿を道連れにしようとしたが、由乃に敗北して命を落とす。基本的な善悪の基準は「勝った方が正義で、負けた方は悪」となっており、その正義感は少々歪んでいる。ただし悪とみなした者以外は、たとえ日記所有者であっても助けようとしており、捕らえられたみねねを逃がしたり、雪輝に助言をする事もあった。その風貌から周囲に怪しまれる事が多く、正義活動をしているつもりでも、不審者扱いされたり、強盗に疑われる事もある。名前の由来は、ローマ神話の冥界の神「プルートー」と、日本神話の「黄泉比良坂(よもつひらさか)」。

デウス・エクス・マキナ

すべての時間と空間を支配する神・時空王である。自分の跡を継ぐ者を選出するために12の未来日記を作り、所有者たちによるサバイバルゲームを企画した。非常に大きな身体を持ち、仮面のような顔を持つ。天野雪輝が想像の中で生み出した架空の存在だったはずが、雪輝の意思とは無関係に存在。 雪輝の空想に寄生している存在ともいえる。

ムルムル

時空王・デウス・エクス・マキナの小間使いを務める存在。小柄で褐色の肌の女の子の姿をしている。デウスに絶対服従しているわけではなく、独自に何かを画策。サバイバルゲームの進行に干渉してくる。

秋瀬 或

天野雪輝の新しいクラスメイトで、世界的な探偵を目指す銀髪の少年。普段からさまざまな捜査活動しているため、学校を休んでいる事が多い。桜見市で発生したさまざまな事件を追っているうちに、それらの多くが雪輝に関連している事に気づき、彼に興味を持つようになる。日記所有者ではなかったが、これらの調査活動と雪輝への接触をきっかけに、雪輝をサポートする形でサバイバルゲームに干渉していく。当初は雪輝の事を事件の重要な手がかりとして見ていたが、次第に友人以上の好意を抱くようになり、彼を危険から守ろうと行動するようになる。一方で雪輝といっしょにいる我妻由乃に強い疑いを抱いており、由乃に関して雪輝に注意を促す事が多いため、彼女からは嫉妬されたり疎まれる事が多い。月島狩人を調査しているうちに日記所有者の一人に疑われ、彼の娘である日野日向に狙われるようになる。月島ケンネルの事件で雪輝を助け、日記所有者ではない事を明かし、心理戦で日向に勝利して事件を解決に導く。以降は由乃を疑い、我妻家を調査しながら、雪輝をサポートするようになる。雪輝が由乃に監禁された事件を機に、西島真澄や雨流みねねとも協力するようになり、サバイバルゲーム終盤では上下かまどとも協力関係になる。頭脳明晰で身体能力にも優れ、目的のために女性を口説く事もある。正体はデウス・エクス・マキナによって創造された、世界の因果を記録する「観測者」。ただし秋瀬或自身は、観測者という自覚をまったく持っていなかった。一度はデウスに消されかけるものの復活し、雪輝を助けるために自分の意志で行動する事を宣言し、現実世界に帰還する。この際に、普段から調査の記録をつけていた日記を孫日記化した「探偵日記」を得ており、日記所有者の行動を予知する事ができるようになる。

天野 九郎 (あまの くろう)

天野雪輝の父親。雪輝の事は「雪君」と呼んでいる。気さくだが遊び癖があるいい加減な性格で、借金は300万円もある。女好きでスケベな面があり、看護婦のふりをしていた雨流みねねの事もすぐに気に入っていた。妻の天野礼亜とは、借金が原因で1年前に離婚している。息子の雪輝ともしばらく会っていなかったが、雪輝が入院した際に見舞いに訪れた病院で再会する。何者かに雪輝の携帯電話を破壊するよう指示されており、借金を帳消しにするために雪輝の携帯電話を狙っていたが、未来日記関連の事はまったく知らずにいた。その後、戦場マルコに呼び出された雪輝達の戦いに巻き込まれ、改めて雪輝の携帯電話を破壊しようとするものの失敗し、タワーが崩壊した際に一人で逃亡する。

西島 真澄 (にしじま ますみ)

桜見警察署の刑事の男性。来須圭悟の部下で、来須と共に天野雪輝を護衛していた。その後は来須の死をきっかけに、未来日記とサバイバルゲームの存在を知り、雪輝や秋瀬或に協力するようになる。のちにジョン・バックスと一人で戦おうとする雨流みねねと再会し、彼女に強引にプロポーズし、ジョンを倒す戦いに協力する。

宮代 お鈴 (みやしろ おりん)

幼い風貌の女性。上下かまどの児童養護施設「母の里」で、お手伝いをしている。未来日記の事を知っており、同じく施設で育った者達と共に、かまどをサバイバルゲームの勝者に導こうとしている。また御目方教にも、信者として潜入していた。かまどの孫日記「養護施設日記」を所有しており、施設の子供達の行動を予知できる。ジョン・バックス襲撃の際は天野雪輝に協力していた。

日野 日向 (ひの ひなた)

関西弁で話す少女。天野雪輝が新しい学校で出会った。気さくで明るい性格で、高坂王子に絡まれていた雪輝を助けた事で友人となる。実は「10th」月島狩人の娘であり、家族でやり直したがっている父親の言葉を信じて、秋瀬或を狙っていた。狩人の未来日記と狩猟犬を使って雪輝を餌に秋瀬をおびきよせるものの、秋瀬との心理戦に敗北し、雪輝と和解して改めて友人となる。これ以来雪輝に恩を感じるようになり、雪輝を助けるために、秋瀬や野々坂まお、高坂と共に行動するようになる。のちに上下かまどの孫日記所有者となり、友人達との交流が記された「友情日記」を持つようになる。

天野 礼亜 (あまの れあ)

天野雪輝の母親。ゲームプログラマーをしている。普段は仕事で忙しいため、家にはほとんどおらず、雪輝とはたまに会う程度。夫の天野九郎とは、1年前に離婚している。明るくて人当たりのいい性格だが、遠慮がなく強引な一面もあり、雪輝には敬遠される事もある。我妻由乃の本性にも気づいておらず、彼女の事を気に入り、雪輝との仲も認めている。雪輝の変化や未来日記関連の事はまったく知らずにいるが、同僚の息子である豊穣礼佑を預かったのをきっかけに、何かと事件に巻き込まれるようになる。

美神 愛 (みかみ あい)

日記所有者の一人「7th」の女性。同じ「7th」の戦場マルコと二人組で行動している。マルコとは幼なじみでもあり、将来を誓い合った恋人同士。所有する未来日記は「交換日記」で、パートナーのマルコの日記とは対になっている。マルコの行動やマルコの周囲の出来事が予知され、マルコの未来日記と連携して使用している。戦闘の際は複数の投げナイフを暗器のように投げて戦う。幼い頃に両親に桜見タワーで置き去りにされた際にマルコと出会い、上下かまどの児童養護施設に引き取られ、マルコ達と共に育った。自身の未来日記以外にも、かまどの孫日記として「逆ナン日記」を所有している。また「6th」の春日野椿を探るべく、信者として宮代お鈴と共に、御目方教に一時的に潜入していた。名前の由来は、ローマ神話の美と愛の女神「ウェヌス」。

野々坂 まお (ののさか まお)

天野雪輝が新しい学校で出会った少女。日野日向の親友。お嬢様口調で話す。おっとりした性格で、趣味は写真撮影。日向には親友以上の特別な感情を抱いており、家族のために行動している日向の事情を知ったうえで、彼女に協力していた。我妻由乃に刺されて負傷するものの命を取りとめ、回復後は日向と共に、雪輝達に協力するようになる。のちに上下かまどの孫日記所有者となり、日向の成長が記された「ラブラブ日向日記」を持つようになる。

黒崎 竜司 (くろさき りゅうじ)

ジョン・バックスの秘書をしている男性。ジョンの事は「メイヤー」と呼んでいる。上下かまどの孫日記「秘書日記」を持ち、ジョンの行動を記録・予知できる。これを駆使してジョンをサポートし、かく乱などに活用している。

高坂 王子 (こうさか おうじ)

天野雪輝のクラスメイトの少年。何かと雪輝に対し嫌味を言ったり、ちょっかいを出してくる。雨流みねねの起こした桜見中学校テロ事件の際は、ほかのクラスメイトと共に雪輝を裏切っていた。家はお金持ちで、巨大な邸宅がある。新しい学校でも雪輝と同じクラスになり、雪輝や日野日向を通して、月島ケンネルでの事件に巻き込まれる。その後は秋瀬或達と共に、何かと雪輝に協力するようになる。のちにランクアップシステムのあるレンタルブログに登録して日記をつけるようになり、上下かまどの孫日記を手に入れ、「日記所有者見習い」となる。ただしこれは、かまどが雪輝の周囲を探るための孫日記であったため、情報がかまどに筒抜けになるという理由で、雪輝に破壊されている。のちに携帯電話を買い直した際は、自分の輝く瞬間が示される孫日記「高坂KING日記」を持つようになる。

難波 太郎 (なんば たろう)

上下かまどの児童養護施設「母の里」で育った青年。愛称は「たー君」で、ぶかぶかの帽子をかぶり、サングラスをかけている。未来日記の事を知っており、戦場マルコやかまどをサポートしていた。かまどの孫日記「コピー日記」を使用し、ほかの未来日記の力をコピーできる。ジョン・バックス襲撃の際はコピー日記を活かして天野雪輝に協力していた。

集団・組織

御目方教 (おめかたきょう)

春日野椿が巫女と教主を務める新興宗教団体。もともとは椿の両親が教祖をしていたが、死亡後は幹部の船津が後見人となった。多数の信者がおり、信者達の未来の報告内容は、椿の所有する「千里眼日記」に予知という形で反映される。平坂黄泉には悪の集団と認識されており、信者が彼の催眠術にかけられたり、天野雪輝と我妻由乃の活躍によって多数の信者が死亡する。また死亡した信者の中には、豊穣礼佑の両親もいた。

その他キーワード

孫日記 (まごにっき)

上下かまどの未来日記「増殖日記」によって生み出された別の未来日記。基本的な機能や性質は未来日記と同じだが、デウス・エクス・マキナに選ばれた12人の日記所有者とは異なり、孫日記所有者は孫日記が破壊されても死亡する事はない。また、誰が孫日記所有者となるかは、かまどの意思で選択・削除できる。ただしサーバーであるかまどの増殖日記との接続が途切れると、その機能を失うという弱点がある。当初はかまどの運営する児童養護施設の子供達が孫日記を所有していたが、サバイバルゲーム中盤以降は高坂王子を始め、複数の孫日記所有者が現れるようになる。

日記所有者 (にっきしょゆうしゃ)

未来日記を所有する12人の人物。桜見市内に住む。それぞれの未来日記を使った、デウス・エクス・マキナによるサバイバルゲームの参加者でもある。このサバイバルゲームの生き残りとなった勝者は、デウスの後継者である新たな時空王(神)の座を得る事ができる。ただし最終的に神となれるのは一人のみであるため、日記所有者同士は互いの命を狙い合って戦う事が多い。それぞれの日記所有者は、「1st」や「2nd」などの、序数に基づいた通称で呼ばれる事が多い。このため所有者の大半は互いの本名や顔を知らず、未来日記などの情報を頼りに自分で探る必要がある。

未来日記 (みらいにっき)

デウス・エクス・マキナに選ばれた者が所有している日記の総称。未来の出来事を予知できる。天野雪輝や我妻由乃の携帯電話を始め、ノートや巻物まで日記の形態や機能はさまざまだが、いずれも本人や周囲に関する出来事を予知できるという特徴がある。未来日記を持つ者は、「日記所有者」と呼ばれている。ただし未来日記を破壊されると、その日記の所有者自身も命を落としてしまう。主に日記所有者同士のサバイバルゲームに使用されており、ほかの所有者の行動によって予知が変わると「ノイズ」と呼ばれるノイズ音が出るなど、さまざまな仕組みや特徴を持つ。また日記所有者同士の戦いによる自身の死が予知されると、画面などに「DEAD END」の文字が表示されるようになっており、この予知は簡単に覆す事ができない。デウスに選ばれた12人の日記所有者の未来日記以外にも、サバイバルゲーム中盤以降は、上下かまどの「増殖日記」から生み出された「孫日記」が現れるようになる。

書誌情報

未来日記 全12巻 KADOKAWA〈角川コミックス・エース〉 完結

第1巻

(2006年7月発行、 978-4047138391)

第2巻

(2006年10月発行、 978-4047138728)

第3巻

(2007年3月発行、 978-4047139121)

第4巻

(2007年10月発行、 978-4047139541)

第5巻

(2008年2月発行、 978-4047150263)

第6巻

(2008年6月発行、 978-4047150720)

第7巻

(2008年11月発行、 978-4047151307)

第8巻

(2009年5月発行、 978-4047152489)

第9巻

(2009年11月発行、 978-4047153233)

第10巻

(2010年3月発行、 978-4047154001)

第11巻

(2010年12月発行、 978-4047155800)

第12巻

(2011年4月発行、 978-4047156791)

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